トロント国際映画祭 ワールドプレミア 2015年9月11日
いよいよこの日が来ました! 『ゼロ・グラビティ』のときと違って、公開日などが決まったあとはあっという間でしたね。この記事では、TIFF での写真、批評などをまとめていきたいと思います。最近、まとめる、と言いながら口ばっかりになっていますが、今回はどうでしょうか(と自分に問う・・・)。できるだけ頑張ります。
今、書いているこの部分は基本情報としてトップに残し、下記に情報を追加していく形にしますね。
http://tiff.net/festivals/festival15/specialpresentations/our-brand-is-crisis
プレミア 9月11日 18:30 (日本時間9月12日 7:30)
記者会見 9月12日 正午~13:00 (日本時間9月13日 1時~2時) https://www.youtube.com/channel/UCJ_s4mjdf0ZWxdX21H5I2Bw/featured
TIFFのツイッターを見たところ、オープニング作品のレッドカーペットは、ライブストリーミングをしたようです。
https://twitter.com/TIFF_NET?lang=ja
Periscope というサイトのようですが、Google Chrome, Safari, Firefox で動画が見れるもよう。OBICの時もやるかどうか分かりませんが。
記者会見のライブストリーミングも分かり次第、投稿します。確かYouTubeでもすぐに見られた気がしますね。私は今回は記者会見はライブで見れないかもしれません。とにかく、楽しみです!
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2015年9月22日 - 批評について
例によって、まったく要約ができず、面目ないです。記者会見のまとめもできず。しかも、しばらくできそうにありません。サンディー情報では日本最速を狙ってきたのに。口ばっかりになってきてすみません。
批評は見つけるたびにざっと読んでいます。下記に何点かまとめたように、サンディーに関してはほぼ全部が好意的、なかには絶賛しているものも多いです。コメディーのタイミングやドラマの中で見せる表情、セリフ回しなど、強みがすべて発揮されているようです。主演女優賞レースにも出てくるだろうという予測。ただ、映画自体に対しては、とくに脚本に対する批判が大きい感じです。また、「白人が第三世界を救う話」として嫌がられている面もあるようで、エンディングが興ざめのような批評も多いですね。
私が受けた印象としては、サンディーの演技はキャリア・ベストではあるけれど、作品の弱さの影響もあって、オスカー・ノミネートは微妙なところ。映画が大ヒットすれば、後押しになるかもしれません。
賞はどうあれ、久々の映画。日本公開が早く決まってほしいです。
批評や記者会見について、ぽつぽつと投稿していくつもりではいますので、のぞきに来て下さいね。
インタビュー記事もあるし・・・。
2015年9月13日 -Vanity Fair 批評
まだ記者会見を見ておらず、夜まで時間がないのですが、Vanity Fair の批評がサンディーをとても褒めているので、リンクだけ入れておきます。要約は後で。
http://www.vanityfair.com/hollywood/2015/09/our-brand-is-crisis-sandra-bullock-toronto-review
2015年9月12日 - Deadline 批評
まず、記者会見はあと2時間ちょっと(午前1時より)で始まります。上記のYouTubeリンクで後からでも見られます。私は都合上、日曜日の夜に見ることになると思うので、その後、面白い内容だけでも要約できれば、と思っていますが、少し遅くなるかもしれません。
批評、インタビュー動画のリンク、写真などもまとめるのが遅くなってしまっています。少しずつ追加していく予定です。
さて、こちらはサンディーごひいきのDeadline のピート・ハモンドさんの批評ですが、絶賛です。ハモンドさんはベテランですが、ちょっと甘めかも・・・。
http://deadline.com/2015/09/sandra-bullock-george-clooney-oscars-toronto-film-festival-1201522372/
ブロックは間違いなく、オスカー・レースに戻ってきた。このキャラクターをあらゆる意味でモノにしている。おそらく、キャリア最高の演技。コミカルさとシリアスさを瞬時に、しかも繊細なトーンで切り替えている。男性から女性に代わったキャラクターについて、ワーナーのスー・クロールは、ブロック以外にはもはや考えられないと言う。
私は、ラフカット版を以前に観て以来、この久々に切れ味のいい政治風刺映画と、彼女の演技を称えるチャンスを待っていた。大統領選を来年に控えるアメリカでは、公開のタイミングとしてとてもよく、実際、クルーニーは、来年だと誰もが選挙の話にウンザリしているはずなので、この秋に公開したかったと語っている。この映画は映画ファンにもよく受け入れられるはず。ブロックは、アメリカ公開が成功することを願っているものの、政治をテーマにした映画は売るのが難しいことをよく知っているので慎重だ。しかし、この作品に関しては、私はうまくいくと思う。
2015年9月12日 - 上映後のQ&Aの動画リンク
質問も答えもはっきり聞こえませんが、サンディーがけっこう笑いをとってます。ヘアがどうの、という話は、もしかすると、映画の中でキャラクターのヘアが少し統一されていなかったのかも・・・。
またあとで批評の要約と、インタビュー動画を載せます。批評とその他の記事を分ければよかったなあと後悔しつつ・・・。
2015年9月12日 - Variety と The Guardian の批評
Varietyは2点あります。
サンディーの演技に対する批評で、とても褒めています。映画自体の批評はしておらず、ジョージや監督のコメントを載せています。とりあえず、批評部分のみ。
この映画は、政治をビッグ・ビジネスととらえ、マーケティング戦略展開と個人的な救済を描いているが、実のところは、サンドラ・ブロックのスター・パワーの独壇場になっている。ブロックは、派手でおいしいシーンと静かなシーンを見事に演じてオスカー・レースに参戦。何よりもすばらしいのは、この映画で彼女が、出演作ごとに新たな才能のひだを見せることができる稀有なスター俳優であることを我々に思い出させている。近年に比べ、今年の主演女優賞候補者たちは通常よりも激戦だが、ブロックの見事な演技は有力な候補にふさわしい。
2)http://variety.com/2015/film/reviews/our-brand-is-crisis-film-review-1201591362/
この批評は判断が少し難しいです・・・。「ブロックが演じたジェーン・ボディンは、この10年で最高の女性キャラクターのひとり。映画自体は、そう意図されたとはいえ、混乱気味」と書いてありますが、その後の部分はもう少しよく読んでから要約できそうならします。すみません~。
The Guardian の批評 - 映画に対しては厳しいですが、サンディーの演技には好意的。
監督のグリーンは、ドラマでもコメディでもエッジの利いた演出ぶりで名を成してきたのに、この作品ではその味が失われている。脚本も、パンチの効いたセリフの応酬になるはずが、それがうまくいっていない。ブロックは映画の欠点をものともせず、自分の長所を見事に生かした演技を見せている。ありきたりのコメディでは宝の持ち腐れになっているそのコメディ・タイミングが、この作品では最高の効果を見せ、神経質なキャラクターを脚本で描かれている以上のものに仕上げた。必要に応じて主導権を握り、体を張ったコメディでシーンを完璧なものにし、無理のあるクライマックスを意味深く、説得力あるものに変えている。ブロックとビリー・ボブ・ソーントンの掛け合いはもっと巧妙にできたはずなのに、監督はそれを練り上げることに失敗している。ほかの才能あるキャストたちも生かされていない。つまり、すべてがブロックの肩にかかったわけだが、彼女は難なくその役割を果たしている。映画は欠点だらけだが、ブロックの“ブランド”はひびさえ入っていない。
2015年9月12日 - The Wrap 批評
先ほどの短評を読んだあとでは、こちらの批評がものすごくよく見えます(笑)
http://www.thewrap.com/toronto-our-brand-is-crisis-lets-sandra-bullock-show-smarts-humor-politics/
要約しますと・・・(ストーリー部分は省略します)
『Our Brand Is Crisis』は気の利いた政治ドラマであり、アメリカの観客が共感してくれたらと願うような作品だが、現実にはそうならないことが多い。過去には、『ウワサの真相/ワグ・ザ・ドッグ』や『パーフェクト・カップル』のように、冷めた反応に合い、興収もよくなかった作品が、時間がたつにつれて、カルト・ファンを増やした例もある。トロントでプレミアを飾った『OBIC』も同じ道を歩きそうだ。
基になったのは実話のドキュメンタリーで、監督のデイビッド・ゴードン・グリーンはそれを頑張ってフィクション化したが、ジョージ・クルーニーによれば、撮影中に(ドキュメンタリーで描かれた)元大統領候補者たちから電話があったそうだ。この企画は8年間、放置されていたが、ブロックが男性キャラクターを女性に変えて演じたいと言ってきて、クルーニーとグラント・ヘスロブはすぐに同意した。
ブロックの鋭いコメディ・タイミングと、真面目くさった表情はセリフにうまく合っている。(上映後に)ブロックが登場すると、トロントの観客は「ブラボー!」と大喝采で迎えた。
これは緊迫感のある、よく練られた作品だ。唯一の問題は、こういうタイプの小品は、劇場公開ではしばしばほかの作品の中に埋もれてしまいがちだということである。政治の世界では(劇中のセリフのように)「傷つくのは避けられない」。同じことが、それを描いた巧妙な政治ドラマにも言える。
私は『ウワサの真相』も『パーフェクト・カップル』も見て、面白かったのを覚えています。そういう作品と比べられるようなら、この映画にも期待できそう。ヒットしないだろうという予測ですが、その予想は外れてほしいですね。
2015年9月12日 - レッドカーペット写真Part 2 と短評
写真はあとで、いいのをピックアップして載せるつもりです。とりあえず、リンクを。
http://www.wireimage.jp/search/#events?q=Sandra%20Bullock&s=1
http://www.zimbio.com/Sandra+Bullock
試写後にQ&Aが行われ、短評がツイッターに流れています。スタンディング・オベーションはなかったようで、残念ながら批評もがっかりなものが多い感じです。
簡単にいくつか挙げると・・・・・・。
-『アルゴ』というよりは、ボリビアを舞台にした『デンジャラス・ビューティー3』
-政治を軽く扱いすぎて、白人が第三世界を救うような人種差別主義的な映画
-この映画で最大の関心は、(ムーニングをした)サンディーのお尻がホンモノか代役か。
-(監督)デイビッド・ゴードン・グリーンの退屈でありきたりな面が出た映画。残念ながら記憶に残らず、ほとんどの意味において気が抜けてる。
-この映画祭の悲惨な作品第一号。とんでもなくごちゃごちゃ。
-ゴードン・グリーンがこんなつまらない、トーンが混乱して、心を動かさない映画を作るとは!
・・・・・・と、まあ、散々です。なかにはまあまあの短評もありますが、
-サンドラ・ブロックはおそらくまたオスカー・ノミネートへの道を進むと思われるが、だからこそ、私は決して投票しない。
-サンドラ・ブロック的にはキャリア上で決して間違えないという感じ。
-コミカルで楽しいが、あるべき形での政治的重要性を描けていない。
-サンドラは傑出しているが、映画はたいしたことはない。
映画祭というのはかなり特殊な雰囲気になるので、最初に大盛り上がりをして、しばらくすると熱が冷めてアラが見えてくる・・・・・・というのはよくあるパターンですが、最初からここまで冷めた批評になると、賞レースにはあまり絡まない気がします。私は娯楽作品としてちゃんとヒットしてくれればいいなあと思っています。日本で公開されるには賞に絡むか、大ヒットするか、だと思うので、なんとかヒットのほうはよろしく!
賞レースに絡まないと、露出がなくなるのでその点が残念ですけども、どの作品もうまくいくわけではないですしね。あとは自分の目で確かめたいです。
明日の記者会見はちょっと心配ですね。
YouTubeで見ることができるようです。
https://www.youtube.com/channel/UCJ_s4mjdf0ZWxdX21H5I2Bw/featured
2015年9月12日 - レッドカーペット写真Part 1
ライブストリーミング、短かったですがちょっと見ました。いつものTIFFのサイン風景。最後にキャストやジョージと写真撮影で劇場の中へ。今頃、上映が始まっているはずです。写真は随時追加していきます。
写真、映画祭サイトが早かったですね。今回はヘアもメイクもドレスも、私の好みからは、うーん・・・という感じ。きれいですが。メイク、濃いな。
http://getfirstlook.com/photo/gqYPFK/2015-tiff-our-brand-is-crisis-premiere
コメントありがとうございます。
毎日のぞいてくださっているとのこと、うれしいです。
なかなか更新できず、申し訳ないです。
日本公開情報、まだないですが、なんとかやってくれるのでは・・・と期待しています。
Infamous は日本ではDVDも出ていないので、皆さんに見ていただけないのがほんとに残念です。
またよかったらコメントしてくださいね。
今回の脚本は、サンディーが読んだ時点でラストがどうだったのか分かりませんが、本人が望んで役の性別を変えさせたぐらいですから、脚本は納得済みのはずですよね。監督がそれを生かしきれなかったのか、スタジオの圧力で内容変更があったのか・・・。
賞レース、少しは絡んでほしいですね。
私も露出が増えるとうれしいですし。
GG賞ぐらいは何とか・・・。
それにしても、この5年間での彼女に対する評価の変化がいまだに信じられません。
批評の要約、がんばります。
演技に対して褒めてるのが多いので、やりがいがあります(笑)
でもやはり作品も評価されてこその賞レースですよね。
『幸せの~』の時も色々言われましたもんね。(グラヴィティで獲れていれば。公開される年って大事だなぁ)
いつも思うのはサンディもそれ(今回で言えば特にラストなど)を良しとしてるのかなぁと。
まぁ編集には口出しできないでしょうし、たかがファンの部外者が何を言ってもあれですがσ^_^;
ま、私はそれでも賞レース参戦を強く望みます!サンディ露出増えるから嬉しいですもん。
楓さん、ゆっくりでいいので批評の要約楽しみにしてます!(笑)
ありがとうございます。
私もホッとしました。
少なくともサンディーの演技は評価されてますよね。
この監督のほかの作品を見たことがないので、どんな感じかが分からないのですが、メジャー作品という大味さ、ご都合主義的な部分が出てしまったような印象があります。エンディングに特にそれが出ている感じなのかな・・・。
私もいくつか批評を読みましたがサンディは一定の評価をもらっているようで一安心。
本編をみていないのでアレですが、やはり予告編で感じたありきたり感が気になってました。監督に期待してたんだけどなぁ。
とにかく要約のお礼までコメントを!
引き続きよろしくお願いします!
久しぶりなのにざんねーん。
前髪を下ろすのもあまり似合わないのに。
米公開のプレミアに期待しましょう。
短評少しと批評1点の要約を投稿しました。
要約、頑張ります。
レビューは別記事にするかも~。
メイクが濃いし髪型も何だか妙にストレートでお菊さんの人形(古い)のよう・・・。
時々あるサンディが女装してるようにみえちゃうシリーズですね。角度によってはジョーカー(J.ニコルソンの)にも見えたり
同じ濃いメイクでもGravityのロンドンプレミアみたいのだと良かったんですが。。
同じ日の日中のPeopleのインタビュー映像も見ましたがその時の方がずっといいですね。
というかジョージ来ましたねー。代わりにBボブがいないのが寂しいです。
記者会見のストリーミングも楽しみにしますが、やはり各紙のレビューが気になるところ。
ファンとしては映画が見れるだけで嬉しい!のですが、批評がいいのに越したことはないですサンディが賞レースに参戦すると日々楽しいですもんね。
トレーラーを見る限り個人的には望みなさそうに思うのですが。。
長くなりましたが楓さん!是非批評の翻訳ざっくりでいいのでよろしくです!私の英語力ではニュアンスがわからないところも多々あるので頼りにしています!(笑)
Twitterでレッドカーペットの写真を見て、驚きました( ´゜д゜)
今回のドレス、髪型、メイク、どれもイマイチです…
一昔前の写真かと思った程です(笑)