皆さまいかがお過ごしですか?
春一番も吹いて、春の気配がもうそこまでと言う感じですね。
今回は、お客様が発想した家具を相談しながら製作したお話です。
お客様は新築の際、居間の一角に畳のスペースを造り、そこで就寝されているとのことでした。
当然そこには押入れのスペースは無く、起床後は布団を畳んで、部屋の端に置き、夜にまたその布団を広げて就寝するといったことの毎日だったようです。
お客様がお見えになられた時などいろいろ気を遣われていたようで、布団を収納する場所に悩んでおられたようです。
家をリフォームする依頼があった際に、この布団収納についてのお客様のお悩みがあり、それを解消したく、お客様自身に家具のイメージ発想があり、そのイメージなど参考に具体的な家具製作などの相談を受けました。
そのお客様の相談と発想とは…、布団を収納するにあたり、引き出し式にしたいが、布団を畳んで収納しても軽く引き出せるように、また、その上には他の小物や電話機など置けるように棚を付けて欲しい。通気性を確保したいので、底板に隙間を開けて欲しいということでした。
実は、いろいろ造作家具を製作して参りましたが、リビングなどに置ける棚のついた可動可能な布団収納は初めてでした。
設計段階でサイズや形を試行錯誤の上、ついに出来あがり納めることが出来ました。
正面から納めた写真です。
表面材は全て同じ色のメラミンとポリ板で製作してあります。
上部は本でも小物でも飾って収納出来るように棚と仕切を作ってあります。
見た目は中に布団を収納しているなんて判りませんよね?
布団を収納する引き出しの写真です。引き出しの下にはキャスターがついています。
底板はすのこになっています。
引き出しはフリーで本体と別々になっているので、完全に引きだすことが出来ます。
納めたい場所に合わせて、窓の高さに合わせて幅をぴたりと納まるように作ってあります。
脇に写っているファックスを棚の天板に載せます。
今回は、お客様の発想を相談しながら家具製作をした例です。
千広(せんひろ)デザインサービスでは、このような家具製作も多数おこなっております。
是非お気軽にお問い合わせください。