こんにちは
ひさしぶりのブログ更新です。
先日設計事務所様からの依頼でロールスクリーンを納めて来ました。
ロールスクリーンって?というご存知ない方に、ロールスクリーンの説明を少し…。
ロールスクリーンは、巻き取り式の布をメカによって昇降させることにより
目隠しや光を遮蔽または開放したりして調光するものです。
手動で直接降ろして、巻き上げはスプリングで自動的にというものと
脇のチェーンを引いて昇降させるものとになります。
両方の機能を合わせたワンタッチチェーンなるののもあります。
まあ、簡単に言ってしまえば、巻き取り式スクリーンカーテンとでもいいましょうか。
で、このロールスクリーンですが、最近はとても進化しているんです。
ちょっと前まで(すでに10年以上前なので、ちょっと前とは言えず、一昔前ですね!)
は、幅は200㎝(生地の継ぎは巻き上げた時にそこだけ膨らんでしまうのと、ちょっとでも
生地がずれると巻きズレを起こしてしまうので構造上無理です)までが通常だったのですが、
この最後の方でに紹介していますが、今では250~270㎝まで幅が出来るものも出てきています。
また、ロールスクリーンの生地は、従来は巻きズレ防止の意味もありスクリーン生地にシワが寄らないように糊付け加工のように生地をピンとさせるためスティーフナー加工というものを施したものがほとんどでしたが、今ではその加工をしていないスクリーン生地も数多くなりました。スティーフナー加工をしていないスクリーン生地のものは、そのまま簡単に取り外して洗濯機等でジャブジャブ洗えるウォッシャブル機能のものです。ウォッシャブル機能のないものはスクリーン生地にスティーフナー加工を施してあります。
それに、遮光スクリーン生地も数が増えました。昔は目の詰まった生地の薄いものでないとロールスクリーンには出来なかったのですが、今ではメカも良くなって遮光生地でも薄くなってきているということなんですね。
今回のお客様は、当然色彩が一番ですが、同時に遮光とウォッシャブルにもこだわってロールスクリーンを選ばれました。
以下がロールスクリーンの写真です(コーナ-出窓に、部屋側には遮光のロールスクリーンを、窓側にはレースのロールスクリーンを採用しています)。
まず、こちらの出窓ですが、天板をロールスクリーンを上げた時にロールスクリーン本体が隠れるようにボックスにしているので、ロールスクリーンを昇降させる際、本体に手が届かないため、脇のチェーンを引いて昇降させるチェーン式です。
また、写真ではわかりませんが、バーの色やチェーンの色が生地の色や壁紙などの色に合わせて選ぶことが出来ます。(写真のメーカー(タチカワブラインド)は、オフホワイト、ベージュ、ダークブラウン、ソフトシルバー、ブラックと5色対応しています。
これを部品色と言い、ロールスクリーンで生地以外の金属・プラスチック部分(外観から見える部分)の色をそれぞれ生地の色や壁紙等の色に合わせて選択出来るんです。
また、色を指定しないと白(オフホワイト)色になります。
…昔は白だけだったんですけどね…… ……
……いつの時代?…年代がわかってしまいそうですが…(汗)。
もう一枚の写真は、洗濯機でスクリーン生地の丸洗いの出来るウォッシャブルタイプですが、天井など手の届かないところに適しているチェーン式ではなく、プルコード式とかスプリング式とか呼ばれているタイプで、手が届くところの窓に適しています。
このタイプは降ろす時は、そのまま手で引っ張って希望の高さまで降ろせば、そのまま手を離せば止まります。
巻き上げるには、ちょっと生地を手で下に引くとストッパーのバネが解除されて巻き上がるという仕組みです。
この生地を引くウェイトバーには通常ひもがついているのですが、これもハンドル式(写真参照)などのものに変えて選ぶことが可能なんです。また、ハンドル式の他に写真のメーカー(ニチベイ)は、プルコードで4種類、ハンドル式クリップで3種類を用意しています。
次に紹介するのは、通常ロールスクリーンは幅200㎝までのが、大半ですが、最近は、メカの大きさがさほど変わらずに幅270㎝まで製作が出来るのが、増えてきました。
上の写真は、幅270㎝高さも250㎝あるロールスクリーンの写真です。前にご紹介した部品色も今回は腰壁や巾木・廻り縁に合わせて、ブラウン色で製作しています。こちらのメーカー(トーソー)は部品色は3色しかありませんが、別にメタルチェーンというのをオプションで用意してあります。スタイリッシュな感じになりますので、メタルチェーンを選ばれる方も多いです。
今回代表的なタイプのロールスクリーンのこだわりをご紹介させていただいたのですが、この他にも電動式や大型タイプ、小窓タイプやバス用、カーテンと同じようにレース(薄手)・ドレープ(厚地)を組み合わせたダブルタイプなど、さまざまなものがメーカーには用意されています。また、メーカーによって、こだわりも若干違いがありますので、いろいろ比較検討するのも楽しいですよね。
ロールスクリーンといえども、インテリアこだわる人にも充分に答えられるようになっています。
是非、ロールスクリーンをご検討の方やこれからご検討されようとしている方は、これらのことを参考に悔いやあきらめのないように商品を決めて下さい。
また、既にロールスクリーンをお持ちのかたは、ウォッシャブルのものではなくて、古くなって汚れてしまった場合、新たにロールスクリーンメカごとを交換しなくても、スクリーン生地だけの交換が可能な場合もありますので、メーカー等にご相談してみて下さい。
もちろん私達にご相談なども受けておりますので、お気軽にメールや電話でお問い合わせ下さい。
そして、購入のときになんの説明もなくご購入されて取付されてしまったお客さま、是非今度の機会にはこだわりをもって、良質のインテリア実現されて下さい。
そのときは、私達(千広デザインサービススタッフ)にご相談や問い合わせいただければ、精一杯対応させていただくつもりです。
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