紛糾は終わらない…。
巨人は２７日、朝日新聞の“契約金問題”をめぐる一連の報道が名誉を毀損したとして、今度は同新聞社の第三者機関「報道と人権委員会」に訂正記事とおわびの掲載を求めるよう、申し立てた。
朝日新聞は３月、上原浩治投手（３７＝現レンジャーズ）、二岡智宏内野手（３５＝現日本ハム）、高橋由伸外野手（３７）、阿部慎之助捕手（３３）、内海哲也投手（２９）、野間口貴彦投手（２８）の６選手の入団時の契約金が、球界で申し合わせた「最高標準額」を超えていたなどと報じた。
巨人はこの日、２００１年に「報酬加算金」という制度を導入して各選手との契約を結び直し、一定の条件をクリアした場合のみ年俸に追加して支払われるしくみにしたことを朝日新聞側に説明したにも関わらず、報酬加算金まで契約金に含めて報じられたと主張。
さらに、現在も巨人に在籍している４選手の実際の契約金総額を「計８億５０００万円」と明かし、阿部の契約金が１０億円、野間口が７億円、高橋が６億５０００万円、内海が２億５０００万円（計２６億円）と詳報した朝日の記事は「明らかな誤報」と断じている。
「このまま黙っていたら記事が本当だったように受け取られ、自分の野球人生を否定されてしまう」「書かれた選手は皆、試合中にひどいヤジを浴び、屈辱的な思いをさせられている」など４選手の談話も、選手名を特定せずに発表した。
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