（ＷＢＣ強化試合、ソフトバンク２－０ブラジル、２８日、ヤフオクドーム）ブラジル代表の“秘密兵器”がベールを脱いだ。
八回に登板したミサキは、チーム最年少の１６歳。
１３０キロ台後半の直球にスプリットなど落ちる球でソフトバンク打線を翻弄。
２失策で１点を失ったが安打を許さず、「低めに思ったように投げられた」と満足げに話した。
２歳まで静岡で過ごした日系３世。
日本の社会人チームに所属した父に野球を学び、高校２年生の今はアマチュアチームでプレーする。
５種類の変化球を操り、「将来は日本も含めプロにいきたい」と話す伸び盛りだ。
この日、投手陣は６人の継投で８四死球を献上。
来日後２試合で計２２四死球を与え、本大会前最後の対外試合でも制球に不安を残した。
それだけに右腕への期待は大きく、ラーキン監督は「リリーフで起用する。
日本戦でも戦力となってほしい」と期待を寄せた。
（小川寛太）
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