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貴乃花セールス、橋下市長へも…売れる?春場所

2012-03-01 18:23:03 | 日記

 3月11日に初日を迎える大相撲春場所(大阪府立体育会館)に向け、担当部長となった貴乃花親方(元横綱)が各所でPRしている。
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 昨年は八百長問題発覚で中止となったが、2年ぶりに開催される浪速の春の風物詩は、盛り上がるか。
 相撲界は相次ぐ不祥事からの信頼回復に取り組んでいる。無口だった平成の大横綱が「宣伝部長」に徹しているのは、「職責は重い。謙虚な姿勢であいさつ回りする」との思いからだ。
 39歳の最年少理事は、精力的だ。和服で来場した観客を自ら出迎える「和装特典」のアイデアを披露したのを手始めに、大阪市の橋下徹市長へのトップセールスを実現させ、吉本新喜劇にも出演した。大相撲番組の司会者として現役時代の貴乃花に取材したことがある落語家の桂三枝さんは「あんなにしゃべりませんでしたのに……」と驚きを隠さない。
 その変身は、相撲存続への危機感からだ。チケット販売を請け負う大阪相撲案内所組合の清水武組合長は「橋下市長らに宣伝できるのも、貴乃花親方だからこそ」と期待する。優勝22度を誇る元横綱を“大阪の顔”とした北の湖理事長の人事は成功と言えるだろう。
 ただ、不況で大口の顧客が減るなど厳しい現実も。「15日間、満員御礼にする」のが目標だが、まだ全席が完売した日はない。春場所担当の二十山親方(元小結栃乃花)は「問い合わせは増えているけど、常連だった企業などからの引き合いは少なくなったねえ」とため息をつく。
 元来、大阪は相撲熱が高い土地だ。熱心な後援者を意味する「タニマチ」は、大阪・谷町の医者が力士を無料で治療したことが語源とされる。また「荒れる春場所」と呼ばれるように、番狂わせが多い。季節の変わり目で体調管理が難しい上、タニマチからの熱心な誘いも理由とされる。
 過去の春場所を振り返れば、優勝5度中4度が大阪だった第46代横綱朝潮は「大阪太郎」の異名を取った。貴乃花親方(当時貴ノ花)が新大関だった1993年は兄の若花田(当時)が初優勝を果たし「若貴フィーバー」に。2000年には貴闘力が平幕最下位から優勝するドラマもあった。
 ただ、その大阪ですら、土俵へは厳しい視線が注がれている。横綱審議委員で、春場所の後援者らで作る東西会の岡本昭会長は「協会の取り組みはスピード感がなく、生ぬるい。一般企業なら、とっくにつぶれてまっせ」。
 相撲に目の肥えた大阪人の心を、2年ぶりとなる顔見せで再びつかめるか。最後は現役力士の奮闘にかかっている。(運動部 佐藤毅)
(2012年2月29日08時04分
読売新聞)


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