glee season5感想(ネタばれあり)

2014-12-07 01:47:15 | 海外ドラマ


こんばんは Kinuです

にBD/DVDが発売されたばかりのglee season5、さっそく全話一気見しました~

そういえばこんな展開だったな~と思い出しつつ
話や話では次に歌う曲が分かっているのにも関わらず泣いてしまったり・・
賛否はともかく、とりあえず無事season6に繋がるフィナーレを迎えられて良かったと思います





改めて全話通して視聴して思ったことは、本当に全てがただただ残念だったということ。
Cory Monteith(フィン役)が急逝したことも、途中ストーリーを変更せざるを得なかったことも、
season1から楽しく見ていたgleekとして本当に悲しくて仕方がありません。

あまりにも衝撃的な事態から幕開けしたseason5・・
個々の歌唱力は格段にレベルアップしているものの、やはりストーリー的にフィンがいないというのは
どう脚本を書き直したとしてもうまくはいかなかったのでしょうか・・?

10話まではとても面白くgleeらしく見終わった後にホッとできるような内容でした。
確かに多少のマンネリとすでにストーリーのまとめに入っているような感じではありましたが・・
それでも待望のTHE BEATLESウィークやパペットエピソードなど楽しみながら視聴していました。
けれども14話以降は・・完全に迷走している感が否めません・・

リアルタイムでは週に1話の放送だったのでさほど気にならなかったシーンも
season全体を通して視聴すると辻褄の合わなさや粗が目立つところが多々あって・・


ここから先は完全にネタばれありの感想になりますので、ご興味がある方は続きからどうぞ。
かなり酷評していますのでseason5がお好きな方は閲覧されないほうがいいかもしれません。
パフォーマンスに関しては本当に素晴らしく絶賛に値するseasonだったと思います。





前回season4から新メンバーが続々と入ってきたマッキンリー高校のglee部
season5ではseason4以上に新メンバーのパフォーマンスを期待していたのですが・・

初っ端からかなり大きなネタばれをしてしまいますが、glee部はなんと今seasonで廃部になります。
本当に残念、もうこの一言に尽きます。なぜ新メンバーでglee部を存続させなかったのか・・
season4season5前半と新メンバーのキャラ作りや話の展開をさせてきて実にもったいないです。

マーリージェイクライダーウェイドキティ
歌唱力がありダンスも上手くてそれぞれが魅力いっぱいの発展途上なキャラクターたちだったのに・・
glee部が13話で廃部になってしまったため、オハイオ編はこれにて終了。
14話以降はマッキンリー高校のキャストは一切登場しません。
フィギンズビーストエマも。再登場するのは17話でレイチェルの初舞台に行くウィルスーのみ。
番組プロデューサーが「オハイオ編が終了したのはCoryの死が影響している」と語っているので
仕方がないのかもしれませんが・・廃部になってしまったのは本当に残念な展開でした・・

何が一番悲しいって、結局全国大会2位で負けた格好のままglee部が廃部になってしまったこと・・
season6でまたマッキンリー高校にglee部が復活してくれればいいんだけれど・・
20話ラストでサムが音楽室からPC室になった教室を覗いているのは復活する伏線かなと思うのですが
これって私の希望的観測すぎるでしょうか・・?

season3からのメンバーだったジョーシュガーが何の説明もなく降板していたのも気になりました。
ブレインサムアーティジョージェイクライダーウェイドティナシュガーマーリー
キティ。そしてMITに入学したブリトニーseason4州大会のHall of Fameはすごく良かった・・
ブリは仕方がないとして、どうしてこのメンバーでそのまま全国大会に行かなかったのか疑問です。
season4ラストでglee部を辞めると宣言していたライダーも何事もなかったかのように音楽室に居て
あんなに拒絶していたウェイドを庇ったりして。season4との繋がりも全く感じられませんでした。


season5全話から感じたことは、やはりストーリーの方向性の見失いです。
『仲間を大切にすること、夢を諦めないこと、いじめや偏見に立ち向かっていく心の強さを持つこと、
何より自分自身を信じてありのままに受け入れて愛すること』をこれまで歌うことで表現してきたのに
その主役の一人、しかもリーダーがドラッグが原因で亡くなってしまって・・
キャストや制作に携わった方たちは本当に悲しくて悔しくて無念だっただろうと思います。
ただのー視聴者の私でさえ怒りにも似た残念な気持ちがずっと今でも燻っていますから・・

だからこそこのseason5はとても重要なseasonだったのに・・
どうしてこのような展開にしてしまったのか・・

困難に立ち向かっているのはカートだけ。成長しているのもカートだけ。
仕事や勉学に真摯に取り組む姿勢もあまり感じられず、毎回それっぽいセリフを言ってハグして終了。

キャラ改変も酷いです。
レイチェルは全然成長しないどころかあれだけ苦労して入ったnyadaを辞めてしまって
あれだけ必死に掴んだファニー役を仮病を使って休んでまでドラマのオーディションを受ける始末・・
最後にはLAに行くって・・あの凄まじいくらいのブロードウェイ愛はどこに行っちゃったの?

一番酷かったのはティナのKYさ・・ティナってこんなにウザいキャラでしたっけ?
途中からもう出て来ないでほしいとさえ思ってしまいました・・ティナ大好きだったのに・・

メルセデスの今更なバージン設定にもは?って感じでした・・
season3の10話で『燃え上がったひと夏の恋』ってサムと歌ったSummer Nights
なかったことになってるの?15話で川にコートを投げ捨てたシーンにも唖然・・

そしてNYウィルと一緒に来たスーは一体何がしたかったんでしょうか・・?

レイチェルのイメージアップのための犬の里親探しイベントも不愉快でした。
サムが無責任にも施設から犬を引き取ってきて数日間共に過ごすもメルセデスの私物を荒らしまくり。
結果飼えないからとまた施設に戻すか別の飼い主を探そうと言いだす始末。
だったら最初から引き取ってくるなよと・・結局この犬はサムセデスの仲を深めるためだけの存在・・

よりイメージアップを図るために足の不自由な犬と写真を撮りたいレイタナ
その犬を引き取りたいと申し出たいかにも普通の親子と渡す渡さないで口論になったときも
諦めて仕方なく立ち去る親子の後ろ姿を見て「気にしちゃダメよ、ダサい靴ね」とサンタナが暴言・・
セレブ気取りで一般人を見下すような発言にとても嫌な気分になりました。

サンタナの毒舌や暴言は今に始まったことではないけれど
今までは自分と同じか自分より強い人に啖呵を切るからカッコ良かったのに・・
どうしてこんなに最悪で嫌な女になってしまったんでしょうか・・

イベント終盤では歌いながらまるで物のように犬を新しい飼い主に渡していく。
このとき足の不自由な犬は一応最初に申し出た親子に渡るけれど・・親子にフォローや謝罪などなし。
レイタナが自分たちの非を認めて改めて親子に犬を預けるのならまだしも・・
そもそもあれだけ怒って帰っていった親子がまたイベントに笑顔で戻って来るなんて意味不明です。

サムセデスの犬も歌に合わせて適当な夫婦に渡り、最後はインタビューを受けて自画自賛して終了・・
自分たちが満足するなら、気分が良くなるためなら、一般人でも犬でも利用するような印象で・・
なんかもう色々と酷過ぎて・・見ていてとても悲しくなりました・・


ツッコミ所満載で上げればキリがないほどお粗末なストーリー展開。
視聴者数もかなり落ちて、話数も2話短縮されてしまった理由も納得です。
むしろ13話で最終回にしておけばよかったのでは?とさえ思えるほど。
本当にただダラダラと行き当たりばったりに進んでいるような感じで
正直歌うシーン以外は見ているのが苦痛なくらい。デュークボックスがあって本当に良かった。

結局一番成長したのはseason4から入ってきたglee部の新メンバーたちだったのではないでしょうか。
13話で『素晴らしい経験だった』とハグする5人がすごく良かった。もっと彼らを見ていたかった。
マーリージェイクライダーの三角関係やマーリーのシンガーソングライターへの夢など
season6では元glee部の生徒たちのその後もぜひやってこのモヤモヤを解消してほしいです。
NY編のストーリーはこのようなグダグダ展開が続くのならば見たいとは思いません。


歌のパフォーマンスに関してはどれも本当に素晴らしかったです。
1話のライバル校合同でのサプライズプロポーズ、3話のフィン追悼回、4話のガガvsケイティ、
10話のオハイオNYで歌ったHold On、11話の全国大会、12~13話の100話記念回。
特に3話と12~13話はシリーズを見続けてきたgleekにとってはものすごく感慨深い回です・・
ウィルも一緒に歌うDon’t Stop Believin’はイントロだけで画面が涙で見えなくなりました・・
13話のglee版『FRIENDS』の演出も面白くて良かったです。

NY編カートがバンドを結成しアメアイのAdam Lambert(スターチャイルド役)など加入して華やかに。
15話でカートが傷だらけの顔で歌ったI'm Still Hereは素晴らしくて心から拍手を送りたくなったし
17話のWho Are You Nowではレイチェル渾身の歌声とフィンの優しい笑顔に大号泣。
20話のPompeiiもシーズンラストにふさわしい爽快な力強い曲で本当に良かった。

ストーリー劣化、キャラ改悪など細かい事はつい忘れてしまうほど素晴らしいパフォーマンス。
season6も否応なしに期待させてしまうフィナーレは本当にこのドラマのすごいところです。
これだけ酷評したとしてもやはりseason6が心から楽しみな自分がいる・・
だからこそseason5後半の展開は残念で残念で仕方がありませんでした。


友人が『gleeはストーリーじゃなく歌を楽しむドラマ』と言っていましたがまさにseason5はその通り。
私のように隅々まで事細かくストーリーを見ている人は少数派なのかもしれません。
それでもseason1~4はストーリーもとても良くできていたので次も次もと大きく期待してしまうのです。

パフォーマンスの満足度と充実度は星5つ。ストーリーはオハイオ編終了とNY編迷走で星1つ
season5全体の評価は星3つといったところでしょうか。
gleekとしては3話と12、13話が入っているだけでもBDなど購入する価値はあると思います。
season6はぜひストーリーもパフォーマンスもFinalにふさわしい内容にしていただきたいです。





本家アナ雪エルサ役を演じ、gleeではレイチェルの母親シェルビー役を演じているIdina Menzel
にゲスト出演する予定ですね 今からとても楽しみです
ちなみに本家アナ雪の主題歌『Let It Go』を歌ったDemi Lovato
このseason5カートのバンドのメンバーでサンタナの新恋人ダニ役でゲスト出演しています
クリストフ役Jonathan Groffはgleeではseason1~3にジェシー役として出演していました
season6では第1話でレイチェル『Let It Go』を歌うことも発表されています

アナ雪がお好きな方はぜひgleeもチェックしてみてください




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