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セコい将棋オヤジ

将棋は踏み込みが大事


昨日は、
藤井聡太八冠がタイトルを失う
歴史的な1日でした。



マイクタイソンが、ダグラスに敗れる。

お前いつの時代の人間かよ、、
とツッコミが入りそうですが、
私にとって衝撃的な出来事であります。

たまたまというか、別の名目で年休を取っていたので
実況を見ることが出来ました。

最初にみた局面。

途中までは、AIの評価値的には五分ですが、

これを五分と見るのは、
人間ならよほど強い人に違いない。



藤井陣に飛車や角を打ち込まれても
王様からは遠く下手に打っても
補強されて更に硬くなりそう。
伊藤七段の方は、玉も薄く、一つ間違えたら
詰まされてしまいそうな感じで、
またいつもの藤井曲線が、、、

案の定、飛車を犠牲にして逃げ道を作る。
これでも、、厳しいか?



何故なら
7二玉の王手飛車。更には4三玉と逃げても、
この時、自分如きでも、飛車を取らずに
3四金と打って王手をかけられて、
4二玉と引いても、
更に王手を4三歩と打たれて、
攻めが止まらない展開が見える。



自陣が安泰なので藤井聡太八冠は、
無理はせず、飛車を取る。
この当然に思えた手が、、


反撃の狼煙に🔥を付けてしまうとは、
ちょっと想像できませんでした。
76歩はされて見ると納得ですが、
手持ちに大駒、桂馬があるので
素人目には、
すぐには見えない一手。

自分ならどっちに引くか迷う手ですが、
藤井聡太八冠は66銀と出る。
5四桂の両銀取が見えますが、
急所の66の打ち込みを消しながら
両取りをかけられたら、
更に55と出て攻めに拍車をかけるのか!
スゲーと思っていました。




本譜はそんな単純な展開にならず、
飛車をタダ捨てまでして得た手番を
逆にあの藤井八冠に渡す。
86歩。
相変わらず34金はあるし、
攻防を兼ねた83飛もあるし、、

びっくり‼️しまいました。

これは受けずに流石の藤井八冠も
攻め合うでしょう。

と思いましたが、

長考の末まさかの同歩。
これが王者の将棋と、
この時点では思いましたが、
結果的にこれが良くなかったようで、

最後はせっかく打った飛車が自陣に引かされて、


最後は負けてしまいました。

秒読みの中で、
最後の64桂も普通は指せない手で、
伊藤匠七段が一手間違えたら
逆転の局面になる。
というのはホント凄いです。

いつでも出来た34金のタイミングが違っていたら、
藤井伝説はまだ続いていた。

また新たな伝説を再び創造することは、
間違いないと思います。



将棋は踏み込みが大事。




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