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セコい将棋オヤジ

新たなアマ将棋棋戦を考える

7月15日(祝)の平塚七夕オープン将棋大会。
なぜかあと1名が1週間近く埋まらない状態が続いていますが、
それはさておき、
詳細は告知されていませんが、五類格下げ以後にも関わらず
567感染等で二転三転した令和最強戦が、四日市市で
開催されることになった。
以前の盛り上がりは難しいとしても、今年のアマ将棋R選手権では、
◯◯長を見事にカバーした東海ブロックの運営の方々が、
行うことになるので、過去2年よりは良い大会になる。
と個人的にはかなり期待しています。
 しかし、持ち時間の短い1日目は2勝2敗通過の予選に
トーナメント戦。
 2日目はベスト16のトーナメント制で優勝者を決定。
優勝者には賞金。
 コロナ禍で多くの賞金大会がなくなった中で、
まだ残って開催しているのはありがたい限りですが、
国のバラマキ政策と、円安の中で、急速に紙切れ化している
日本円でかつ以前よりも賞金額が少ない。
という中で
よほどの大金や、優勝したらデジタル人民元がもらえる。
(そんなの喜ぶのはおれだけか!)
等なら別ですが、優勝したらプロ棋士と対戦できる。
優勝決勝戦はプロ棋士による大盤解説
会場は 「陣屋旅館で対局」
優勝者は天童の将棋祭りで人間将棋が指せる。
将棋ウォーズで自分のアバターを作ってもらえる。
お金には代えられない賞や、世間的に話題を呼ぶ仕掛けがないと、
今後は、急速にジリ貧化していくことは避けられません。
これは自分の主催する将棋大会にも言えることですが、、

さて本題。
今回のテーマ
新たなアマチュア棋戦を考える。

まず申込方法。

事前申込制or当日受付。
どちらも一長一短があります。
事前申込制であれば、初めから、参加者の組み合わせや、
座席の配置等の準備がしやすい。等のメリットがあるものの。
事前の連絡や通知が面倒。キャンセルがあった場合は対応。
などのデメリットがあります。
当日受付の場合は、事前の申し込みの受付が必要ないため楽。
というのはありますが、
想定の申込者より多い会場やスタッフの準備が必要。
結果的に無駄が経費がかかってしまうことが多い。
当然、事前申し込み制にしても、キャンセルが出る可能性もある。
大会の規模や、どこまで厳格にやるかもありますが、
事前申し込み制の方がやりやすい気がします。
クラス分けの場合は、過小申告の防止も出来ますしね。
席札等も用意できますし、成績集計もやりやすい。
参加者にとっても良いことではないでしょうか?
理想的には、事前申込制で、先着〇名様で当日受付有。
として2の乗数や、12名、24名等。同じ勝ち星で
対戦が組める大会が望ましいと考えています。
次に大会方式であります。
俗にスイス方式と呼ばれるリーグ戦方式と、
トーナメント方式があります。
数十人の中で1人の代表者を決めるという大会では、
トーナメント方式が一般的ですが、
朝日アマチュア名人戦の首都圏ブロック予選のように、
せっかく代表になってチサンホテルに行っても、
負けて1回戦で終わってしまい
満足する人はあまりいないので、
トーナメントの大会でも、2勝通過、2敗失格の予選会を
やり、その後トーナメント戦というやり方が一般的です。
あるいは、別に賞金大会やるのも
有りですが、、
これ自体には何も問題はないのですが、
個人的には、2勝通過、2勝1敗で通過。
終わったところで再度、トーナメントの場所を決めるのに
またクジを引く。というやり方をしている大会も多々見かけます。
これはどうなんでしょうかね。
自分の主催する大会では、こちらであらかじめ順位を付け、
予選で当たった人と決勝まで当たらないようにトーナメントを組むか?
2勝の方から早く終わった順。
次に2勝1敗の方から早く終わった順で
参加者に選んでいただく方式を採用しています。
最初は不評でしたが、段々慣れてきていただいております。
クジでやると、
①予選と同じ組み合わせや、同県同士とか、兄弟、先輩後輩
等。番外勝負が生じやすく大会の公平性に欠けてしまう。
②早く終わった順でやることがわかると、予選の進行が
スムーズになりやすい。
といった点でお勧めであります。
また成績処理もクジでいちいち決めると
参加者を受付順、予選の番号、トーナメントの番号と
3つ番号を持つことになり、成績処理が大変です。
名前で管理すればいいじゃないか?
それだったら何のための番号か?
という感じで非効率になりがちになります。
大会においては、勝敗の次に時間が大事。
と自分は考えておりますので、
最終的な勝敗は将棋で白黒付けるべきだと思いますが、
例えば、どっちが3位か4位か?
というのは〇×〇〇か?×〇〇〇か?
よりも、勝ち星の中で持ち時間を使わずに勝った方が
順位が上になったり、トーナメントで優位な場所から
スタートするのは遥かに公平な制度であると自分は確信しています。
ソルコフで順位を決めるというのは一見公平ですが、
優勝者と1~2回戦で対戦してしまったら、16人以上の大会では、
その後全勝しても3位以上の入賞の可能性がないので、
リーグ戦でも最後の1局まで多くの参加者に入賞を争ってもらう。
やり方次第では16人や32人等のキリの良い順位にならなくても
規定の対局数で順位が付けられるタイムポイント制は、
今後、研究を重ねる対局方式だと考えています。
タイムポイント制が完璧な制度などとは自分も思っていませんが、
どの大会もいつまでもクジでトーナメントを決めたり、
スイス方式ならソルコフで順位を決めていては、
規定の人数に拘らざるを得なかったり、それでも不戦勝や不戦敗が出る。
千日手指し直しという将棋大会の一番運営を妨げる公式ルール
が発生しやすくなってしまいます。
スイス方式。いわゆるリーグ戦では組み合わせも悩ましい。
自分は、同じ勝ち星同士、早く終わった順に次々と組んでしまいますが、
大会によっては全部終わったところで組み合わせを行う。
というところの方が多いです。
この場合。対局と対局の間に時間が空いてしまう。
というデメリットがある反面。
大会スケジュールどおり対局が進行すれば、
一斉に対局が進むということになります。
運営側としては一斉対局の方がやりやすいのですが、
対局者側としては、感想戦が終われば早く次の対局に移り、
大会が終わったら早く帰りたいのが心情なので、
どんどんやりたい方の方が多いと思われます。
1日に数十局あるスイス方式の大会では、
千日手の1~2つは当然あり、中には持将棋もあるので、
これにおいてもタイムポイント制を導入しないスイス方式の
大会では、一斉対局よりも随時組み合わせ対局。
タイムポイントを導入する場合は、一斉対局がベターだと
考えています。
賞として、次の大会のシード権。等も
良い方法だと自分は思っています。
不公平だとか、やり過ぎという批判はありますが、
主催している大会に継続して参加してくれることの
インセンティブや、参加者の励みにもなりますし、
費用も抑えながら、モチベーションを高めることにも
つながります。
冒頭で、プロ棋士の先生を招致して記念対局をやる。
ということは、費用もかかることですが、
トーナメントの場所を決めるのに、
くじ引きをやめて、予選の成績順、早く終わった順に
選手に選んでもらう。
スイス式の大会の入賞順位をソルコフではなく、
タイムポイントで決める。
というのはお金もかからず、クジなどの経費の削減。
運営の時間の短縮にもつながるわけであります。
当然、やり方を変えれば、課題は出てきますが、
いつまでも同じやり方でやっていてはジリ貧になる。
これだけは言えるわけです。
何事も成長や進化がないものには魅力がない。
変わらないものに、行ってみようとか、
次も行ってみるかとは思いにくいわけであります。

最新の運営方式で新たなアマチュア棋戦を運営すれば、
アマチュア竜王戦を超えるアマチュア棋戦も開催することは可能であり、
いつまでも新聞社さんが応援してくれる。
とは限らないアマチュア棋戦に求められている。
と自分は確信しています。

読み返して分かりにくい文だな~。
と我ながら思いましたが、何となくでも伝わって
一部でもご賛同いただければ幸いであります。
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