『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.4741 飯豊連峰縦走(周回)

昨夜お伝えしました、今秋最大の目標でした山行…来週の休みの日も天気は悪そう、チャンスは今週のみッ…と言うわけで行ってまいりました、憧れでした初めての『ダイグラ尾根』から登り詰める飯豊山
過酷とは聞いていたものの、実際に歩いたダイグラ尾根はやはり生半可なルートではありませんでした。それだけに、飯豊本山に辿り着いた時に得た感動は言葉に出来ない程でした
紅葉のピークを迎えた長~く続く2,000m級の飯豊の稜線に、素晴らしい眺望の数々。思い出に残る今秋最大の山旅となりました


5:30AM…舗装路最終地点をスタートしました。


ウォーミングアップ的な林道歩きを終えると桧山沢吊橋です。さぁ、どんな山旅になるのか!?ワクワクしながら間もなく始まる激登りへ進みます。


暫く登り一辺倒の登山路を行くと視界が開けて、休場の峰へ到着しました。
遠くに宝珠山が望めました。「まだまだ遠いなぁ…」
この後、少し下って登り返した際、2~30m先に登山道を降りて来る熊に遭遇しました🐻目が合う前でしたので(いけないとは分かってますが)とっさに背を向けて全速力で200m程駆け下り、藪の中に身を潜めました。「あ~、我が人生ここまでか…」と高鳴る鼓動を抑えつつ息を潜めていると、幸い熊は目の前を通らず…。逃げる際に高鳴った熊鈴が功を奏して山中へ戻ってくれたのかと一安心、少々寿命が縮まった前半戦でした。


標高を上げると紅葉がイイ感じになって来ました
石転び沢かなぁ?と思うも赤岳沢でしょうか…。


スタートから5時間/12km…飯豊山山頂へ到着出来ました!!
例の熊さんとの遭遇がなければ5時間弱で登れたのかなぁ…と思うも命拾いした身としては、そんな事思う事自体おこがましいですね


コースタイム10時間オーバー…道半ばで下山する方も少なくないと言われる、以前から半端なルートではないと把握はしていたものの…実際のダイグラ尾根はまさに『漢』でした


飯豊本山小屋方面。先日Itoさんも登られたルートですね!


本山まで5時間を要してしまったので「ひょっとしてゴールは日暮れになるかも?!」と思い、長居したい気持ちを抑え、たおやかな縦走路へ向けリスタートです


少し歩いて本山方面を振り返ると、改めてノコギリの刃の様なダイグラ尾根が一望できましたよく歩いたもんだ(笑)…ちょっぴり自分を褒めて上げました


スタートから6時間、御西岳へ到着しました。行程のおおよそ半分位は来れたかな?ここで大日岳を望みながら大休止、オニギリタイムを取りました


後半に入ると、紅葉のピークを迎えた稜線を行きます
一か所だけでしたが、蟻の戸渡り的な所もありました。
風も強まって来たので、帽子を飛ばされない様押さえながら越えました。


烏帽子岳。


梅花皮岳。


梅花皮小屋から少し登って石転び沢
春にバックカントリーで訪れた時とは、また違った風景についつい感動です。


本山をバックに北俣岳。


飯豊の素晴らしい稜線がまだまだ続きます!


門内岳。


だいぶ疲弊した頃ですが、憧れの飯豊稜線を歩き続けていられる事に感動しっぱなしです


胎内山。


ようやく梶川尾根分岐まで来ました。今回はまだまっすぐ進みます。


改めて越えて来た山々と、2,000m級の稜線


朝日連峰をバックに燃えるような紅葉


長かった稜線も終盤ですが…もう黄昏っぱなしです


地神北峰まで来ました。


長かった飯豊連峰の稜線ともお別れ…丸森尾根方面へ下山します。


少し下った所から、地神山方面と紅葉を振り返る


下山路も初体験の(こちらも難路のひとつとされる)丸森尾根。
かつて越後駒の激悪な滝沢尾根を経験済みな事もありますので、ほぼ想定内の荒れ具合いでした(苦笑)。


多めに持参した食料は底をつき、飲み物もあと僅か…「そう言えば今日は晴れ間に出会えなかったなぁ」と小休止していたら飯豊の神様からの御褒美が
この後、間もなく日暮れを迎えました


5:53PM…何とか真っ暗闇になる前にゴール出来ました
30.6km/12時間22分の大山行にて、まさしく感無量…自分に「お疲れ山ッ!!」真っ白な灰に燃え尽きました~(笑)。
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