なんとかなるでしょう

アメリカはギャンブルの街より

猫のお話4~その頃アメリカでは・・・

2005-07-29 09:39:36 | cat
私の日本滞在中このような事になっていた。(ダンナの証言を元に)

るみの登場である
ダンナがよく遊びに行っていた友人宅。
いつものように車を止めて外に出ると、何処からともなく駆け寄ってくる
猫の姿があった。みゃ~みゃ~スリスリ~
何て人懐っこい猫なんだ?友人マックが”こいつは突然ここに現れたんだ”
”俺は猫は好きじゃないんだけどさ・・・こいつだけはほっとけなくて
餌をやってるんだよ。”へえ~あのマックが?!それはかなり意外だった。
”こいつあの壊れたバンに住んでるんだ”賢い・・・。
ここなら安全だよね。

そこで、マックと同居している友人が現れる・・・。
アーサーは言った”俺も餌をあげてるんだよ”
この猫は特別なんだ。”雨が降った日、家の中に入れたんだけどさ
すっかりクローゼットが気に入ちゃって。猫は好きじゃないんだけど
こいつは面倒見ないといけない気持ちにさせるんだ。”
これも意外だった・・・。

ダンナが私の話をしだした・・・。
”家のワイフの猫が行方不明になちゃって・・・凄い落ち込みようなんだ”
すかさず、友人が言った。”なら、この猫を彼女にあげてはどうかな?”

ダンナは考えた・・・私は黒猫にこだわっていたはず・・・。
しかも、日本の猫とこのいかにもアメリカ猫である彼女の顔立ち。
相棒とは似ても似つかない・・・。前、言ってたよな?!アメリカの猫は
鼻が高くて可愛くないなあ~。やっぱ相棒が1番カワイイ!!
しかもこの猫やけに足が長くないか相棒は短足でコロコロしてたし・・・。気に入るだろうか
ん~~~~~~~~~~。ん~~~~~~~~~~。

”考えてもみなよ、この猫はさジャパニーズキャットだぜ”
ジャパニーズキャットこれが決め手となったようです。
”ワイフと同じジャパニーズだぜ”
そうだ!!ジャパニーズじゃないか!!!!喜ぶに決まってる!!
単純なダンナは決めました。(三毛猫ってだけですけどね・・・
かくして、るみは我が家に貰われる事になりました。
極秘プロジェクトと名付けましょう・・・。

私が帰ってきてドアを開けようとすると・・・ダンナがニヤニヤしながら言いました。
”心の準備はいい?”(-_-)?????
目が点になりました。
これは????目の前には痩せ細って決してカワイイとは言い難い
足の長い猫がいました。(ア・・・アグリー・・・・・)
この猫は、シェルターで勝手にダンナが引き取った猫?そう考えました・・・。
猫が鳴きました。”ミャオ・・”小さな小さな声でした。
”何か、気に入って無いみたいだね・・・・・・・・””気に入らないなら元の場所に返すよ。””それどういうこと?””野良猫なんだ”
私は、すかさず抱っこして”私が育てるよ、私が一生こいつの面倒を見る!!”
”さっきアグリーとか言ったよね・・・””だけど、外に戻すなんて絶対できないよ!!”決定的瞬間でした。

今ではかなり丸みを帯びてますが、当時は本当にガリガリで
毛並みも荒れていました。歩きもヨタヨタしていて頼りない・・・。(当時、子猫ではありません)足が異常に長く、胴も長~~~くて細長~~い
体でした。顔も鼻がツンと尖がった顔立ち。耳が大きくて耳毛が長い・・・。
声が本当に小さーいのです。こんな鳴き声の猫はハジメテです。
かなり人間慣れしていて、トイレも1発で覚えました。
電話が大好きで、電話が鳴るとゴロゴロさせて人間に乗ってきます。
捨てられた猫でしょう。お腹の辺りの皮が伸びています・・・。
おそらく子猫を産んだ事があるみたいです。

彼女の過去はナゾに包まれています。

獣医さんの話では、もう結構歳をとっているでしょうとの事。
辛かった分、幸せになっておくれ。
かくしてるみは我が家で幸せな毎日を送っております。

おわり









最新の画像もっと見る