たまたまテレビを見ていたので昨夜の中村浅見光彦の最終回、
浅見光彦殺人事件を見ることができた。
日本にいなかったので浅見光彦はほとんど本の中の光彦
だけだったので歴代の浅見光彦がいて、しかも各局で
色々な俳優がいることはネットで知っていたが、実際に
オンエアーのドラマを見るのは初めて。
ちょっとくたびれた浅見光彦に加えてヒロインもあまり
新鮮でない、上原多香子でそろそろ無理かなと思えた。
やっぱり画面は正直。しかし柳川の風景は魅力的。
旅心を誘う。もともと浅見光彦シリーズは旅情ミステリー
とも称されているからドラマ化の際には美しい景色は必須
の要素。そして魅力的なヒロインとハンサムな光彦が
売り物の筈。最近のドラマは日本の状況を反映して
俳優も高齢化しているように見える。それにしても
光彦の母役の野際陽子さんがなくなってしまい、海外旅行
の設定であの世?からの出演となっていた。
光彦もヒロインも老けてきて、しかも作者も亡くなって
しまった。時の流れを感じる。
浅見光彦殺人事件は読後、作者のトリックと遊び心など
マニアックな楽しみのある作品。映像化が困難と言われて
いたそうだが、確かに読後同じ印象を受けたことを思い出す。
ドラマでは伏線として光彦とヒロインが携帯で頻繁に連絡を取る
シーンや、警察を信じてはいけないと光彦が力説をするシーンが
描かれる。浅見光彦シリーズには珍しい、全作品中たった
2回しかない、光彦が情熱的にヒロインにキスをする
シーンも。それにしても印象的なのは犯人像、
ちょっと哀れずぎる設定に思える。
中村光彦シリーズの終焉と重なって、作者内田康夫氏の浅見ワールド
の終焉を意識せざるを得ない。戦後の日本と昭和は遠くなりにけり
の感が強い。
浅見光彦殺人事件を見ることができた。
日本にいなかったので浅見光彦はほとんど本の中の光彦
だけだったので歴代の浅見光彦がいて、しかも各局で
色々な俳優がいることはネットで知っていたが、実際に
オンエアーのドラマを見るのは初めて。
ちょっとくたびれた浅見光彦に加えてヒロインもあまり
新鮮でない、上原多香子でそろそろ無理かなと思えた。
やっぱり画面は正直。しかし柳川の風景は魅力的。
旅心を誘う。もともと浅見光彦シリーズは旅情ミステリー
とも称されているからドラマ化の際には美しい景色は必須
の要素。そして魅力的なヒロインとハンサムな光彦が
売り物の筈。最近のドラマは日本の状況を反映して
俳優も高齢化しているように見える。それにしても
光彦の母役の野際陽子さんがなくなってしまい、海外旅行
の設定であの世?からの出演となっていた。
光彦もヒロインも老けてきて、しかも作者も亡くなって
しまった。時の流れを感じる。
浅見光彦殺人事件は読後、作者のトリックと遊び心など
マニアックな楽しみのある作品。映像化が困難と言われて
いたそうだが、確かに読後同じ印象を受けたことを思い出す。
ドラマでは伏線として光彦とヒロインが携帯で頻繁に連絡を取る
シーンや、警察を信じてはいけないと光彦が力説をするシーンが
描かれる。浅見光彦シリーズには珍しい、全作品中たった
2回しかない、光彦が情熱的にヒロインにキスをする
シーンも。それにしても印象的なのは犯人像、
ちょっと哀れずぎる設定に思える。
中村光彦シリーズの終焉と重なって、作者内田康夫氏の浅見ワールド
の終焉を意識せざるを得ない。戦後の日本と昭和は遠くなりにけり
の感が強い。