ミッドタウンのおばあさん。

もうすぐ連休という日。元防衛庁跡のミッドタウンスーパーに。
イベントでドイツワインと料理を緑の芝生で音楽と一緒に
やってます。広い芝生をうえでいろんな人が一杯です。
でもプルレッっエルが５００円！とおばさん驚きの値段です。
ソーセージ４本で２０００円！！。
飲めないおばさんとしては、そそくさとミッドタウンの中に。
いろんなお店があって、四葉のソフトクリームやさんも
入っているようなのでチェック。でも、そこらのお店と
変わらないようでがっくり。九州博多の自然食のお店は
なかなかの混雑ですが、よーくみても、買いたいものなし。
スーパーに行くと、若い旦那さんが、昨今の野菜高を
考えてもここは高い！とのたまわっています。
場所代だもんね。そんなに美味しそうなお野菜でもないのに。
先日秩父に行った時、秩父に１５年住んでいる人に
穴場です、と連れて行ってもらったレストランですが、
プレハブのかんかんと音のする階段を登るとそこは
ビストロでした。ま、畳敷きの和風ビストロです。
平日のお昼にも拘らず、女性客で一杯です。
ここ、口コミでいっぱいなんで、予約だけです。と
いわれ、東京にも負けないくらい美味しいです。
常連のようで、予約取れないとき声をかけてください
とまで言われてしまいました。うーん、美味しいけど
ちと高いなあー。だって魚コース、１９８０円で
パン、スープ、サラダ、魚、デザート、珈琲、たしかに
秩父お野菜は一杯あって、ボリュームあるけど。。。
道の駅で買った大きなたけのこ１本４００円のほうが
感動ものでした。ごめんなさい。
さて、ミッドタウンのスーパーでかなりなお年の
しっかりしたお顔のおばあさん、魚屋でにらめっこです。
しばらくのお魚対決の後めかじき２切れセールで５００円
お買い上げ。すかさず私も買いました。ソテーして
美味でした。帰りに虎屋の柏餅を買うか悩みましたが
やめに。１個２８４円もするんだもの。あのおばあさんの
真剣勝負のあとでは気軽に２個頂戴といえませんでした。

世田谷の香風

やっと春らしくあたたかな日にです。ひだまりでちょっと
和菓子をと思って、香風に。もう柏餅の季節です。
祖師谷大蔵駅近くにあるこのお店のお菓子はどれも
可愛らしい上品さがあります。ここのオーナーの女性は
お茶とお花に長けていて、お勘定をしようとレジに立つと
中村汀女さんの讃が正面に掲げてあります。左手には
いつもながら見事な俳趣豊かなお花が活けてあります。
世田谷らしいお店です。ここでときどき御遣物にする
お菓子がありますが、中が柚子餡で皮に絵心たっぷりの
手書きのお茶のお菓子があります。いろんな人に
差し上げたのですが、とっても喜ばれます。
絵柄はリクエストできるので、季節毎とか外人さん用に
ジャパネスクなものをとかをお願いしています。
閑話休題。
最近ちょっと吃驚したことがあります。
鳩のおむつの話です。むすめから鳩を飼って温泉に
連れて行っている人の話を聞いていたところ
家の中で鳩におむつをしているというのす。、
冗談だと思っていたところ、音声付のおむつの付け方の
解説もあったりしてびっくり！
我が家でときどき預かる猫もまったく、外に出さないし
鳩におむつ！までする世の中とは。春夏秋冬、動物は
外で飼うもの、鳥はせいぜい鳥かごで飼うものと思っていた
旧人には想像もつかない時代です。便利になって
有り難いのですが、鳥におむつとは便利すぎのような
気がします。

ロストシンボルとテンペスト

読んだから渡すよとむすこがダン。ブラウンの新作を
上下巻渡してくれました。ずっしりと重いのです。
２週間くらいかかって読了しました。やっぱり
面白かったのですが、どこかデジャヴの世界です。
やっぱりな、とくるくる変わる展開にお馴染み感
があります。いつもながらストーリテリングの
作者のほくそ笑む姿を想像してしまいます。
面白い小説を読む楽しみは美味しいものを
食べるのと一緒です。と、ここまではいつもの
パターンでしたが、その後テンペストにやられました。
劇画のような文体にやや抵抗感があり、琉球語に
なかなか馴れず、いまひとつ琉歌がわからないけれど
これまた、展開が激しい。息もつかせぬストーリとは
こんな小説のことをいうのでしょう。一気に２日間で
読んでしまいました。奇想天外なお話でありながら
底に流れる思いは琉球にたいする深い思いです。
幕末の琉球の状況は今の日本そっくり。中国と
アメリカにゆさぶられる笹船のようです。
女主人公のロマンスが縦軸なら横軸は琉球王国です。
小説ならではの美形の登場ですが、来年このヒロインを
仲間由紀恵さんで、ロマンスのお相手役は
山本磐音の山本耕史君だとか。劇画的にはぴったり
かもしれないけど、本当はチャン．イーモウ監督とかで
おもっきりオペラチックに作って貰いたいものです。

秩父のふむふむ。

秩父の長瀞の宝登山神社の参道の喫茶店にふむふむ
というわんこがいます。真っ白い毛並みの良いわんこです。
参道を歩いていると、フランス人に褒められたプリンです
と看板があり、看板の横の急な真っ白な階段のうえに
真っ白なふむふむが寝ています。つられて登ってみると
照明作家の作品やら、陶芸品、バックなどいろいろと
招き猫など陳列された喫茶店です。くだんのふむふむは
お店のそとにいるのですが、お茶のあとで、お客さん達
が遊んでいきます。でも、ふむふむは、えらく貫禄があって
お手をリクエストした若い女性に手だけ預けて、よこっちょ
向いています。お店の人によると、毎日の散歩もふむふむの
ペースで時間が決まっているそうです。看板にあったプリン
ですが、かなりのボリュームです。もしかしたら、フランス人は
量に感動したのではないかと思うほどです。味も満足できますが
真っ白い階段と招き犬のふむふむほどの迫力はないようです。
帰りに秩父に行き、黒うさぎでパン籠セットとスープの夕食を
食べました。お店の場所が解りにくいのですが、ここのパンは
どれもやさしいお味です。ひさびさに美味しいパンです。
最近は玄米菜食なので、ちょっぴり罪悪感ありです。
美味しいのですが、やっぱり油が入っているのです。
こんどは月のうさぎのお食事を楽しくつもりです。

千鳥ヶ淵の桜

桜の名所、千鳥が淵にお花見に行ってきました。
あいにくの曇り空のうえ、雨もちらほらと。
寒いお花見にもかかわらず、ビニールを広げて
宴会をしている人もいます。どうして、こんなに
寒いのに、じべたに座って、埃だらけの中で
飲み食いするのかわからないとつぶやくと
楽しいのよ、みんなと一緒だからねとむすめの言。
ものすごい人ごみではあるけれど、満々たる
水の蒼さに土手の菜の花とフリージャーの黄色の
波が映えて桜の美しさも際立って見えます。
対岸には、千代田のお城が。まるで江戸気分です。
桜並木の続く中に、イギリス大使館の桜が
かすかに望めます。大使館は毎日お花見だろうな、
思いつつ、千鳥が淵の戦没者記念碑まで辿り着きました。
その先が護国神社の大鳥居です。桜と人の饗宴です。
やっと人ごみを抜けて、イタリア文化会館までついて
ちょっとお休みと思ったところ、カラオケ1曲で
チョコレートプレゼントと落ち着かないこと。
結局人と桜に揉まれて、ちょっぴりお江戸気分の
桜見物でした。