【出発】
真夏のカンカン照りのもと、集まったのは30名の子ども達。
まずはゲーム班分けです。トランプくじで子ども達を3班に分けます。
荷物は車の屋根に載せて、シートとロープで固定します。初めての作業だったので、かなりてこずりました。
おかげで出発は予定より30分以上遅れた10:00過ぎとなったのでした。
【到着】
花火などの追加の買出しをしながら車は進みます。
スキップバスには上級生が、幼稚園の小型バスには1・2年生が乗っています。車内は話し声が絶えることなく賑やかでしたよ。
町中を抜け山の奥に入って行くといよいよ目的の奥沢キャンプ場が見えてきました。
キャンプ場は整備された日本庭園の奥にあり、テントサイトの下には川も流れていて自然に囲まれた静かな所です。大きな蛾が大量発生している所を除けば申し分ありません。
最初の仕事は荷物を駐車場からキャンプ場まで運ぶ事です。スキップの荷物はリヤカーで、子どもの荷物は自分で運びます。距離が100mぐらい離れているので、一苦労です。中には途中で疲れてしまい座り込む子もいます。
二回に分けたりして何とか運び終わり、お弁当にしました。
【午後の活動】
午後はテント建てからスタートです。大きい子を中心にどんどん建っていきます。三日間使うのでしっかりと張ります。
5つのテントが建ち、荷物をまとめて自由遊びになります。
明日の釣り対決に向けて釣竿を作る子や、着替えて川に遊びに行く子、虫取りをする子もいます。
釣竿作りは木を見つけることから始まります。長さや太さを慎重に選びながら拾ってきた木に糸と針をつけて完成です。
餌のバッタを捕まえて早速釣りにチャレンジする子もいました。魚が居そうな所に糸を垂らします。粘ったのですが釣れません。
しばらくして、管理人のおじさんが来て「そこより下流の方が釣れるよ」と教えてくれます。もう戻る時間だったのですが明日の下見も兼ねて、のぶきちだけ教えてもらった場所に糸を垂らすことにします。糸を垂らしてすぐに20cmぐらいのイワナ(?)が釣れたじゃないですか。これには皆大興奮!!一気に釣りへの期待が膨らんだのでした。
【夕食】
夕食の準備は5班、メニューはキャンプの定番バーベキューです。
炭をおこしながら釣ったイワナを塩焼きにします。ジュッジュッと油が落ちてなんとも美味しそうです。焼きあがったイワナは皆で一口ずつ食べました。キャンプの雰囲気と釣った魚というダブルの調味料で美味しさは普段の魚の10倍はありましたね。
さて、バーベキューの始まりです。肉は炭火で野菜はフライパンで焼きます。どちらにも子ども達の列が出来、何回もおかわりしていました。
【夜】
夕食を終える頃には日も暮れています。
今夜のプログラムは花火です。本当は打ち上げ花火をしたかったのですが、スキップの他に一組だけテントを張っている人がいたので明日に延期にします。手持ち花火、線香花火、噴出花火と順番に楽しんで花火は終了です。
時間も遅くなっていたので、これで全体のプログラムは終了。
これからは希望者だけで、肝試しと虫取りに行きます。集まったのは10人ぐらいです。
まずは肝試しをします。のぶきちのとっておきの怪談を聞いた後に、二人一組で日本庭園をぐるっと一周して来てもらいます。
最初は男の子二人組みです。腕をがっしり組んで歩いていきます。
街路灯と懐中電灯を頼りに歩いて行きます。しばらくして、「うわー」と叫び声をあげて走って戻って来ました。一周したにしては速かったので聞くと「怖かったから近道しちゃった」との事。
他の子からは「だらしないなぁ」という声が聞こえてきます。でもそんな事を言った子達も自分の番ではやはり怖かった様で、近道をして、走って戻ってきたのでした。
肝試しの後は虫取りです。樹液が出ている木や電灯の周りなどクワガタを探して回ります。30分ぐらい歩いてクワガタのオスが一匹、クワガタのメスが数匹、カブトのメスが一匹見つかりました。これで本当に一日目が終わり、皆テントに入って眠りについたのでした。