晴蓮の中国語

会話とは仲良くなること!ビジネスや旅行にハッピーな結果を生むため、中国の健康法、食材、風水などを素材に学びましょう。

●みみと家族の北京物語 - 009 まだ帰らないで

2011-02-28 22:45:52 | みみと家族の北京物語
場面は送別会に戻ります。

みんながニコニコしているところで、
佐藤さん夫婦は帰りじたくを始めようとしています。

突然、山本さんが声をはりあげました。


shān běn:xiān bié jí zhe zǒu ya 《xiào》
山本: 先别急着走呀!《笑》

     wǒ men jǐ ge rén gěi nǐ men fū fù
     我们几个人给你们夫妇,

     zhǔn bèi le diǎn ér lǐ wù
     准备了点儿礼物。


山本: 待って、まだ帰らないで!(笑)

     私たちは、ご夫婦に

     プレゼントを用意したんですよ。



見ると、手のひらに乗るほどの、赤と緑の包みを用意してくれています。


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●みみと家族の北京物語 - 008 作者のきもち

2011-02-27 22:28:12 | みみと家族の北京物語
どうですか、「みみと家族の北京物語」?

みみ(ネコの名前です)の話なのに、
みみがあんまり出てこないじゃん、
ですって?

これから活躍しますよ~。
佐藤夫婦の手助けをしたり、
北京のネコ社会と仲良くしたりするかも。



このお話をこう読んでほしい、
こう使ってほしいという、作者のきもちをお伝えします。

じつはこれ、教材に使ってほしいので、
(そうです、教材だったんですよ)
一回分は、二言、三言ぐらいの中国語会話を中心に構成しています。

すらっと読めて、何度も口にできる分量、というのがポイントです。
毎日、口に出して読んでほしい‥‥

私の生徒さんには、いつもプリントアウトして
冷蔵庫に貼り付けている人もいます。



こんな会話表現を心がけています。

・一般的であること。
・応用がきくこと。
・自然で品位がある標準語。

これだけではなく、

・目的を達するための中国語

であることも、じつは大切な点です。



会話には、かならず目的があります。

たとえば:
「ほしい料理を注文したい」「すぐにトイレをさがしたい」
「この交渉を上手に終わらせたい」「あの人と友だちになりたい」

こういったことも目的です。
それをちゃんと果たすためには。

・最初から最後まで、おたがいが気持ちよく
・おたがいがトクをすること。
・相手に好かれること。

そのためにはまず

・相手を好きになる!
・仲良くなる!

これがいちばん。
そうなるかどうかは、会話のしかたによって、まったく違ってきますよ。

そんな中国語を話せるようになるために、
役に立ちたいな~。

そんなふうに晴蓮は考えています。
みみと晴蓮を、これからもよろしくお願いしますね。


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●みみと家族の北京物語007  みみの中国語?

2011-02-26 23:18:18 | みみと家族の北京物語
送別会の夜、マンションに帰った佐藤さん夫婦が、
ウーロン茶を飲みながら話しています。

じゅうたんの上には、白い子猫のみみが寝そべっています。

一平: 送別会、うれしかったね。

恵子: それに、みんな中国語が上手になったわね。

一平: そうだよねー。

恵子: 先生が言っていた 

     yǒu kòng ér lián xì a
     有空儿联系啊。

は、どうして

     yǒu kòng ér cháng lián xì a
     有空儿常联系啊。

じゃないのかな。

一平: さあ‥‥

(みみ: 北京は遠いじゃない。毎日連絡、ってわけじゃないからだよ。)

恵子: あ、有空儿常联系啊だと、ほんとにしょっちゅう、という感じになるからよ。

一平: なるほど。よくわかったね。

恵子: みみがね、そんなふうに言いたそうにしていたの。

一平: みみは中国語がわかるのかな‥‥

恵子: 送別会、終わったと思ったら、もうひとつ、うれしいことがあったね。


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●みみと家族の北京物語 - 006 送別会(6)

2011-02-25 21:29:16 | みみと家族の北京物語
中国に転勤する佐藤一平さん夫妻の、中国語教室での送別会も、
終わり近くになりました。


zuǒ téng fū fù: yě qǐng dà jiā duō bǎo zhòng
佐藤夫妇:也请大家多保重。

běi jīng jiàn
北京见。

dà jiā: běi jīng jiàn
大家: 北京见。


佐藤夫婦: みなさんもお元気で。
     北京で会いましょう。

全員: 北京で会おうね。



ライバルの鈴木さん、ネコ好きの山本さん、勉強熱心な中村さん。
そして、やさしい先生。

一平さんと恵子さんは、世界中どこへ行っても、この人たちが頼りになる。
きっと会社よりも頼りになる。そんなふうに思い始めました。


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●みみと家族の北京物語 - 005 送別会(5)

2011-02-24 23:02:18 | みみと家族の北京物語
送別会が盛り上がっています。


tián zhōng: wǒ men dà jiā dōu dě jiā yóu jiā yóu
田中: 我们大家都得加油!加油!

田中: 私たちもみんな、がんばらなければね。


lǎo shī: dào le běi jīng yǐ hòu
老师: 到了北京以后,

     yǒu kòng ér lián xì a
     有空儿联系啊。

     qǐng nǐ men duō bǎo zhòng shēn tǐ
     请你们多保重身体。

     bié wàng le wǒ men ya
     别忘了我们呀。

先生: 北京に着いたら、
 
     時間があるときに連絡して。

     身体に気をつけてね。

     私たちを忘れちゃだめよ。



あたたかい声援を受けながら、一平さんは、
初めての海外、初めての北京の暮らしが
どんなことになるんだろうという思いがかすめました。

ちょっと心細い‥‥


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●みみと家族の北京物語 - 004 送別会(4)

2011-02-23 21:51:03 | みみと家族の北京物語
北京大好きの中村さんも、仕事のあとで送別会に駆けつけました。


zhōng cūn: xià cì qù běi jīng de shí hòu
中村:  下次去北京的时候,

     gěi wǒ men dāng xiàng dǎo ō
     给我们当向导噢。


yī píng: fàng xīn ba
一平:  放心吧。

     bú guò dào nà shí
     不过到那时,

     hái shuō bù zhǔn shéi shì shéi de xiàng dǎo ne
     还说不准谁是谁的向导呢!



中村: このつぎ北京に行くときは、

     私たちを案内してね。


一平: 安心して。

     ただ、そのときは、

     どっちがどっちを案内するんだか。



中村さん、勉強熱心なんですよ。

北京の裏町の、肉包子(ròu bāo zi)の屋台とも顔なじみかも?


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●みみと家族の北京物語 - 003 送別会(3)

2011-02-22 22:15:38 | みみと家族の北京物語
送別会の続きです。

一平の奥さんの恵子さんも、同じ中国語教室で学びました。

OLの山本さんとは大の仲良し。
一緒に中華街へ食事に行ったり、オペラを見にいったりもしていました。


shān běn: duì le bié wàng le
山本: 对了,别忘了,

     hái yǒu xiǎo māo mī mī de zhào piàn ya
     还有小猫咪咪的照片呀。


huì zǐ: āi jì zhù le bú huì wàng de
惠子: 唉,记住了,不会忘的。


山本: そうだ、みみちゃんの写真も忘れないでね。

恵子: うん、覚えたよ。ぜったい忘れないからね。



山本さんが家に来ると、みみちゃんと仲がよすぎて、帰れなくなってしまうぐらい。

山本さん、さびしがらないでね。


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●みみと家族の北京物語 - 002 送別会(2)

2011-02-21 23:05:47 | みみと家族の北京物語
北京に出発する送別会の会場です。

佐藤一平さんが、お別れのスピーチをしています。


yī píng: suī rán zhǐ yǒu bàn nián de shí jiān
一平: 虽然只有半年的时间

     dàn shǐ wǒ men dù guò le yí ge yú kuài de shí kè
     但使我们度过了一个愉快的时刻。

一平: たった半年という時間だけど、
     私たちにとっては、非常に愉快な時間を過ごすことができました。



みんな拍手です。


líng mù: zhù nǐ men yí lù shùn fēng
铃木:  祝你们一路顺风!

     ān dùn xià lái yǐ hòu qǐng jì xiē zhào piàn lái
     安顿下来以后,请寄些照片来。


yī píng: yí dìng yí dìng
一平:  一定,一定。


鈴木: 道中、ご無事で。
     落ち着いたら、写真を送ってくださいね。

佐藤: ええ、きっと送りますよー。



一平さん、教室でのよいライバルだった鈴木さんと、しっかり握手しています。


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●みみと家族の北京物語 - 001 送別会(1)

2011-02-20 17:27:24 | みみと家族の北京物語
風があたたかく、すこし春めいてきた日曜のお昼。

佐藤一平(zuǒ téng yī píng)、36歳商社マンは、
原稿を片手に中国語スピーチの練習をしています。


yī píng: xiè xie lǎo shī hé dà jiā
一平: 谢谢老师和大家

     wèi wǒ men kāi huān sòng huì
     为我们开欢送会。


     hěn gāo xìng zài zhōng wén jiào shì
     很高兴在中文教室

     yǒu yuán hé dà jiā xiāng shí
     有缘和大家相识。


一平: 先生、みなさん。
     私たちのために送別会を開いてくれて、
     ほんとうにありがとうございます。

     縁があって、この中国語教室でみなさんと知り合い、
     とてもうれしく思っています。



一平さんのひざの上では、小さな白いネコが、
思いきり体を伸ばし、横倒しに寝そべっています。

一平: なあ、みみ。お父さんの中国語、りゅうちょうで立派だろう?


みみは、寝たままで薄目をあけ、すこし顔を起こしました。

(みみ: 一平、なんだか張り切ってるじゃない?
     このまえ社長の前で説明するんだ、って言っていたときより
     興奮してるみたい。

     そういえば中国語教室にはライバルもいるしね。

     まあでも、半年前にとつぜん中国担当になってから猛勉強。
     こんなに上手になってしまうなんて、たいしたもんだよね~。)


一平: なんだ聞いてないのか。
     ははあ、お母さんが作っているお昼ごはん。
     鮭ソテーの匂いに夢中だな。


(みみ: そんなこと言ってないし。)


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●春節と名刺の関係

2011-02-06 19:26:45 | 日中の交流
日本の会社では、お正月に出勤すると、年始の挨拶まわりに出る人がいますね。

相手の会社でも、目的の人がやはりお年始に出かけていることが多い。
そこで、来た証拠?として、デスクの上に名刺を置いてきたりします。

なかには、赤い字で「謹賀新年」の文字を入れた名刺を作っている人がいて、
私ももらったことがあります。

年賀状というものは、後漢の時代、2世紀ごろにはすでにあったそうです。
遠くにいて新年の挨拶ができない親戚や友達に、新年のお祝いのことばを手紙で送りました。

その年賀状を、当時は「刺」と呼びました。

なぜ「刺」なのかというと。
昔の手紙は竹を割って表面に字を掘りこんだ(刺した)ものだから。

名前を書いた板、つまり名刺も同じように作りました。
名刺の「刺」の字の由来です。

名刺のことをいま中国では名片(míng piàn)といいます。
日本語では、刺という字がしっかり残っています。
手紙、年賀状、名刺。同じような過去を持っているわけですね。

「謹賀新年」の赤文字入りの名刺は、年賀状という2000年前からの兄弟と
出会ってしまった名刺、と言えるでしょうか。

春節、ふとこんなことを思い出しました。


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●短くて長い、経絡の旅

2011-02-05 18:45:48 | 中国の健康法
公園に行って朝練するところを想像してください。

なにげなく腕をたたいたり、手をもんだりします。
これは気づかないうちにツボを刺激し、病気の予防、保健に役立っていることなんです。

生活水準が上がってきて、人々は健康を意識するようになりました。
すると中国古来の知恵を見直すことになります。
マッサージ療法は専門家の独占業務ではなくなり、生活の中でなくてはならないものになりました。

身体には14本の経絡と300あまりのツボがあります。
そのうち、いつも使うツボは100あまり。

それでは、経絡ってどんなもの?



足太陽膀胱経を例にして説明します。

睛明を出発点にして、いったん頭の上にあがり、首、背中、足を通り、足の小指で終わります。
そしてこの経絡が通る、すべての部分の健康に関係しています。

この経絡を流れる「気」と一緒に、ミニトリップをしてみましょう。
足の小指から、上へ上へとたどっていきます。



・足を通って泌尿器、生殖器に来ました。ここで元気をあたえ、規則正しい排泄を支えます。

・胃腸に、活発な消化作用ができるようにします。

・心臓です。規則正しい、力強い動きを手助けします。

・肺には、大気をいっぱいにすいこんで、体じゅうに配るための広がりをあたえます。

・最後に精神に対して、明るく、しなやかに強くなるようにします。

そんなにあちこちに効いているの?

そうです。
さらに、経絡の途中のツボを押すことで、あちこちに効いてきます。

経絡の旅は、身体の中のわずかな距離ですが、けっこうすごい働きをしています。


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