☆ カラスアゲハ【裏高尾】2005.JUN 過去帳より再掲
バス停から歩き始めて、木陰に入った道路の際に水溜りがあり、そこにカラスアゲハが吸水していました。
近づけば、逃げるので、望遠を最大にして撮影し、且つ画像はトリミングをしていますので、シャープさが無いのが判ります。
SDTMが山に入り、2時間後にこの道路に戻って来たところ、なんとこのカラスアゲハが胴体を潰され、死んでいるのを確認してしまいました。道路際で吸水するのは、カラスアゲハにとって交通事故の危険を冒しているわけですが、そんなことを理解できるわけもありません。残念ですが、道路を作ると動物が必ずと言って良いほど交通事故に合うという、なんだか悲しい現実を見てしまいました。
-----------------------------------------
夏の昼さがり
道路に溜まる水を求めて
舞い降りるアゲハ
逃げないで じっくり姿をみせておくれ
傍に流れる小川に行かず
道路に溜まる水を求めるのは何故
道路は人間が作り出したもの
動物たちは避けるのだろう
天敵がやってこないと確信して
アゲハは舞い降りる
だが、道路には違う天敵がやってくる
自然の動物たちには、理解できない
物凄い速度で往来する自動車だ。
僕の見たアゲハは
帰り道、無残な姿をさらしていた。
行きがけに会ったときから
また会えると予感はしていたが
こんな再会とは、
僕は、そっと亡骸を道路から彼をすくい
道路沿いの木陰の中に送りかえした。
少しでも生まれ育ったところの近くに、、
----------------------------------