赤穂浪士討ち入りの日ということで、「四十七人の刺客」を見ました。
2時間以上の長い作品でしたが、あんまり長さを感じなかったなぁ。
もともと忠臣蔵は好きで、いろんな映画、テレビを見ていますが、
この作品は、浅野がなぜ殿中で刃傷にいたったかを明らかにしないまますすんでいきます。
忠臣蔵が日本人に好まれるのは、主人のために部下が忠義をつくす、その姿勢が美しいとされているためで、主人に正義があってこそ!
なのに、この映画では正義はどこにあるのか、わからない。
実際、討ち入りするまで、赤穂の藩士は吉良の顔をしらない訳だし、
事実と真実が一緒なのか違うのかわからないような時代だし、
そう考えるとおもしろいなぁと思う。
学生時代にアメリカで忠臣蔵の話をしていた時に、言われたことを思い出した。
「日本人は、浅野のために藩士が忠義をつくしたと言ってたたえるけど、吉良の側から見たら、本当に浅野が悪いのか?」
目からうろこな質問でした。
私たちは昔から吉良が悪者、浅野がよいものとしてみているからあたりまえのことが、もしかしたら違うのかも。。。と。
支離滅裂な話になってしまったけど、そんなことを毎年考えているわけです。
それにしても、元禄の世。
のほほ~んと生きていたはずの藩士のみなさんが、あそこまで戦えるのがすごい!と思うのは私だけではないはず。。。