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巨大な赤ちゃん銀河、NASA発見 銀河系の8倍の重さ

2005-09-29 19:34:50 | TOPICS
2005年09月29日03時09分
- asahi.com


ジャンボな赤ちゃん銀河が見つかった場所(左の写真の四角内)と、赤外線カメラがとらえた同銀河の画像(右の下2枚の写真の円内)
=NASA提供


米航空宇宙局(NASA)は27日、われわれの銀河系より8倍も重い「大きな赤ちゃん銀河」を見つけたと発表した。ハッブル宇宙望遠鏡の近赤外線カメラとスピッツァー宇宙望遠鏡の赤外線カメラがとらえた。宇宙の始まりのビッグバンから8億年しかたっていない時期に、急速に成長したらしく、銀河形成の過程が一様でないことを示す観測結果だという。

この赤ちゃん銀河は、地球から最も遠い「ウルトラ・ディープ・フィールド」(超深宇宙)という場所で見つかった。ここには約1万個の銀河が集まっており、宇宙誕生(約137億年前)から間もないころの様子を、われわれに伝えている。

観測された赤外線の強度などから、この赤ちゃん銀河を形づくっている星の重さの合計は、誕生から100億年を超えると推定される現在のわれわれの銀河系の8倍もあることがわかった。

研究チームは「おそらく最初の数億年間で急速に成長したのだろう」とみている。

銀河は一般に、小さな銀河が徐々に集まり、巨大化していくと考えられてきた。今回の発見は、この定説を覆すものだという。


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