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日本の暮らし文化・デザイン・アート探求記

日本文化から茶道・工芸に建築・布や着物・器と料理
心地いい日本の暮らし・日本文化・新日本様式とは何か?

ルーシー・リー展 器に見るモダニズム

2005年10月17日 | 器~料理
   

        ルーシー・リー 《鉢》           ルーシー・リー 《花生》
        杉山孝氏所蔵               個人蔵
        Photo by Satoru ABE           Photo by Hideya AMEMIYA


感動するってこんな感じだった!?
魅入る、こんな展覧会はいつぶりだろう。
これを知らずに生きていたとは、モッタイナイ、そんな気持ちになった。

ルーシー・リー展、ニューオータニ美術館で11月20日(日)まで開催されている。

ニューオータニでの茶道具展に誘われ、その帰りにふらりと立ち寄った。
ルーシー・リー、その世界に心は魅了され、先に観た茶道具の残像は綺麗さっぱりどこかへ吹き飛んだ。

このようなお道具で茶会を催すなら天国の千利休もどんなにかお喜びになるだろう。
デザイナー利休が生きていたらルーシー・リーに何を想うのだろう。
ルーシー・リーの作品に利休形を観たのは私だけだろうか。

彼女の人生における記すべき3人との出会い。
バーナード・リーチとの友情から陶芸への深化を。
ハンス・コパーとの出会いがスタイルの確立を。
そして最愛の人フリッツ・ランプル、彼は優れた吹きガラス作家でもあった。

今度はそのようなことにも想いを馳せながらルーシー・リーの作品をじっくり観てみたいものだ。



●オーストリアで生れたルーシー・リー(1902-1995)は、ロクロにひと目ぼれし、ウィーン工業美術学校で陶芸コースを選択しました。

● 以来ウィーン分離派、ウィーン工房の活躍する時代にモダンな作風の陶芸家として地位を築いていきましたが、ナチスから逃れるために1938年渡英。 その後も「掻き落し」や「象嵌」、2種類以上の粘土を合わせてロクロ挽きすることによって螺旋模様を作る「スパイラル」などを取り入れて、独自のスタイルを築き上げました。

● ルーシーの作陶過程には独特の手法がとられています。まず、素焼きを行わずに1回で焼成させます。また釉薬は、掛け流しや浸し掛けをせずに、ほとんどロクロ上で筆を使って掛けられます。

● 本展では、初公開作品を含む陶磁器約60点と釉薬の研究のもととなったボタン、ルーシーがバーナード・リーチに贈った≪ティーカップ&ソーサー≫、リーチからの≪お礼状≫、1987年に発行されたルーシー・リーの記念切手を'ルーシー・リーの生涯'や'技法'にも触れながら展観していきます。

● そして、シンプルでありながら洗練されたそれらの作品を通して、現在も欧米で大きな影響を与え続けるルーシー・リー

【ルーシー・リー略年譜】
1902  ウィーンに生まれる

1922  工業美術学校に入学(ロクロのとりことなる)

1923  ブリュッセルのストックレット宮殿に最初の作品が展示される

1926  工業美術学校卒業/ハンス・リーと結婚

1935  ブリュッセル国際展で金メダルを受賞

1936  ミラノ・トリエンナーレで金メダルを受賞

1937  パリ国際展で銀メダルを受賞

1938  9月イギリスに渡る

1949  ロンドンのバークレイ・ギャラリーで最初の展覧会を開催

1950 1951 1953  バークレイ・ギャラリーでハンス・コパーと共同展

1955  イェーテボリのロースカ美術館でハンス・コパーと共同展

1956  バークレイ・ギャラリーでハンス・コパーと共同展

1957  ミネアポリスのミネソタ大学でハンス・コパーと共同展

1960  バークレイ・ギャラリーで個展

1964  東京での現代陶芸国際展に参加/ミュンヘンの国際展で金メダルを受賞

1966  バークレイ・ギャラリーで個展

1967  ロッテルダムのボイマンズ美術館でハンス・コパーと共同展
     セント・ジェームズ・スクエアのアーツ・カウンスル・ギャラリーで回顧展

1969  ロンドンの王立美術カレッジより名誉博士号を授与される

1972  ハンブルクの美術工芸館でハンス・コパーと共同展

1979  デュッセルドルフのヘッチェンス美術館で個展

1983  ストラッドフォード・アポン・エイヴォンのピータ・ディングリー・ギャラリーで個展
     ニューヨーク、グラハム・ギャラリーで個展

1989  東京、草月会館と大阪市立東洋陶磁美術館で「イッセイミヤケ・ミーツ・ルーシーリー」展開催。

1990  ノーリッチのセインズベリー視聴芸術センターとケンブリッジのフィッツ・ウイリアム美術館で
     「ルーシー・リー、ハンス・コパーとその生徒達」展開催
     10月脳梗塞によって陶芸生活の終わりを余儀なくされる

1994  ニューヨークのメトロポリタン美術館で「ハンス・コパーとルーシー・リー」展開催

1995  ルーシー・リー死去

1997  ロンドン、バービカン・アート・ギャラリーで
     ルーシー・リーとハンス・コパーの「Potters in Parallel」展開催

1999  ウィーンの応用美術館で展覧会

2001  レミントン・スパでルーシー・リーとハンス・コパーの展覧会


画像・以下はニューオータニ美術館HPより
http://www.newotani.co.jp/group/museum/exhibition/lucie/index.html

参考文献:利休形 世界文化社

打ち込む姿に

2005年10月13日 | 器~料理
   


トロの母さんの吹きガラスの作品だ。
私ごときが僭越だが、拝見する度に作品やそれらを創造する心意気がまた一つ高みへと上り行くのを感じる。
そこに自分を映し出す時こちらに書かせていただくのが恥ずかしい気がした。
そしてガラスについて造詣を深めるべく書店へ図書館へ美術館にと足を運んでみた。
当たり前ながらガラスの世界も奥深い。

連休も終わり、肌を纏う雨の湿り気が秋の深まりはじめるのを教えてくれた。
季節が巡っても、更新できないブログ。

私にガラスの薀蓄は語れない。心に浮かぶことを書いてみたい。

左の白い水玉のグラスは今宵のマイグラスに。
遠い日を懐かしく思う気持ちにほんわり温かく寄り添ってくれそうだから。
学校をサボってはよく出かけた骨董市。今も川越成田山別院で毎月28日に開かれる。
高校生だったあの日、境内を埋め尽くす骨董の中にガラスを見つけた。
白から乳白色へのグラデーションがガラスに溶け出すように水玉を作っていた。
その姿に時の深まりを感じた。

真ん中のグラスはシェイカーのテーブルにも合いそうだ。

右のグラスはスペインが薫るようだ。
サングリアを入れて楽しむ?それともダリな気分に浸る?

トロの母さん素敵な作品をありがとう!

堅揚げポテトとマクロビオティック

2005年09月25日 | 器~料理
      


カルビー「堅揚げポテト」。食感も味もイケル。
10年以上をかけ「全国制覇」したらしい。
23日(金曜日)の日経新聞にそのヒットの舞台裏が書かれていた。
そんなに前からあったとは。

Ohsawaマクロビオティック入門食品。
買ってみた。開けてみた。食べてみた。
・・・非常食にしておきます。

紫苑、楝、二藍、菫、桔梗花色・・・紫色

2005年09月22日 | 器~料理



トロの母さん日記に自作の吹きガラス小鉢の画像。
画像に映る小鉢の影がその柄行模様を伝えている。
この小鉢は桔梗花色?なんともいえない色合い。
初秋の霧の中から立ち現れる秋の澄んだ空気が薫る。

日本の伝統色、紫も奥深い。

先日の新聞で薩摩切子の新色「島津紫」が開発されたと読よんだ。

  「江戸時代末期に薩摩藩で作られた繊細なガラス細工「薩摩切子」を
  復元、販売している薩摩ガラス工芸(鹿児島市)が、新色の「島津紫」の作品を発表した。
  島津紫は、深い色調だったこれまでの紫に比べ透明度が高く、鮮やかなのが特徴。
  ガラスの着色剤に、赤を出すための金や青を出すためのコバルトを使い、1年掛かりで想定の色を出した。
  同社によると、薩摩切子は薩摩藩の28代藩主島津斉彬の時代に近代化政策の一環として製造が始まった
  が、薩英戦争の影響などで短期間で姿を消し、当時のもので現存するのは100数十点しかない。
  1985年に薩摩切子を復活させて以来、同社が復元、開発した色は島津紫で8色目。」とある。

実物を観てみたい。



「そばパスタ」なるもの

2005年08月23日 | 器~料理
どれも美味しそうだな~と拝見していた日記に、イカ墨のパスタが紹介されていた。
それを見てから「イカ墨、食べたい!」で頭の中はパンパン。

作るか!?食べに行くか!?
あーぁ、でも、お腹がすいて我慢できない!

てことで、台所界隈を物色。

冷蔵庫にトマトとチーズの切れ端が2種類。
冷凍庫にシャシャけたバジル。
引出しにお土産の「そばパスタ」なるもの。

「そばパスタ」の袋の裏を要約すれば・・・
北イタリアのフィットチーネ・ディ・フライナ。それを国産のそば粉と戸隠高原の水で作った。

イカ墨は無理・・・。

気を取り直し、そんなこんななモノモノをジャッジャーと作ってダッダァーと食べた。
なかなか美味しかった。

これは割りと美味しいフィトチーネと言えると思う。歯ごたえも良い。

料理手順は?適当にソノ~
あまりにもお腹がすいてたので目にも留まらぬ速さ。イイカゲンはいい加減で。
料理画像は?あまり色良くなくて・・
変身前の「そばパスタ」をご覧あれ!

問合せ先:斑尾高原農場
http://www.madaraofarm.co.jp/
ここのお手頃ワインも美味しかった。

天ぷらで江戸の夏  改訂版

2005年08月16日 | 器~料理
突然、かき揚丼が食べたくなった。ランチタイムの時間だ。

前から気になっていたお店の暖簾をくぐる。

カウンター席にシャブリで乾杯の面々が。
テーブル席は穴子丼にビールをグビリのオジ様方が。
お一人様のオンナで席に着く。「お待ちの間にどうぞ」と本が差し出された。
美味しそうな東京土産がギッシリ詰まるように載っていた。おやつに何を買おうか考えが廻る。
そこに「お待たせ致しました」とかき揚げ丼。ビールで乾杯!かき揚げ丼!!

そそと夏籠に活けられた花が涼を添える。今度は夜に来てみよう。

ここ天真はカウンター8席とテーブル席のフロア、見えなかったが奥にお座敷があるらしい。江戸の風情というよりコンパクトで清潔感が漂う。知人は「奥の座敷で天麩羅を食わねば」「ワインリストもなかなか」と何処かの本のウケウリのみたいなことを言っていた。

お昼のカウンターがご主人かは知らない。
小さな鮎が川から泳いで来た様な姿で揚がり出される、ワインをサーブする、観ていてタイミングが心地よかった。

そしてかき揚げ丼。朱塗りの椀に程よく柔かな艶めいたご飯、そこにたれを潜り抜けてきた?かき揚げがのる。たれは甘め。食べ応えあり。美味しいのかな。個人的にはたれに潜らせるよりしゃわっと掛けるのが好き。とは言え、丼ものデビューは間もない。語れるほど食してない。シャッターではなく箸に手を伸ばしてしまった。

天真の栞より

~旬の味覚を天ぷらとワインで~

御昼食 午前11時半~午後1時半
・穴子天丼   1600  
・かき揚げ丼 1800
・海老野菜天丼 2200
・特製天丼   3500
・昼コース   5000
御夕食 午後5時~9時半(LO、8時半)
・コース 7800、9500、12000

*画像は麹町の天真
お店に了解を得ています。

天麩羅で江戸の夏

2005年08月10日 | 器~料理
突然、かき揚丼が食べたくなった。ランチタイムの時間だ。

前から気になっていたお店の暖簾をくぐる。

カウンター席にシャブリで乾杯の面々が。
テーブル席は穴子丼にビールをグビリのオジ様方が。
お一人様のオンナで席に着く。「お待ちの間にどうぞ」と本が差し出された。
美味しそうな東京土産がギッシリ詰まるように載っていた。おやつに何を買おうか考えが廻る。
そこに「お待たせ致しました」とかき揚げ丼。ビールで乾杯!かき揚げ丼!!

そそと夏籠に活けられた花が涼を添える。今度は夜に来てみよう。

画像・麹町の天真
お店に了解を得ています。