¶タイタン号の宇宙探検¶

ご訪問いただきありがとうございます。

【SPI検査】このコーナーの性格の分類の仕方(まえがき)

2006年02月10日 17時00分49秒 | 心理学・健康・その他

性格類型検査TI型とは、リクルートという会社が昭和40年に開発した、いわゆる多々ある正確分析の中の1つの分類法です。
自分の性格について個人が抱いている漠然としたイメージを整理し、行動するうえでどのような点に注意すればよいかをその人自身が考えるために開発されました。
ただし、これは昨今、一般的になりつつある、就職時のSPI検査(※注1)と連動して使用されることが殆どなので、リクルートが当初発表した目的とは大きくずれています。

就職試験の合否に使用されるのですから、本人に結果を伝えられることはなく、自分を理解・分析するなんて出来ない相談なのですが、私、実はこれに関する資料をたまたま所有しておりましたので、ここで披露していきたいと思います。(就職活動の一環としての説明は『SPI』で検索の上、ご自分でお調べください。書籍も沢山出ています)
ただし、あまりに細かい分析で、かつ、省略できる部分も少ないことから、とっても長い、連載になってしまうことをお許しください。

注1)民間企業の採用試験において、筆記試験で最も活用されているのが「SPI」。これは、リクルート社の人事測定事業部が開発した、能力検査及び性格検査で、Synthetic Personality Inventory(総合的な個性目録)の略である。一言でいえば「総合適性検査」であり、個人の能力(言語・非言語)や資質、性格を測定し、評価するもの。現在、大手企業・優良企業を中心に全国で10,000社によって採用されていると言われ、学生を採用する際の重要な資料として活用されていると言われている。ちなみに「性格類型検査TI型」は主に面接に活用される。


TI型は、人間の行動や性格を支配する基本的な働きを4つの側面から測定します。

1・興味・関心の方向(外向;E、内向;I)~外界への関心が高い人(E)と主観の世界への関心が高い人(I)に分類

2・環境との接し方(判断;J、知覚;P)~すべてに特定の判断をくだしておかないと落ち着かない人(J)とその場で環境にうまく合わせていく人(P)に分類

3・ものの見方(感覚;S、直感;N)~型どおりの見方を好む人(S)と枠にはまらない直感的見方を好む人(N)に分類

4・判断のしかた(思考;T、感情;F)~物事を論理的・分析的に判断する人(T)と人情や感情で判断する人(F)に分類

これらの4つの側面で、それぞれ2つのタイプに分けられます。たいていの人がどちらかのタイプに分類され、中には両方の特徴を持つ人(年齢的に経験などから片方を補う人が中には存在する)もいますが、かならずどちらか一方の特徴が強く表出します。

1~4と番号を打ちましたが、これにも若干意味があります。たとえば1の特徴である、内向と外向の間には、とても幅広い川があって、物凄い濁流が流れていると言ってもいいでしょう。それほど互いは遠く、理解しがたい存在であるということです。1がその距離が最も遠く、4は遠いなりに向こう岸がちらっと見えるくらいの距離、そういった意味あいです。

1と2は行動に直結するケースが多いので、距離感が明確である、とも言えます。
3と4は考え方、価値観に直結するので、違いは対話などある程度の交流がなければわかりません。しかし、逆に、違いが後からわかるだけに「反発」「疑問」「軽蔑」などの感情にもつながりやすいので、やや扱い難い特質とも言えます。

さらに、前述した4つの側面は、別々にそれぞれの特徴を示すのではなく、その組み合わせにより一人の人間像をあらわします。たとえば水(H2O)は水素と酸素をあらわすのではなく、水という化合物をあらわすように、4つの側面の組み合わせから1つの個性ある全体像が理解できる、というわけなのです。

ブログの内容(書庫、記事のタイトルのつけ方、文章の長短etc.)、コメントの語調などからも、最終的にこれらの性格分類が、ある程度予測可能です。
同じ興味を持っているのに何だか話が通じないな~と思う人、観点がずれてるように感じられる人、これらも、分析していくと、性格の相違から生じるものなのです。(場合によっては水と油、もしくは動物と植物以上の違いがあります)

では、これからその側面について、一つ一つ、細かに解説していきましょう。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | また見たいドラマ、見られな... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

心理学・健康・その他」カテゴリの最新記事