¶タイタン号の宇宙探検¶

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NHK大河ドラマ『勝海舟』、そして神様との決別へ②~「愚者の旅」より

2006年11月06日 11時47分05秒 | 倉本聰さん関連
さて、とうとう核心の『神様(NHK)との決別~第2章~』です。 計算してみると、この頃って倉本聰氏はまだ30代後半なんですよね。自分の年齢と重ね合わせると、怖いものがあります。──さて、本の内容へ戻りましょう。演出家であるT氏との確執はくすぶっていたものの、「勝海舟」の仕事を倉本さんは楽しんでいました。T氏を除く他のディレクター連中とは意志の疎通もはかれていたし、後から加わった松方弘樹をはじめ、 . . . 本文を読む
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NHK大河ドラマ『勝海舟』、そして神様との決別へ①~「愚者の旅」より

2006年10月26日 11時41分00秒 | 倉本聰さん関連
新春ドラマで倉本聰さんが人情コメディ(「拝啓、父上様」)に挑戦するということで、また私も頑張らなくっちゃ!と奮い立ち、記事をしたためようと思います。以前『ギョーカイに飛び込む!NHK立志編』にて、NHKを紳士・神様と崇め、初仕事に舞い上がった倉本さんをご紹介しましたが、その“神様”と大きな亀裂が入った事件──NHK大河ドラマ「勝海舟」事件についてご存知の方はどのくらいいらっ . . . 本文を読む
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『くの一忍法』、日活でポルノの草分けに?!~「愚者の旅」より

2006年09月13日 11時30分59秒 | 倉本聰さん関連
さて、前に予告しましたとおり、中島貞夫氏(親友であり、倉本さんの東大卒業に大いに貢献してくれた人物)が絡んだ一件を書こうと思います。はちゃめちゃな映画界(当時は既にテレビに押され気味)へ飛び込みつつ、テレビの仕事をしていた倉本さんの、更なる開眼となった出来事と、人との出会いについてです。(理論社刊「愚者の旅」より抜粋)『突然京都撮影所にいる大学時代の親友中島から電話が入った。「お前、東大時代のこと . . . 本文を読む
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寺山修司との出会い、ドラマとドキュメンタリーは融合するか?~「愚者の旅」より

2006年08月31日 11時26分45秒 | 倉本聰さん関連
恥ずかしながら、まだ読んでおります!!m(__)mつまみ読み、今何冊あるのかな。考えただけども恐ろしい…(><;)とにかく!我が敬愛する倉本聰さんの本より、またタイムスリップして、ニッポン放送時代にちょっと戻ってみました(^_^;)。実はしつこく読み返していたら、これも面白いな~あれも面白いな~、というエピソードが多々ありまして、またその一つをご紹介。寺山修司氏(※1)との出会い。の . . . 本文を読む
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ギョーカイに飛び込む!NHK立志編~「愚者の旅」より

2006年08月11日 16時15分26秒 | 倉本聰さん関連
前々回、『あ!ない!!』(理論社刊「愚者の旅」より抜粋)で書きましたとおり、ニッポン放送でとんでもない目に遭った(自業自得ですが^_^;)倉本さんは、さすがにもう無理だ!と悟り、サラリーマンを辞めることにしました。清水の舞台から飛び下りるつもりで、密かにやっていた副業(シナリオライター)を本業にする事にしたわけです。『ありがたかったのは、日活のターキー水の江瀧子さんが何故か可愛がって日活の契約ライ . . . 本文を読む
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劇団四季への怨念?~「愚者の旅」より

2006年08月04日 15時51分30秒 | 倉本聰さん関連
前回は倉本さんのサラリーマン時代にちらと触れました。今回はそこから学生時代にタイムスリップ。『倉本聰VS. 浅利慶太氏』がテーマです。(理論社刊「愚者の旅」より抜粋)倉本聰氏本人によると、だいたい中学時代から本格的に演劇にのめり込み、加藤道夫氏(劇作家。昭和二十八年自殺。夫人は女優・加藤治子さん)や、ジャン・ジロドゥに溺れていたそうです。当時(昭和二十年代中盤?)はシナリオなど一般に売られているは . . . 本文を読む
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あ!ない!!~「愚者の旅」より

2006年07月16日 00時33分03秒 | 倉本聰さん関連
倉本聰──今では大好きな脚本家だけれど、何事にも好きになる“時間点(偶然)”というものがありまして、私の場合、実は「北の国から」が終ったころでした。「前略おふくろ様」「昨日悲別で」「ライスカレー」etc.いろいろ好きだったけれど、どうも舞台が北海道ってだけで、地元ながら引いていたのです。(なので本格的に見たのは”連ドラが一段落ついてから”脚本形式の本 . . . 本文を読む
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