「犯罪症候群」Season１から２へ・・・感想とネタバレ！

　　　

【注意】以下、ネタバレしまくり！
見ようと思っている方は読まないでね！


主人公は武藤隆（玉山鉄二）。
妻子がいる。
親が幼い頃に亡くなり、妹と二人で生きてきた。
捜査一課の元 刑事。
今は興信所の調査員。
娘（中学生）は父の職業が気に入らない。
武藤の妹は未成年の少年に殺された。
彼は法に裁かれない少年に殺意を憶え、その激しい感情に自ら恐怖し、刑事を辞めた。

妹の恋人は鏑木（谷原章介）。
武藤と同じく刑事。
彼は自分を見失わず 逆に仕事に打ち込んでいる。
人事課の謎の男・環（渡部篤郎）に目を つけられた武藤。
環は上層部から極秘で特命を受け、警察が表だって動けない事件を、裏組織を使い、超法規的手段で解決する 猟犬として武藤を操ろうとする。

そこで起きた事件とはーーー

★小口誘拐★
少額の身代金なら親はお金を出す、と 見越した犯人（ジーニアス）が巧みに仕掛けた 犯罪。 誘拐するターゲットをSNSの写真、日記などで 探り、閲覧が少ないから、と個人情報を安易に 漏らす親に的を絞る。
実行犯と子守りをコントロールする。
子守りはモニター調査と信じて子供を安全に世話し、犯人に命令された通り、自分の名前も 子供の名前も聞かず、誘拐に加担したと 気づかせない。
被害者は無理をすれば用意できる金額なので 警察には通報しない。
命には代えられない、と事件後も沈黙。
武藤は被害者の一人を説得し、氷山の一角 を崩すべく、小さな手がかりから犯人に 近づいていく。
子守りを担当した女は親の介護を一人で 抱えた孤独な女性だった。
彼女の心をつかんだ犯人をプロファイリングし 週刊誌の記事で“幼稚”と挑発した武藤。
プライドが高いジーニアスはそれに見事に 引っかかる。

★戸籍交換★
小沼という男を調べろ、と環。
小沼は普通の大学生だが、実は中身は 別人だった。 不動産会社の社員が社内情報を利用して 戸籍交換の斡旋をしていた。
小沼は違法薬物を扱う男で、ロックバンド に所属し、そのライブ会場などを拠点に 薬を売りさばいていた。 そのバンドのファンの中に武藤の娘が…。
環が武藤に目をつけたきっかけだった。
捜査しているうちに武藤の妹を殺した 犯人（少年院で自殺）の姉に出くわす武藤。
自分の人生をリセットしたい、という人が 多くいることがわかる。
本物の小沼は発見できたが、彼の戸籍を 買った大学生は殺された…。

★憎しみは風化しない★
大企業の御曹司が家を出て、平凡な 幸せをつかもうと暮らしていた。
環に利用された武藤は娘が自殺未遂をする、という事件により、彼と決別。
ティッシュ配りのアルバイトをしていた。
絵本作家志望の御曹司・道典と懇意になる。
父・高梨（竜雷太）は政治家と癒着。
道典が御曹司と知った犯人が彼の息子を 誘拐。
一億円を要求してきた。
父は金を貸すかわりに離婚を要求。
道典の妻は息子の命のために、と 要求をのんだ。
金の運搬は“ティッシュ配り”に、と犯人。
警察が細かく追跡策を練ってきたが、 それをかいくぐる犯人。
しかし子供は殺された。
武藤は罪悪感にかられ、執拗に犯人をつきとめる。
だが幼い命は帰ってこない。
道典は「犯人の情状酌量を求め、釈放されたら 自分の手で殺す」と言う。
やり場のない怒り…。
殺したのは、一億円が偽物だったから、というのが 犯人の主張。
警察が燃えかすからチェックした限り 金は本物だった。
道典の父が特殊な印刷技術を工場に依頼し、偽札のように見せかけたのだ。
それを知った道典は絶望で父親を殺した。
武藤に「全く後悔していない」と言い残す 道典…。

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どれもやりきれない内容。
最終的に、武藤は犯罪者への憎悪でとうとう、環に従う決意をする。
一方で「憎しみは風化しない」という 言葉をささやいた女がSeason２で 鏑木と何かを……という展開。
続きが楽しみ～～！！