・「最後の証人」、柚木裕子氏
内容(「BOOK」データベースより)
元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。
そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。
高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。
男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。
しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。
敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。
やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。
他の人のレビューを見ると賛否両論なのですが、自分としては「臨床心理」(第一作)よりよいなぁと思いました。
否定的な方の多くは裁判(裁判員制度も含め)について不勉強だ、実際にこんなことはないと
話のリアリティについて述べており、確かに(入念な)取材は必要なのだろうと思います。
が、自分も詳しくないのでそんなもんかと読んでたので↑のようには思わなかった次第。
それは有能な検事から弁護人に立場を変え、また弁護人としても優秀な佐方という人物が
よく書かれていたからだと思います。
転身した理由、裁判に対する姿勢、信念を曲げない姿等魅力的に映りました。
これまたとあるトリックが最後の方に明かされますが、多分それだけを狙ったわけではない(そこに重きを置いているわけではない)と思われるのですが…またかいと思ったのも事実。
・「野良女」、宮木あや子氏
アラサー女子5人の赤裸々な本音をコミカルに描いた一冊。
しっとりとした感じの作品、耽美的な作品と色々な書き方のできる幅の広い作家さんだなぁと。
↑のつもりで読んでいくとあけすけな物言いに引く人も出てくるかも。(笑)
それを共感とまでいかずとも受け入れて読める人なら赤裸々な女性像を痛快に捉えられ
楽しめるのではないかと思いました。
個人的に(色々なダメ!?男が出てくるのですが)、その中でもポエマーな男と
それに対す手の突込みが受けました。
内容(「BOOK」データベースより)
元検察官の佐方貞人は、刑事事件を専門に扱うやり手弁護士だ。
そんな佐方の許に、かつて在籍した地検の所在地で起きた殺人事件の弁護依頼が舞い込む。
高層ホテルの一室で起きた刺殺事件。物的証拠、状況証拠ともに、依頼人が犯人であることを示していた。
男女間の愛憎のもつれが引き起こした悲劇。世間やマスコミの誰もが、依頼人に勝ち目はないと見ていた。
しかし佐方の、本筋を見抜くプロの勘は、これは単純な事件ではないと告げていた。
敗戦必至の弁護を引き受けた佐方に、果たして勝算はあるのか。
やがて裁判は、誰もが予想しなかった驚くべき展開をみせる…。
他の人のレビューを見ると賛否両論なのですが、自分としては「臨床心理」(第一作)よりよいなぁと思いました。
否定的な方の多くは裁判(裁判員制度も含め)について不勉強だ、実際にこんなことはないと
話のリアリティについて述べており、確かに(入念な)取材は必要なのだろうと思います。
が、自分も詳しくないのでそんなもんかと読んでたので↑のようには思わなかった次第。
それは有能な検事から弁護人に立場を変え、また弁護人としても優秀な佐方という人物が
よく書かれていたからだと思います。
転身した理由、裁判に対する姿勢、信念を曲げない姿等魅力的に映りました。
これまたとあるトリックが最後の方に明かされますが、多分それだけを狙ったわけではない(そこに重きを置いているわけではない)と思われるのですが…またかいと思ったのも事実。
・「野良女」、宮木あや子氏
アラサー女子5人の赤裸々な本音をコミカルに描いた一冊。
しっとりとした感じの作品、耽美的な作品と色々な書き方のできる幅の広い作家さんだなぁと。
↑のつもりで読んでいくとあけすけな物言いに引く人も出てくるかも。(笑)
それを共感とまでいかずとも受け入れて読める人なら赤裸々な女性像を痛快に捉えられ
楽しめるのではないかと思いました。
個人的に(色々なダメ!?男が出てくるのですが)、その中でもポエマーな男と
それに対す手の突込みが受けました。