短歌：松（閏）

ある件を決裂させる加護を得る西千葉駅の祟りの松に



Hail Sathanas.

短歌：後（閏）

令和二年立秋に復活を請う丹後鉄道幽霊列車



Hail Sathanas.

短歌：椿（閏）

夕星のしとどの窟目指す暮れ椿ラインで擦れ違うキミ



Hail Sathanas.

短歌：川（閏）

群馬、千葉、宮城、高知は渡り青森でコンプを期す三途川



Hail Sathanas.

短歌：笛（閏）

本番の日まで毎晩鹿伏兎町の笛が聞こえる森で練習



Hail Sathanas.

短歌：抗（閏）

スプーンで食べるケーキに対抗し飲むヨーグルトを箸で食べます



Hail Sathanas.

短歌：おやつ（閏）

初夢で寄った記憶の固執似の島でおやつがバナナに入り



Hail Sathanas.

短歌：味（閏）

味の素スタジアムにはかれが居る銀煤竹の無念を抱き



Hail Sathanas.

短歌：一週間（閏）

ゴキジェット１本浴びて逃げた虫見かけない儘もう１週間



Hail Sathanas.

短歌：喉（閏）

救心のサイトに沿って天突を押せば消えます喉のイガイガ



Hail Sathanas.

短歌：明（閏）

西友の袋が重くライフ尽きイオンで紡ぐ明日の題詠



Hail Sathanas.

短歌：寝（閏）

通算で六度寝直す三箇日悪夢は現在七話の途中



Hail Sathanas.

短歌：富士山（閏）

自転車も迂回路を行くべきなのか人穴富士講遺跡の鳥居



Hail Sathanas.

短歌：間（閏）

ポスターが見ぬ間に床に落ちており行方の知れぬ画鋲４本



Hail Sathanas.

短歌：令和２年の抱負（閏）

論文を読み漁ったり良く寝たりワームホールを作ってみたり



Hail Sathanas.