短歌：滅（閏）

支配者も家畜ゼロでは困るので短絡的に滅ぼしはせず




Hail Sathanas.

短歌：間（閏）

足を掴まれると居ない壁のサルせんげん台の大枝地下道




Hail Sathanas.

短歌：ゆっくり（閏）

ゆっくりといきなりを間違えているフランス人と伴に居る海




Hail Sathanas.

短歌：緒（閏）

ドローンで空撮したる緒ケ瀬滝ふもとの王になずく狐火




Hail Sathanas.

短歌：黴（閏）

風呂掃除翌朝に寄る勧修寺の蓮の香に巻き付くカビキラー




Hail Sathanas.

短歌：缶（閏）

見るたびに机の上のビール缶が移動している実家マンション





Hail Sathanas.

短歌：光（閏）

狙ってた光が丘の物件が大島てるにひっかかる夜




Hail Sathanas.

短歌：夕（閏）

七と書き｢タナバ｣と読むと先生に騙されていた７才の我




Hail Sathanas.

短歌：プール（閏）

不可解な水難事故の相次いだプールの底にずっとある靴





Hail Sathanas.

短歌：続（閏）

我々はミルクに代えて税金を払い続ける家畜であって




Hail Sathanas.

短歌：怪我（閏）

掌の丸が聖痕とは変だ百歩譲れど手首に四角




Hail Sathanas.

短歌：コンビニ（閏）

戻しても見れば落ちてるお線香朝の入荷の前は何度も




Hail Sathanas.

短歌：喜（閏）

職質な夜の喜多方ラーメンは細麺にごりスープで頼む




Hail Sathanas.

短歌：帽子（閏）

旅先で会った長身イケメンが露天風呂でも脱がない帽子




Hail Sathanas.

短歌：赤と青（閏）

お向かいのサインポールを見るたびに想うワーテルローの戦い




Hail Sathanas.