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なんくるないさぁ情報局。

大好きなテレビドラマ、邦画などについて、日々感じたことを書きたいと思います。

電車男。最終回。

2005-09-27 01:29:41 | 2005年夏ドラマ
電車男卒業おめでとう!

エルメス(伊東美咲)は、掲示板を見る。
過去のレスを読んで、これまでの電車(伊東淳史)との出会いを回想。
そして、秘密の場所へ。

陳釜さん(白石美帆)は、電車を呼び出すが、「すいません、今日は大事な用がありまして。」
「今日はダメなんです。僕の人生で一番大切な約束があるんです。ほんと、すいません。」と言って、電話を切られる。「はじめて断られた。」

桜井(豊原功補)の陽動作戦が実施される。電車は、エルメスが病院へ運ばれたという電話を受けて、秘密の場所から離れる。

エルメスの居所がわからなくて、電車はエルメスの自宅に電話を入れる。啓介(速水もこみち)が出た。彼は、この前のことを詫びた。掲示板を読んで、姉への想いがマジだということがわかったと。

一方、エルメスは秘密の場所に電車がいないので、アキバの町を探し始める。
エルメスは秋葉原駅のホームで電車に出会う。またもや、桜井のプロポーズ作戦は大失敗。逆効果に、そのうえ、指輪、ランエボ2号まで失うことに。

「やっと会えましたね。電車男さん。」

ネットの住人たちは、掲示板に張り付いて、電車の帰りを待っている。
「ただいま戻りました。」「今日書き終わるのに何時間かかるんだ…。眠い…。」
「お待たせしました。結果から言えばいいのかな?」
エルメスとの出会いのいきさつから説明が始まる。

「掲示板を読みました。」
「山田さんが私のことをあんなに思ってくれて、すごくうれしかったです。」
「掲示板の人たちもいい人たちですね。」
「だから、山田さんの思いをちゃんと聞かせてもらおうと思って、ここへ来ました。」
「聞かせてくれますか?」

「大事な話があります。」
「青山さんといると、すべてが輝いたんです。これまでの僕のどうでもいいような時間も、変わらない街の景色も、あんなに情けなかった僕自身も、すべてが魔法のように、一瞬で輝いたんです。青山さんが僕に光を照らしてくれたからです。」
「青山さんから、大切なものをいっぱいもらって…、なのに…、僕は何も持ってない。何もしてあげられない。だけど…、だけど…、青山さんを思う気持ちだけは誰にも…、誰にも…、負けません。」

「僕…、僕…、」
「がんばって。」

「僕は…、僕は…、青山さんのことが…、大好きです。」
「私も山田さんのことが…、好きです。だから、これからも、ずっと一緒にいてくれますか?」
「はい。」

大歓声!!

「ありがとうございます。ずっと…、ずっと…、一緒にいてくだしゃい。」
「はい。」
「びょくは、ほんとうに、青山さんが…」
そこでエルメスは、電車の顔を両手で挟んで、「うん、うん、うん。」とつぶやく。
「すいません。女の人に優しくされたこと、一度もなかったから。」

エルメスの頬に一筋の涙が伝う。
「もらい泣きしちゃいました。」
そして、彼女から電車にキッスが…。

ふたたび、大歓声!!

「好きっていうか、もっと好きになっちゃいました。」

ネットの住人たちから祝福の言葉がどっと来る。

「まだありますが、ニーナの時間なので、続きはまたあとで。」
生粋のアニ・ヲタ全開!!

「してみたいなぁ。あんな運命的な恋。」
桜井と陳釜さんは掲示板を読んでそう感じていた。そこで、バッタリふたりは出会う!
陳釜さんは変態男に絡まれて、男をボコボコにしている。
桜井が駆けつけると、うって変わって、助けを求める。「これって、もしかして、運命?」

インターバル終わり。

ふたたび、掲示板へ。
エルメスと電車は公園へ。

彼女がイタリアのお土産としてチョーカーを電車に。
「似合ってますよ。お揃いですよ。」

みんな、反応なし。

「ようやく落ち着いたところで、これまで話せなかったことを話す。」
「ここで、ある異変に気づく。」
「あっ、コンタクトの片方がない。」
もう片方のコンタクトをはずす。
「何も見なくなっちゃいました。」
「私の顔も見えませんか?」
「俺、ほんとは見えてたけど、」
「見えないんです。」
「これで見えますか?」
エルメスが電車の顔に近づく。

「この策士がぁぁああ!」
「エルメスたーん、こいつ嘘ついてまーす!」

「今度は電車さんから…。」
「はい。」エルメスの頬にキスする。
「そっちじゃないですよ。」
「ここですよ。」と指で唇を指す。
電車から彼女にキッス!
「世界にこんなやわらかいものがあったなんて!と思いました。」
「はじめてじっくりと彼女の顔を見ました。彼女の黒目に俺が写っているのがわかったくらいに。」

大パニック!!

「その後、彼女はほんとうに電車さんのことがいとおしいです。と小声でささやいて、またキスしてきた!」
「それから何度もくちびるを重ねて、最後に、おとなのキスまでしちゃいました!」モザイク入ってます。

「報告は以上です。みんな、ありがとうです。」

裕子(須藤理彩)は足首が萌えませんと言われ、ヲタク仲間の松永(劇団ひとり)に振られる。

エルメスは果歩(佐藤江梨子)を呼び出した。しかし、エルメスが話す前に、果歩から、恋愛することを怖がって、何が大切なのか、忘れてたのは自分だったと、謝られる。
掲示板をすでに読んで、エルメスが話そうとすることが分かっていたのだ。

電車の母は戸田恵子さんだった!あの、マチルダの声をやっていた本人です!
しかも、子供ができたと言う!
月に一度のお泊りのときにがんばったからという。

ふたたび、掲示板へ。
電車はおのろけを書く。
「あれ?急に素っ気なくなったのは気のせいですか?」

「電車よく聞け。おまいは毒男じゃなくなったんだ。つまり、このスレを卒業するときが来たんだ。」
「名残惜しいが、そろそろお別れだ。」

「俺は皆と別れたくないです……。たまには顔出しますよ。だからそんな冷たいこと言わないで下さい……。」
「何でですか……。せっかく仲間になったのに……。そんなの寂しいですよ……。」

「強くなれ!お前が守らなくて誰がエルメスを守る!」

「分かりますた……。俺、旅立つよ。」

「残りの300レスで盛大に見送ってやる。」
「さあ、みんな。電車に想いをぶつけろ。」

「毒男の卒業式だぁぁああ」

「電車ともお別れのときがきたね。実は応援しているうちに、あんたのことがちょっと好きになってたかも。童貞は食ってやってもいいってくらいに。」陳釜さんもスレしてきた!

「途中抜けたこともあったが、なんとかお前の成長を見届けることができた。足取りおぼつかなかったお前がスレの住人に育てられ、立派な男として卒業するまでに至った。電車よ、彼女の手を離すんじゃないぞ。どんなことがあろうとも、これからお前はいろんなことを経験するだろう。くじけそうなときはここを思い出してくれ。何をしてきたのか。何を言われたのか。そして、どんな想いでエルメスと向き合ってきたのか。どうか幸せに。そして、住人のみんな、かけがえのない時間をありがとう。」

「おまいら本当にありがとう。嬉しくて勇気付けられて感謝してもういろんな感情が涙となって溢れているよ。俺、みんなのこと忘れないよ。あまいら>大好き。」

「俺も大好きだぁぁあああうわぁぁあん!」

1000レスまであと少しになってきた。
「972。1000レス目は電車、お前が埋めろ」
「998。発車ベル鳴りまーす!」

「卒業おめでとう。」
AA仕事師の絵。

電車男卒業おめでとう!

「1000。このスレまじで魔力ありすぎ……。おまいらにも光あれ……。」

「1001。このスレッドは1000を超えました。もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。」

電車とエルメスを乗せたC51が引っ張る列車は空に向かって旅立っていった。
秋葉原の駅からみんなに見送られて……。

「失恋レストラン」。
派遣会社の黒木元部長(佐藤二朗)が店のオーナー。
そこに、及川(前川泰之)が…、啓介が…、桜井が…、この店には、陳釜美鈴に食われた男たちがわんさかと。
桜井が叫ぶ。「よしこうなったら、陳釜美鈴被害者の会を結成しよう!」
そこに陳釜さんのメッセージ入りの絵はがきが。

「私旅たつよ!今までありがとう 美鈴♡」

電車とエルメスは東京駅に。
丸の内口の改札から、「電車男号」で出発進行!!

決定!!キタ――( ゜▽ ゜)――!!!!
「電車男・もう一つの最終回」
10月6日(木)夜10時
30分拡大スペシャル!!!

まだまだ、続く。電車男。番組改編期も休めないです。

電車男。第10話。

2005-09-21 00:28:54 | 2005年夏ドラマ
世界は君たちの為にある!

「もう私の前に現れないでください。」
「エルメスたんに完全に拒絶されますた。今度こそ本当に終わりです。」

今回は、54分に盛りだくさんの内容のため、オープニングは短め、すぐ、CMに入りました。

「俺が行った時にはすでに掲示板のことはバレてました。どうやら弟さんが教えたようです。」
「先バレかよッ!弟かよッ!」
「エルメスたんも弟さんもこの掲示板にかなり不快感を抱いてたみたいだし。
エルメスたんは自分の知らないところでいろいろ話されていたことがショックだったようです。弁解も虚しく、一方的に別れを切り出されました。
弟さんに、俺とエルメスたんじゃ、住む世界が違うと言われて、俺なんかがお付き合いしちゃいけない人なんだと実感したんです。
たとえ、掲示板のことを理解してもらっても、彼女を満足させられる恋愛環境を保つことは、おれのスペックでは、不可能です。
ヲタを捨てることがすごい努力などと勘違いしていましたが、それは彼女に嫌われないための努力で、彼女に好かれるための努力ではないんだなぁと痛感。
もうわたしの前に現れないで、とまで言われて、ようやく、気づきました。
もう彼女と会うことはないです。
もう二度と書き込むことはないと思うけど、おまいらのことは、忘れません。
ほんとうに、ありがとう。」

掲示板の住人たちの励ましにもかかわらず、電車はパソコンの電源を落とした。

果歩(佐藤江梨子)が桜井(豊原功補)の店に。啓介(速水もこみち)にエルメスと電車のことを聞きに来た。
桜井は電車とエルメスが別れたことを聞いて、ロスタイムが残っていたと喜ぶ。
完全に崩れてますなぁ、桜井。

そこへ、陳釜さん(白石美帆)登場。(また、やさしくも電車のフォローに来ました。)
最初は殊勝な感じでしたが、啓介がありのままを話さないので、みるみる表情が変わって、ついに、いつもの怖い陳釜さんが現れる。
「聞かせろって、言ってんだよっ!こっちが、素なんだぁよっ!
あんたぁ、ちゃんと掲示板読んだわけ?ちゃんと、掲示板読んでみろよ!」
怖い、怖い、入ってきた客にも八つ当たりで、バッグのパンチが炸裂!

驚いた!陳釜さんが電車の家にやって来た!どうして!?
「振られたんだって?まぁ、もともと、あんたみたいなやつが付き合える相手じゃなかっただって。ほら、オタクとお嬢さんだよ。美女と野獣以上にありえないでしょう?(きついけど、ちゃんとフォローしてるーっ!)
脱ぎなぁ!私にも責任はあるわけだし…、しょうがない、失恋には新しい恋って言うでしょう。」
電車を押し倒し、シャツのボタンを飛ばし、
「うるさいんだよ、とっととやらせなぁ!あんた、いつまで引きずってんだよ、あんな女世の中に五万といるって。」
「いないです!あんな、素敵なひと。ほかにはいないです。」
「私は違うってわけ、だったら体で教えてやるよ!」
電車の父・恒生(岸辺シロー)と妹・葵(堀北真希)が乱入!
「お邪魔してますっ。」

阪神ファンの牛島(六角精児)がやっと掲示板に戻ってくる。
「どうしてお前ら、電車を途中下車させたんだ?このままじゃあいつは前と何も変わらないぞ!
確かにかなりの痛手を負ったと思う。
だが、俺たちは誰もが電車の恋を成就させたいと願っていたはずだ。俺だって必ずうまくいくなんて思ってない。
でもな、悔いは残してほしくないんだ。あいつはまだエルメスに自分の想いを告げてないじゃないか。あきらめるのはそれからでも遅くないだろう。
そんなだから毒男と呼ばれるんだ。俺たちが変わらないで、電車の気持ちを動かせるわけないだろう!
もう一度、あいつをこの掲示板に呼び戻して、『告白しる』と言ってやろうってヤツはいないのか!」
「軍師よ、作戦は練っておるのだろうな。」
「もちろん。明日は日曜、落ち込んでいる電車が秋葉に行く確率は高し。」

「秋葉潜入計画っていうのはどうだ?」
○駅で待ち構えてみる
○駅でアナウンスする!
○路上ライブを秋葉でやってみよ
○アキバの中心で「電車」を叫ぶ
○上空3000フィートから呼びかける
○電車の本を書いて出版する
○アキバで招集をかける!!
○アキバを街ごと買い占めて電車を探す
○他の掲示板で何重にもトラップしかけてやる

引きこもりの住人をも鼓舞している。
「おまいら本当にイイやつだな。他人のことでこんなに必死になってさ……。
おまいらみたいなやつらが周りにいれば俺の人生もっとたのしかっただろうな。」
「何言ってやがる。俺たちは、お前の仲間でもあるんだぞ。ひとりで乗り越えられない壁にぶち当たったときは、いつでも相談に乗ってやる。」
「俺、引きこもりだけど、電車の張り紙作って秋葉中に貼るよ。」
「俺はテレビに映って呼び掛けよう」と牛島。
「よーし、必ず電車をこの掲示板に戻してみせるぞ!」

「稲毛、津田沼、船橋、市川、新小岩、錦糸町、馬喰町。」
久しぶりに出ました。小電車男。総武快速の停車駅を車掌の物まね。うまい!
ネットの住人たちの鉄道員姿の男の子供だったんですね!

秋葉潜入計画は実行に移された!

桜井は、彼のリーサルウェポンは着実にエルメスに浸透していると言う。お見合いを画策。

秋葉の作戦はなかなか電車に伝わらない。しかし、米国留学中の武田花梨(小出早織)のネット中継で知ることに!
「掲示板をみてください。みんながあなたを探しています。」
気が付くと、秋葉のそこここに電車男のカムバックを呼び掛ける言葉が。

裕子(須藤理彩)もエルメスにアドバイスする。
「あいつがどんな思いで掲示板に書き込んでいたかぐらいは知ってあげてもいいんじゃない。果歩がさぁ、掲示板読んで、山田のこと見直したんだって。すごく感動したって。あんなに、オタク毛嫌いしてたのにねぇ!」

電車は急いで家に戻る。パソコンの前に。掲示板を開く。
ネットの住人たちの書き込みがいっぱい。掲示板から卒業した面々からも。
「電車の喜びだけじゃなく、悲しみも分け合っているつもりだ。だから、傷つくときは、お前ひとりじゃない!俺たちがついているっ!」
「なんで、おまいら、そんないいやつなんだ。」
「ほんとに、みんなありがとう。言葉のひとつひとつが胸に突き刺さってきます。俺、このスレに出会えてよかった。おまいらと同じ時間を過ごせてよかった。俺、もう一度だけ、がんばるよ!
キターッ!!
「これから彼女に電話します。きっと留守電になると思うけど。この想い全て叩きつけてやりますよ……」

電車はエルメスに電話をする。
「掲示板をみてください。僕の全てが詰め込まれています。お願いです。最後まで読んでください。最後に青山さんにメッセージを残してあります。」

「エルメスさんへ。
この掲示板を見て、きっといろんな意味で驚いたと思います。
僕自身、恥ずかしくもあり、懐かしくもあり、変な気持ちです。だけど、ここにある言葉に、嘘、偽りはありません。それは、ネットのみんなにも言えることで、名前も顔も知らないけど、彼らは僕にとって、本当の友達です。僕に唯一誇れるものがあるとすれば、彼らと出会えたことだと、胸を張って言えます。
彼らがいたから、僕はあなたをあきらめませんでした。彼らがいたから、僕はあなたへ自分の想いをぶつける決心ができました。明日、二人だけの秘密の場所で待っています。来るまで待っています。
最後に、許可もなく掲示板に書き込んで、あなたを傷つけてしまったことをお許しください。
電車男」

「これから家を出ます。」

「電車、俺たちは電話線でつながっているんじゃない。こころでつながっているんだ。」

「おまいら、三ヶ月間本当にありがとう。これまで長かったような、短かったような、夢なのか、現実なのか、不思議な感覚で、正直不安のほうが、多いです。でも、やるべきことはやってきます。今日はたぶん、自分の人生を左右する日なんだろうなぁ。
これまでの暗がりにいた人生から飛び出してみせます!
それと、みんなの気合しかと受け止めました!
必ず決着つけてきます!」

世界は君たちの為にある!

「では、行ってきます!」

なんか、電車、凛々しい顔つきになっている!

母・由紀(秋吉久美子)はエルメスに言う。
「愛があれば何もかも乗り越えられるものよ。」

電車は、大好きな秋葉のビルの屋上に。

桜井には、大どんでん返しが起きる!
しかし、なんと、相手はエルメスじゃなくて、彼女の母親だった!

エルメスは留守電を聞く。
掲示板を…。

掲示板のやり取りの濃い回でした!

ドラゴン桜。最終回。

2005-09-18 00:55:36 | 2005年夏ドラマ
最終回 「運命の合格発表!お前らはもうバカじゃない!」

センター試験・最終科目・物理。
センター試験が終わった。
水野(長澤まさみ)は特進クラスのみんなと出会った。特別講師と答え合わせをするので来ないかと誘われ、ついていくことに。
全教科合計得点。
奥野(中尾明慶)662点、小林(サエコ)656点、緒方(小池徹平)651点、香坂(新垣結衣)649点、矢島(山下智久)645点、水野636点。
「6人全員センター試験、無事突破だ!」
全員はまだ戦闘モードのまま。
2次試験対策へ。

「東大数学」
解答は、ただ数式を埋め尽くせば言いという訳ではない。出題者に対して、この問題の解き方を私は、わかっていますよと、アピールすることが大切だ。
そのためには、解答の序盤で、あえて文章でこれから解こうとしている方法を説明すればよい。
「理科」
答えが出たら、単位の確認と同時に、極端な数値を当てはめてみることで、確実に間違えはなくなる。
「古文・漢文」
キーワードになりそうな語に線を引く。そして黙読はいけない。よい文章には必ず、よりリズムがある。そのリズムに乗って、心の中で音読することによって、長文問題も意外なほど早く正確に読める。
「英語」
リスニングが始まるまでの45分が勝負。この時間の間に、確実に点を取れる長文読解と和訳問題を片付けてしまう。さらに英作文にまで手をつければOK牧場!

東京大学試験・前日。
桜木(阿部寛)が特進クラスの生徒たちに最後に一言。
「実は、俺は東大が好きじゃねぇ。」
「東大に行ったぐらいで人生に成功したと思っているやつら、目の前の相手が東大を出たと知った瞬間に卑屈になるやつら。こら、みんな、げす野郎だ。
そういう、げす野郎が大量に湧き出てくるのはなぜか。」
「日本中の大半の連中はチャレンジもせずに、東大のことを越えられない壁だと決め付けているからだ。勝手に祭り上げ、勝手にあきらめ、そして勝手にコンプレックスを抱く。成功している人間は、それはもともと、才能があったからで、自分はもともと平凡な人間だから、努力したって無理だ。そういう思い込みが人生をどれだけ窮屈に縛り付けていることか。」
「世の中に越えられない壁なんてねぇんだ。だから、お前ら、どんなことにもできないという先入観を持つな。」

東京大学試験・初日。
特進クラスの生徒たちはそれぞれの思いを抱いて東大入試当日を迎える。
井野(長谷川京子)が赤門前で待っていた。円陣を組んで、いよいよ、試験会場へ。
1科目目・国語。
簡単な古文・漢文から解く。主語、目的語を補いながら読むべし。
漢文はまず、人物を抜粋していく。論理構造がはっきりしているから、読めない単語があっても大筋は読み取れる。
2科目目・数学。
まず確実に取れそうな問題を探す。立体図形は平面で切って考える。計算量が多いので解き方だけ示して、ほかの問題へ行く。
矢島と水野は彼女の母(美保純)の見舞いに病院へ。母はまた倒れてしまう。矢島が支えたおかげで大事には至らなかった。しかし、矢島の右手が…。

東京大学試験・二日目。
奥野は昨日弟がくれたサンドイッチのせいで腹痛に。そして、水野は母の看病のため、来ない。意識が戻るまで行けないと。
みんなは動揺したが、井野は、水野はきっと来るはずだから待っているといって、試験に集中するよう励ました。
3科目目・理科。
電磁気の問題でも基本は力学。ひとつひとつ立てられる式を立てていく。
水野はまだ病院。母は意識が戻らない。特進のみんなが作ってくれたノートを見ている。

水野は龍山高校の教室へ。
「人生180度変えるつもりだったけど、できなかった。くるっと360度回って、元にもどっちゃった。」
桜木は言う。
「馬鹿なことをいうな。時間っていうやつはな、元には戻らねぇ。いいことも悪いことも、すべてそいつの中に詰まってくる。お前は一年間勉強した。東大を受けようが受けなかろうが、その事実は変わらねぇよ。お前は、変わった。」
「試験が終わる頃には迎えにいってやれよ、特進クラスはなぁ、お前を含めて六人だ。」

最終科目・英語。
キーワードをチェック。
午後4時ちょうど、東大試験は終了した。
水野と井野はみんなを迎えた。
「みんな、受験お疲れさま。」

合格発表・当日。
奥野の弟は不合格だった。
理科一類の合格者番号の掲示板へ。
矢島・40732
香坂・40886
奥野・41772
緒方・41862
小林・41947
奥野、香坂、矢島の番号は、あった。
小林、緒方はなかった。

龍山高校。桜木、特別講師、理事長(野際陽子)たちが待っている。
矢島が言った。
「三勝二敗。」
桜木は言う。
「自分たちで手に入れたプラチナチケットだ。東大合格が本当に人生のプラチナチケットがどうか、それはこれからのお前ら次第だ。とにかく、今、お前らはそいつを手に入れた。好きに使え。」
「それから、そこの落ちたふたり。受けられなかったやつをいれたら三人か。お前らのせいで、俺は公約を果たせなかったじゃねぇか!」
「俺が、一年間よくがんばった、お前らにほんの少しだけつきが足りなかったとでも言うと思ったか。がんばったことに意味があるとか、お前らは努力することを通じて、合格よりもっと大切な何かを手に入れたはずだと言うとでも、思ったのか。そんなことばお前らにいまさら並べたところで、これからの何の役にもたちゃしねぇ!俺からの言葉はこれだけだ。」
「このバカどもが!!」
「しっかり反省して、自分の人生は自分で決めろ!」
矢島は反発。「待てよ!それが落ちたやつに対するあんたの答えかよ。」
「どうした。今日だけは特別だぞ。殴っても、そのまま不問にしてやるよ。」
「あんた、泣いてんじゃん。心のなかで思い切り泣いてんじゃん。」
桜木は理事長に辞表を手渡す。

ドラゴン桜のもとへ。
井野は桜木に途中で投げ出す気か、桜木がいなくなったらどうすればいいのかと言って、慰留する。
「俺がいなくても、お前がいるじゃないか。何のために、一年間、お前は特進にいたんだ。俺はなぁ、見込みのあるやつにしかノウハウを教えないぞ。お前はバカで、粗忽で、その上、超の字が付くほどのお人よしだ。だがなぁ、自分の信じる道をまっすぐ、迷わず、突き進む能力がある。大丈夫だ。お前ならやれるよ。」
「そういうきれいごと言わないのが、桜木先生の唯一の長所だったんじゃないですか。私は、桜木先生のそういうところ尊敬していました。」
「きれいごとをいったつもりは…、ない!」
「最後の最後に、お前らにひとつだけ言っとく。」
「入学試験の問題にはなぁ、正解は常にひとつしかない。そのひとつにたどり着けなかったら不合格。これは、厳しいもんだ。」
「だがなぁ、人生は違う。人生には、正解はいくつもある。大学に進学するのも正解。行かないのも正解だ。」
「だがなぁ、人生は違う。人生には、正解はいくつもある。大学に進学するのも正解。行かないのも正解だ。」
「スポーツに夢中になるのも、音楽に夢中になるのも、友達ととことん遊び尽くすのも、そして、だれかのために、あえて、遠回りするのも、これすべて、正解だ。だからよう、お前ら、生きることに臆病になるな!自分の可能性を否定するなよ!受かったやつも、そして落ちたやつもだ。お前ら、胸を張って堂々と生きろ!以上。」
水野が言う。「ありがとう。嘘じゃないよ、私は、私たちは、心の底からそう思っている。桜木先生ありがとう、って。」

実は、第10話の記事に脚本家の秦建日子先生本人からトラックバックもらいました!びっくりしましたし、うれしかったですよ。

秦建日子のブログ

10月14日は、特別編がOAに!「東大受験マル秘テクニック総伝授SP」。
楽しみですね!

ドラゴン桜・公式HP

がんばっていきまっしょい。最終艇。

2005-09-15 20:49:21 | 2005年夏ドラマ
高校生活、イコール、ボート、すなわち、マル。

いよいよ全国大会が始まる!
悦ネェ(鈴木杏)が抜けた女子部は、なんか気持ちがしっくりしていない。
悦ネェが考えた掛け声もうまく揃わない。そこへ、悦ネェがやっと間に合った。
みんなは喜んだ!がぁ、予選の試合は明日だった!?

予選当日。
仁美(石田ゆり子)がシートチェンジを提案する。
リー(相武紗季)が整調に座ることに。
なかなか調子が揃わない。苦戦の予選。結果はなんとか2位に。予選通過だ。
男子部も2位入賞。男女とも松山第一はなんとか、準決勝進出へ。

ブー(錦戸亮)は中田三郎(田口淳之介)がスタートのリズムの取り方ででしゃばったアドバイスをするのが気に食わなかった。

応援に来ている根元(小日向文世)は言う。
「ボートちゅうのは、禅の修業に似てるとこがあるんですわ。あーしんどいとか、このままじゃ負けてしまうとか、余計なこと考えると、もう、すぐ漕ぎに出る。チームワークもそうや。ちょっとした不信感、ちょっとした不安、遠慮、ほういうもんが全部、ボートに出てしまう。」

「つまり、何も考えん。こころを無にして漕ぐ。それが大事ちゅうことですか。」

「ほやから、ボートは難しい。」

準決勝当日。
男子の試合が始まる。ブーと中田三郎の確執はそのまま。「腹きり」。ゴール手前で抜かれて4位になってしまった。

下級生のミスで負けたが、ブーは、怒らないで、こう言った。「ありがとう。一緒に漕いでくれて…。ええ思い出になったわぁ。ありがとう。」
「来年はお前がこの部を引っ張れ。今の悔しさ忘れんと、がんばれ。」とオールを手渡した。

女子部員たちは、悦ネェが抜けたから、調子が出ない、心細い、これ以上は無理と弱音を吐く。そこへ、悦ネェがやって来る。

「言い訳や、そんなん言い訳や。そんな言い訳、私は許さん。」
「逃げとるだけやろ。レース前の緊張や不安から、みんな逃げとるだけや。」

「いろいろ言い訳しとると、ものすごい疲れてくる。でも、気づいたんよ。私、楽してたて。今一生懸命やらんことの言い訳、探してただけやったて。自分、ものすごく情けなく思ったんよ。」

「今一生懸命やらな、今がんばらな、言い訳したらいかんのよ、みんなは今、漕げるんよ。目一杯漕いでがんばってよ。できるよ、あんなに練習してきたんやもん。みんなならできる。できるよ、絶対。」

仁美は悦ネェに言った。
「よういうてくれたね。みんな、やっと落ち着いたみたいや。さすがはキャプテンやね、たいしたもんや。」

「そんな、立派なもんやないです。本当は、そんな余裕ないです。本当は、いっぱい、いっぱいで、さっきもこのへんチクチクしながら言うてました。」

「だって、わたし、やっぱり漕ぎたいです。ただ、ただ、漕ぎたいです。」
「みんなと一緒に漕ぎたいです。また、オール握りたい。水の重さ、手に感じて、風、顔にパーと受けて、漕ぎたい。思い切り漕ぎたい。漕ぎたい…。」

「でも、できないこと数えて嘆くより、できること見つけて、ワクワクしたい。」
「ほやから、来る途中、私にできることはなにか考えました。」
「考えて、考えて…、六人目のクルーになろう思いました。」

悦ネェは、松山第一のボートが目の前に来たところで、腰の痛さも忘れ、ずっとボートと一緒に走り出した。

すごい記録を出すレースがある。輝かしい勝ち方をするレースがある。でも、私にとってのベストは、今のこのレースや。六人目のクルーがいた。彼女の呼びかけでチームが集まった。念願の大会、彼女は出られんかった。彼女の名前は、ボート史には決して残らない。でも、このレースは、ベストのレースやった。この日、会場にいた人たちにとって、六人目がいたレース、決して忘れることのない、みんなにとっての、ベストのレース。

「みなさん、三年間、応援ありがとうございました。」
悦ネェほか三年生のクルーたちはコーチや親たちに頭を下げた。

悦ネェたちの最後の夏は終わり。

高校3年・初秋。
進路をそろそろ決めないと…。
悦ネェが撮った全国大会の写真が根元のお好み焼き屋の店内に貼ってあった。どれも、輝いて写っていた。

中田三郎にもらったカメラを見つめて決心した。

東京の専門学校へ行って、カメラマンになると。
幸雄(大杉漣)は大反対。祖母・キヌ(花原照子)は、やりたいことを見つけたのだから、金は出すと言ってくれた。姉・法子(浅見れいな)も、中途半端は許さないと言った。

学費を貯めるため、お好み焼き屋でバイトに精を出す。

2005年初春。
とうとう、卒業式を迎える。

仁美と大野健(池内博之)は悦ネェたち女子部員に感謝の意を伝えた。
女子ボート部を復活させてくれてありがとう。いつの間にか臆病になっていた私たちに、もう一度ボートを漕ぐ楽しさを教えてくれたのはみんなだ。お前らみて、もう一度やろうと思った。負けてもいい、ひどい結果になってもいい、もう一度レースやりたいと。教えるつもりが、目いっぱい教えられた。
大野夫婦は、自分たちの夫婦の関係にもオーバーラップさせていた。

みんなは艇庫へ。
最後のボートを漕ぎ始めた。

「濃い、濃い、濃い高校生活やったなぁ。」
「深い、深い、深い毎日やった。」
「イージーオール。」
「ありがとう。」
「オールメン、ごくろうさんでした。」

「高校生活、イコール、ボート、すなわち、マル。」
「青春方程式。」

みんなはそれぞれの道を進んでいった。
リーは医学部でがんばっている。イモッチは広島の大学に。いつか先生になって、ボート部の顧問になりたいと。ヒメは大阪の大学でマネジャーをやっている。ダッコは、愛媛大学のボート部に。新海の田中ちえみ(関めぐみ)と一緒に漕いでいる。

悦ネェは東京へ出発するため、荷造りを。そこへ、連絡がずっとなかったブーがやって来る。

ずっと悩んで、やっと決めたという。東京商船大学にいくという。船乗りになると。普通に勉強して普通にいい大学に入っていい会社に就職するのは、ワクワクしなかったという。海はいろいろなものをくれた。自分にとって、一生過ごしたい場所になったと。

「腐れ縁もとうとうおしまいやね。」
「俺は、俺は…、悦子のこと、ずっと見てきた。」
「これからも、ずっと、大勢の人間にまぎれても、俺は悦子のことだけ見とる。」
「だれかそばにいてほしくなったら、いつでも連絡くれ。いつでも、どこにおっても、飛んでいく。それだけは、約束する。」

そういって、連絡先のメモを悦ネェに渡す。
好きとはっきりいわないやつやなぁ!

悦ネェは家族のみんなに、苦手だからといい、港までの見送りは要らないという。父は背中を向いたまま。「いってきます。」父に向かっても、小さく「いってきます。」

船が出ようとしているとき、桟橋に父の姿が…。

しばらくして、リー、ダッコ(岩佐真悠子)、ヒメ(佐津川愛美)、イモッチ(富藤本静)の姿が。

「がんばっていきまっしょい!」
「がんばっていきまっしょい!」

「しょい!」

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ドラゴン桜。第10話。

2005-09-14 23:08:47 | 2005年夏ドラマ
「がんばれ。頑張れば、必ず望みは叶う。」

水野(長澤まさみ)が突然、東大受験をやめると言い出す。
母が倒れて、食べていくために店をやることに。

桜木(阿部寛)は止めない。なぜだろう?

特進クラスのみんなは、桜木がなぜそのままにするのか。不満だった。
井野(長谷川京子)や特進のみんなが店や水野の母(美保純)の看病を手伝うことに。
ローテーションを組んで、受験勉強と店の手伝い、看病をやることになった。

「受験テクニック」
○9月・10月は、得意な分野を更に伸ばし、自分に対するいいイメージを固める!
○11月12月は、弱点克服。苦手な部分をピンポイントで集中勉強!
○試験時間80分の問題を60分で解く訓練をする!
○東大二次試験の量は膨大なので、今のうちから、正確さと合わせてスピード力も強化する!

桜木は、井野に言う。
「誰かのために何かをやってあげるというのは、最初は気持ちがいいもんだ。優越感も味わえるし、他人のために何かをしてあげるというのは、ある種の陶酔感も味わえる。だがなぁ、やつらはまだ、てめいのケツさえ満足に拭けないガキどもなんだ。誰かのためなんて、50万年早いんだよ!そういう、覚悟のないやつほど、一番相手を傷つけたりするもんなんだよ。誰かの人生を背負うっていうのはなぁ、そんなに簡単なもんじゃないだ。生きていく上で一番厳しい道なんだぞ。」

特進クラスの生徒たちに疲れが出てくる。テスト時間に居眠りが。久しぶりに柳先生(品川徹)の竹刀がうなる。水野の店でもトラブルが。テストの点数が5点も落ちてきた。

水野は桜木を呼び出した。桜木がなぜ、冷たいのかがわかった。冷たいのは自分の方だったと。クラスのみんなを巻き込んで、自分が楽するためだけに、みんなの足を引っ張っていたと。みんなに手伝いをやめさせるよう頼んだ。
桜木は最初に断らなかった水野が悪い。落とし前は自分できっちりつけろと言った。

そして、問題を出す。
「体積1リットルのビンと500ミリリットルのビンがあるとする。この二つのビンにはまったく同じ空気が入っている。にもかかわらず、酸素分子の数も二酸化炭素分子の数も小さい500ミリリットルのビンの方に多く含まれる場合がある。とすると、それはどういうケースだ?」

「特進クラスだけが東大への道じゃない。山があれば、そこには百通りの道がある。今の問題はそのうちのひとつの答えだ。」

水野は手伝わなくていいと急に言い出す。
迷惑だと言い出す。
下手な嘘だと、クラスのみんなにはわかっていた。

桜木は水野の店に来て言った。
「いい教師について、正しく学ぶ。それが最速にして最善の方法だと、世の中の大半の連中は思っている。だが、ひとつだけ、ひとりで学ぶ独習にかなわない部分がある。それは、密度だ。勉強に打ち込む時間の濃さだ。孤独ゆえに濃く、そして濃いがゆえに強い。」

「だから、俺がもっとも嫌いなことばを一度だけお前に言う。」
「がんばれ。頑張れば、必ず望みは叶う。」

水野は母に、勉強がしたい、勉強して東大に行きたい、特進はやめるが受験はやめないことにした、と言う。
「ひとりはひとりだけど、みんなが作ってくれたノートがある。メモリーツリーもある。ひとりだけど、でも、ひとりじゃない。だから、私は絶対最後までがんばれる。」

10月。
ふたたび、「受験情報」
※2006年からセンター試験でもリスニングが導入される。
○英語を聞くな!
○漫然と英語を聞いていても、それはお経を聞いているのと同じで、大脳の大部分が休んでしまっている。
○聴く力を鍛えるには、聴いてすぐにそれを言う『追い読み』中心に勉強するのが大脳のメカニズム的には一番正解!

11月。
○英単語や世界史、古文の紙を貼れ。一息つくときにも、脳は完全に休めるな。
○弱点教科の試験を受けるのに大切なのは、頭から完璧に解こうとしないこと。部分点をかき集め、とにかく、平均点を狙う。あとは得意分野でがっちり稼ぐ。

12月。
センター試験対策
○徹底的にセンター試験の過去問を解く。1日1教科、1週間で5教科、過去10年分をこなす。
○数学は時間との闘い。まず問題全体に目を通し、一番解き易そうな問題をみつけ、どのような順番で解いていけば良いかを考える。
○国語のカギは消去法。選択肢の中から間違ったものを消していく。強い否定、極端な主張、感情的な要素を持つ選択肢は、全て誤りである。
○出題される問題は完全にパターン化している。その傾向を分析し、イージーミスをなくすこと。

12月24日。
○クリスマスや正月は、暗記物以外やるな。気が散りやすいときには、具体的でシンプルな勉強をすることで、集中力をキープしろ。

12月31日。
桜木はドラゴン桜の前で弱気に。
「全員は受からないかもしれねぇなぁ。もしかしたら、全員落ちるかもしれねぇ。でも、俺が受験の神様だったら、やつら全員通してぇ。」
理事長(野際陽子)が現れる。古来日本の神々は木に宿るという。だから、ドラゴン桜さまにお祈りしたらどうかと。
桜木、井野、理事長はドラゴン桜に祈る。

2006年1月21日土曜日。
大学入試 センター試験。
とうとう、本番が始まった!

今回は、友情あり、受験情報ありで、コメントが多い。内容が濃い!!
しかし、次回、最終回はどうなるのか?
不安です。みんな、合格してほしい。

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がんばっていきまっしょい。第9艇

2005-09-12 01:12:46 | 2005年夏ドラマ
これがお前のイージーオールか。

県大会予選、決勝まで進んだ!
一か八かの勝負。
先行逃げ切り。
悦ネェ(鈴木杏)の腰はぼろぼろ。
ラストスパートまで持つか?
仁美(石田ゆり子)の賭けは見事の当たった!
あとで悦ネェがゆうたんよ。「水の上の道が…。水の道ができてた。」
女子部員たちは、ものすごい気迫だった。
そして、優勝。全国大会へ。いよいよ、琵琶湖へ。

進路相談日。悦ネェたちは約束していた。揃って愛媛大学に行く。そこで、ボートを続ける。
しかし、悦ネェの合格率は今のところ、30%しかない。
リー(相武紗季)は少し微妙な顔をしていた。

悦ネェの父・幸雄(大杉漣)は、何回も決勝戦の模様を喋っている。いつの間にか、姉・法子(浅見れいな)より悦ネェのことに夢中に。

悦ネェの腰がいよいよ、大変なことに。魔女の一撃。ボートはやめたほうがいいと、医師に言われる。中田三郎(田口淳之介)は病院まで付き添ったので、知ってしまった。
琵琶湖までは絶対に言わないでくれと頼む。中田三郎は、ブー(錦戸亮)にだけはそのことを伝えた。
ブーはみんなの前でバラしまう。悦ネェのことを思って。悦ネェは、大丈夫だと言い張る。女子部員たちは、このまま続けたいと言う。

仁美は、悦ネェたちの練習を見ていて、やはりオールが揃わないので、悦ネェの代わりに2年生の部員を起用。
悦ネェは、自分が抜けても立派に練習が成り立っていることに、「わたしおらんほうが、よっぽど、ボートしよる。」と。悦ネェは悔しかった。

女子部員たちは、一緒にやろうということで、悦ネェに無理させているのではないかと心配に。ダッコ(岩佐真悠子)は、一緒に琵琶湖に行くのはあきらめたほうがいいと言う。リーはひとり、それに反対した。「悦ネェと漕ぎたい。どうしても漕ぎたい。一緒に琵琶湖行きたい。」
それには、理由あった。愛媛大には行かない。リーは東京の医大の推薦を取れると言われていた。

「レースなんてどうでもええ。それよりも悦ネェと出たい。」
「最初から勝負投げるんか。思い出作りのために悦ネェ引っ張り出して、辛い思いさせて、そんでも琵琶湖行ければいいんゆんか。そんなん、まちごうとる。そんなんするために、練習してきんたやないんよ。」ダッコが反論する。

悦ネェはそれを見ていて、自分は引くほうがいいと思った。
コーチにメンバーからはずしてくれと頼む。大きい病院でもボートは無理、今すぐやめろと、はっきり言われたと。
みんなには置手紙をして、ボート部をやめることに。

仁美と女子部員たちは、できる範囲でボート部に戻ってほしいと頼みに来る。しかし、悦ネェは漕げないのなら、意味ないと断る。
そんな悦ネェの机の上に日の出レガッタのリーフレットが置いてあった。裏には女子部員のイラストと、コメントが…。
悦ネェは、家に帰って、それを砂を入れたビンと一緒にゴミ箱に捨ててしまう。

ブーは悦ネェを自転車の後ろに乗せて浜へ。
「これが、お前のイージーオールか。」
「漕げんのやったら、意味ないもん。もう、がんばるのいやになった。がんばったって、なんにもええことないもん。」
「そんなに、がんばらんでええよ。いっつも、いっつも、がんばらんでええ。できんときは、漕がんでもええ。でも、前だけは見とかな。顔あげて、また、いい波来るて、信じとかんと。」
「漕げるひとはええよねぇ。琵琶湖行けるひとはええよねぇ。わからんやろ、わたしの気持ちなんか。」
「あぁ、わからん。このとおり、俺はぴんぴんしとるけん。でも、つまらんのは、わかる。おんなじ、一日、おんなじ一時間、おんなじ一分、おんなじ一秒、前向いて過ごすんと、後ろ向いて過ごすんじゃ、違う。」
「今、おまえ、ただただ、後ろ向いて、つまらそうや。それだけはわかる。」
「俺はできんこと、嘆くより、できること見つけて、わくわくしたほうがええと思う。」
「きちんとイージーオールせんと、次の試合始らんやろうが。」

悦ネェは、朝ごはんを食べているときに、味噌汁を見て、ダッコが言っていたゲンかつぎの味噌汁のこと、みんなことを思い出す。心配になる。そして、みんなが頑張るというときに、何をしているのかと泣き出す。

それを見て、幸雄が言う。
「満足ぞ。お前はどうか知らん。けど、俺は満足ぞ。お前がやってきたボート。別に大会にでんでも、どこぞのだれに勝つよりも、お前はそんなふうに仲間を思う。思いやれる。そういうふうに、お前感じとる。それだけで、俺は満足ぞ。」

「いっつも、お前は強情っぱりで、なに考えてるんか、ようわからんくて、けど、わかるようになった。あぁー、今日は練習できたんやとか、今日はうまいこといかんかったとか、お前みてりゃわかるようになった。ボートのお陰や。ボートさまさまや。」

「なのに、背向けるんか。ボート好きちゅう気持ちにまで、背向けるんか。それとも、もう、嫌いになってしもうたんか。」

「好きや…、今でも…、大好きや。」

「ほいじゃ、いくぜ、琵琶湖!」

母・友子(市毛良枝)は、悦ネェに、ゴミ箱に捨ててあった砂の入ったビンと日の出レガッタのリーフレットを手渡す。

こうして、迎えることになったんよ。全国大会。日の出レガッタ当日を。
その日は、松山第一クルーのみんなにとって、生涯忘れることのない大会になったんよ。

涙、涙の回でした。

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スローダンス。第10話。

2005-09-06 11:33:19 | 2005年夏ドラマ
喜びはたとえそれが一瞬のことであっても、一生の支えになったりするから。

今回は、いきなり、テーマソングから始まりました。
終盤になって、引き付ける必要なしと判断した!?

『犬とおじさん』
映画製作が始まった。

いつの間にか、衣咲(深津絵里)と実乃(広末涼子)がベッドイン!?
実乃はこれまで告白したことがないと言う。一方、衣咲はこれまで自分からしか告白したことがないと返す。告白したことがない人間って、逆に衣咲みたいな人間がうらやましいんだ。

免許、ふたりとも取ってなかったことが判明。まだ!?取ってなかった?
理一(妻夫木聡)との関係は今が一番、遠いと言う。先生と生徒でもなく、教官と生徒でもなく、今が一番遠い気がすると。

理一は一坂進(温水洋一)に映画の出演を依頼する。
とうとう、一坂さん、映画出演することに…。掲示板でも告白するのかなぁ?

実乃は理一のところに英介のことを探りにくる。
理一は彼女に聞く。
「女の人って、なんでそんなに急なの?男がいろんなこと整理して行こうとするときに、いきなり答え求められても、何も言えない。」
実乃は答える。
「だったらそういってくれればいいじゃん、もう少し時間くれとかって。なのに逃げるみたいに。」
「逃げるのは責めるからでしょう。」
「責めるのは不安だからじゃん。」
お互い違う相手を想像して会話している。

衣咲はキッズ・ブランドのオープニング・パーティーの仕切りを梶(真木蔵人)から任される。
帰宅した衣咲のポストには理一から湯河原のお土産の携帯ストラップが入っていた。

いよいよ撮影が始まった。

また、出てきましたね。ディレクターズ・チェアー。「REACH」=理一。
夢にやっと届きかけたのか?

衣咲は留守電を入れる。この間のことを謝ろうとしたが、お土産の礼を言うにとどまる。
理一は英介(藤木直人)の店に。実乃が来て、英介のことを尋ねていた、彼女は英介のことが好きだと思うと伝えた。

木田の会社の社長(蛍雪次朗)が理一の脚本を読んで、バックアップさせてくれと申し出る。
なんだか、うまい話じゃないですか!まぁ、夢が実現できるならいいかぁ!

衣咲は、オープニング・パーティーの飾り付けを終わったところだったが、店長からすべて撤去するように言われる。口答えをすると、もう来なくていいと申し渡される。商品管理倉庫へ飛ばされる。

衣咲と理一は英介の店で遭う。理一たちはロケハンにお店に来た。

ふたりの会話はまだ、ぎこちない。理一は、キッズブランドを辞めたと言う衣咲の本当の理由を聞いてやらない。それに対して、彼女も自分の言うことを真に受けなくていい、映画完成しても一番に見せてくれなくていいと言う。
そこへ梶たちがやって来る。気になる理一。

衣咲は母と夢の蔵で会う。
母に聞く。ひとりはさみしいか?
母は、さみしくないが、楽しくないと言う。悲しいときに手を握ってくれる人より、楽しいときに一緒に笑ってくれる人がいいと。悲しみも消えはしないが、だんだん薄れていく。喜びはたとえそれが一瞬のことであっても、一生の支えになったりするから。

撮影現場。アルフレッドも登場。雪絵(蛯原友里)の差し入れのクッキーをみんながおいしいと言って頬張る。実は、犬のクッキー!!

衣咲は百貨店のセールに応援に。残業していると梶が現れ、無理せず、俺のところへ来いと抱きしめる。プロポーズ。しかし、彼女は断る。

英介と実乃。彼女は英介が店を終わるのを待っていた。彼は言う。朝飯まだでしょう?

朝食のシーン、なかなかよかった!

目玉焼きとパン。
「人の後付いてくるのって趣味なの?」
「うまく言えない。うまく言葉見つからない。自分から言うのは初めてだから…。」
「俺、実乃ちゃんのこと好きだよ。」

涙ぐむ実乃。英介はケチャップを彼女の皿にかけてやろうとして、うまくいかない。どばっ、と中身が出てしまう。
そのおかしさと、ごっちゃになって、笑った。涙を拭いた。

理一の映画ができた。プレビューをしようと言う木田(西野亮廣)たち。
しかし、理一はどうしても一番最初に見せたい人がいるといって、一日待ってくれと頼む。

彼は、キッズブランドの店へ。そこで、衣咲の左遷のことが分かった。
商品管理倉庫へ急ぐ理一。

倉庫では、衣咲が帰る支度をしていた。
免許を取れたと、照れを隠す衣咲を理一は抱きしめる。

複雑だけど、ハッピーエンド!?

ドラゴン桜。第9話。

2005-09-04 23:00:36 | 2005年夏ドラマ
受験と言うのは、辛い目に沢山遭ったやつのほうが最後には勝つ。

二学期が始まった!

矢島(山下智久)は、特進クラスの中で、東大模試の結果が悪かったことを気にしている。
バカ鉢巻は矢島の指定席に…。

そんな中、芥山先生(寺田農)の特別授業が始まった。

すべての教科に通じる力=「正しく読む」
問題文を正しく読む。相手の言いたいことを正しく理解する。

そこで問題が出された。
とある歌詞の一部が提示される。
(問)二人の関係と現在の状況を答えなさい。

みんなは、バラバラの答えを出す。すべて、不正解。
読むと言うのは、実は非常にむずかしい。表現だけをさーっと撫でるような読み方では大変な間違いをしてしまう。直接は書かれていない行間を読み取る力こそが、正しく読む力である。

そして、外へ出て行くことに…。

国語は問題も日本語なら、答えも日本語、だから適当に書いても当たる気がしてしまう。
様々なものから様々なことを読み取れる。
たとえば、駅の表示板。日本語、英語、中国語、韓国語で表記されている。

なぜだろう。

疑問点を考えて、それらを調べて、自分なりの論理を構築する。それこそが、知的好奇心を満たすことである。一枚の表示板からも、いろいろなことが推測され読み取れる。つまり正しく読むと言うことは、その背後に隠された情報を正しく推察し、読み取ろうとすることなのだ。

ふむっ、普段の生活の中でいくらでも考えることができる。すごくためになります!

桜木(阿部寛)は井野(長谷川京子)に言う。
若い頃は何をしても満足できない。成果を挙げて自信を持てなければ何をしてもおもしろくない。精神的に成長するためには、満腹感ではなく、飢餓感が必要である。いつも何かが足りて、その空白を埋めるために何をどうすればいいか、ひたすら考え続ける。そういう時間が必要である。

親の問題。二学期に入りますます生徒たちの家庭環境が重要になる。受験生を持つ親の心得をレクチャーする必要がある。そこで、受験生を持つ親の心得を伝えることに…。

しかし、矢島の悩みは家庭では解決できない。努力したのに報われない。それが人の心の根っこを傷つける。矢島は精一杯の努力していたから、乗り越えられるかどうかは半々。柳先生(品川徹)は、実は今の矢島は、桜木の高校時代にそっくりだと言う。自力で乗り越えられるかどうかは、桜木のサポート次第だとも言う。

一方、水野(長澤まさみ)にも悩みが…。彼女の母が倒れた。脳梗塞だと言う。命は取り留めたが、障害が残るみたい。
矢島と水野がばったり会う。水野は矢島から何かあったのかと聞かれ、彼には彼女がいるという意地から、言えなかった。
矢島は「お前じゃなきゃ聞かない」と言う。その言葉に、水野は矢島の胸を借りて泣いた。矢島のこころの中に水野への思いが芽生えたか?

受験生を持つ家庭の心得。当日。

特進クラスの生徒の保護者がやって来た。親の考えを聞いていた桜木は、全員零点だと言った。
保護者と生徒との間にきちんとした信頼関係がないのではと問うた。

子供は7歳くらいまでは、「直感的思考段階」、
7歳から11歳くらいまでにかけて「論理的思考」が身につきはじめる。

親にとって大事なことは、子供の成長段階が今どこにあるのかを正確に見極めること。子供がまだ直感的思考段階にいるのなら、じっと我慢して待つ。子供を賢いと決め付けたり、バカと決め付けたりする親のほうがバカだと言う。

褒め過ぎてはダメ。叱り過ぎてはダメ。
子供の話をきちんと聞く。そして子供の言葉を繰り返す。話を繰り返すことで、子供は親からきちんと話を聞いてもらえているという安心感を持つことができる。また、繰り返すだけで、その先の結論を強要しないことにより、子供は親が自分のことをきちんと一個の人格として認めてくれているということを感じることができる。この方法で、子供との対話を図る。家庭内の雰囲気は劇的に変わる。

高校合同説明会が開催される。

ほとんどの人は勝手に先入観によって自らのチャンスを小さくしてしまっている。
バカそうなやつらでも可能性は無限大にある。
合格するとは言っていない。合格の素質ありと判断しているだけ。
頭が空っぽと言うのは、いまからでもいろんなことを素直に入れられる。何かに熱中してきた人間と言うのは、努力する資質が勝手に育まれている。そういう生徒が集中すると、ものすごい力を発揮する。だから一度東大を目標にすれば、一年で合格圏内に入れるだけの力を秘めている。
不器用でスタートダッシュが悪いと言うだけで、それで勝負が負けな訳ではない。

これで、矢島のいじけた心を解き放つことができただろうか?

水野の場合。小さい頃に親父をなくしてから、ずっと母親の手伝いをしてきた。人より大人にならざるを得なかった。そして、いつの間にか自分で、自分の夢や希望を捨ててきた。そういうやつは、一度夢を持ったときは、いつまでもガキだったやつに比べて、数段頑張れる。

受験と言うのは、辛い目に沢山遭ったやつのほうが最後には勝つ。

水野は、そういうこと言われるとかえって辛くなると言う。
「いろいろ考えたんだけど、なんか途中でこういうのくやしいんだけど…、私、東大受験やめます。」

特進クラスのメンバーからひとり欠けることになるのか?水野はどうなる?

電車男。第9話。

2005-09-03 23:03:52 | 2005年夏ドラマ
「この掲示板は俺の誇りです。」

メイド服のエルメス。

中途半端な丈の花柄ワンピース&ツインテール。

どちらがあなたはいいですか?

ついに、電車(伊東淳史)はエルメス(伊東美咲)とアキバ、ヲタの要塞「秋葉原」へ行くことに。パ・ソ・コ・ンを見に。

エルメスの質問も大ボケ。「秋葉原って、リュックを背負ってる人が多いんですねぇ。皆さん、どこかで一泊していくんですか?」

電車の秘密の場所へ。エルメスと一緒に上がった。電車にとって勇気をもらえる場所である。特別なときしか来ない。絶好のチャンスであった。
しかし、告白はしなかった。

ネットの住人たちは早くコクれとうるさい。

電車はエルメスから彼女の家族と食事をするよう誘われた。そこで、住人たちは電車男改造計画2を開始。スーツ、エルメス母(秋吉久美子)とのコミュニケーション、テーブルマナー。

陳釜さん(白石美帆)登場。電車の彼女とのコミュニケーションはチグハグすぎる。今回の陳釜さんは怖い。雑誌で殴るは足蹴りまで…。

テーブルマナー養成ギブスも面白い。電車の父・恒生(岸辺シロー)はすごい。「顔がおかしいから」と長い間電流を流していました。

桜井(豊原功補)登場。エルメス家の食事の場所を紹介、というか、桜井が借り上げた店で悪巧みを画策。電車男の偽者(エスパー伊東)まで用意していた。

エルメス家の食事場所に父・健吾(山下真司)がやって来る。離婚届けにサインしろとエルメスの母・由紀に迫る。父から電車は席をはずすよう促され、店を出て行く。

啓介(速水もこみち)と父が争っているところへ、ハンカチを忘れた電車が戻ってくる。エルメスの頬から涙が…。

そこで、電車は、混乱した頭でこんなことを言う。
「結婚ってすごいことだと思います。付き合うってだけも、僕の中では大変なことなのに、さらに、プロポーズして、お互いの両親に挨拶して、指輪買って、結婚式挙げて、きっと想像以上の勇気を振り絞ることの連続だと思うんです。」

「青山さんの悲しい顔を見たくないんです。僕にも父と母がいます。青山さんちと違って、父は頼りないし、母もいないことが多くて、だけど、よく笑ってます。くだらないことで、馬鹿みたいに。だから僕も、安心して一緒に笑ってます。子供は親に笑っていて欲しいんです。きっと、誰よりも、親の幸せを願っているから。だから、いつでも笑っていて欲しいんです。」

それに突き動かされて、母は離婚届を父に渡す。
「沙織がなぜあの人を選んだのか、少しわかったような気がした。」

桜井は電車に完璧に負けたことを悟ったみたい。

最後に二人で手をつないで家まで送っていった、と掲示板に報告したところ、この掲示板もかなり話題になっているみたいだということに、みんなの関心がいく。

「でもさぁ、これだけ盛り上がってきたら、エルメスはこの掲示板を知る日がくるかもね」
「おい電車、これはかなり深刻な問題だぞ」
「バレたら間違いなくエルメスに嫌われちまう」
「いくらエルメスでも晒されてるのは許せないと思う」
「みんなのレスを見て思ったけど、これってエルメスに対する裏切りかも」

「裏切り」

電車は愕然とする。

啓介と陳釜さんはホテルの一室で。陳釜さんがシャワーを浴びている間に、ひょんなことから啓介は掲示板の存在を知ってしまう。
「お前が俺に近づいたのも姉貴のことを探るためか」
啓介は姉の秘密がこの掲示板でさらけ出されていることに怒って部屋を出て行ってしまう。

ネットの住民たちは、電車とエルメスがうまくいって欲しいから、掲示板のことは言わないほうがいいと忠告する。

その中で、皆本(小栗旬)だけがこう言う。
「彼女を裏切っていたかどうかは、お前の受け取り方次第だと思う。ただ、お前にとってこの掲示板がどのような存在なのか、それを踏まえた上で、自分の答えを出して欲しい。」

電車は決心した。
「おまいらの気持ちすごく嬉しかった。本気で心配してくれてありがとう。だけど、やっぱりこのままにはできません。」

「この掲示板では、彼女とのやりとりをありのままに告白してきました。それは彼女からしてみれば、ひどいことなのかも知れません。」
「だけど、この掲示板に書き込まなければ、エルメスたんとふたりで会うことなんて、なかった。」

「この掲示板に書き込まなければ、こんなに自分ことを好きになることも、なかった。」

「そして、なにより、こんなにすばらしい仲間と出会えることは、なかった。」
「いつも、おまいらがそばにいてくれたから、俺はここまで頑張れたんです。」

「この掲示板は俺の誇りです。」

「だから、これから、この掲示板を彼女に教えてきます。」
「俺の気持ちを、みんなの大切な思いを…。彼女にわかってもらいたいから。」

「最後に、言葉以上の思いを込めて、おまいら、ごめん、そして、ありがとう」

電車がエルメスに打ち明けに行く前に、啓介はエルメスに掲示板の存在をバラしてしまう。

最悪の結末!?

次回の「電車男」は
9月15日(木)放送
奇跡の最終章へ突入!!

がんばっていきまっしょい。第8艇。

2005-08-31 23:08:21 | 2005年夏ドラマ
涙も、辛い思いも、くやしい思いも、劣等感も、マイナスの気持ちは全部、次のレースのガソリンになる。だから、こわがらなくてええんよ、傷つくことをこわがらなくてええんよ。

女子ボート部員の面々は、我が街、大阪に修学旅行に!

それにしても、悦ネェ(鈴木杏)たちが行くところは、大阪城、道頓堀、新世界、万博公園とえらいベタなところばかりでんなぁ。

宿舎は千里阪急ホテル。(※東宝阪急グループとドラマ制作の関西テレビとは資本関係がありますから。)

なんと、中田三郎(田口淳之介)は5歳も年上の、ちえみ(関めぐみ)の姉・小百合(石川亜沙美)と付き合っていたことが判明。
そして彼女が大阪にいることを妹のちえみから聞き出した中田三郎は、修学旅行の間に会いに行くことを画策。

中田三郎は修学旅行を抜け出して、小百合に会えた。しかし、以前とは全然様子が違っていた。派手な服装をした彼女がそこにいた。夜の仕事をしている。カレシと住んでいる。カレシのために働いていると言われて、がっくりして帰ってきた。

一方、彼女らが修学旅行に行っている間に、大野健コーチ(池内博之)の選手生命を賭けた代表枠を決める選考試合がある。

気合が入りすぎて、熱を出した最悪の体調で試合に臨むことに…。

悦ネェとリー(相武紗季)は、中田三郎のことが心配で、小百合の家を探し出した。そこで、近所のおばぁさんから意外なことを知ってしまった。

彼女にはカレシなんかいない。美大を卒業したが、どうしても絵の勉強を続けたいため、夜は働きながら、昼は絵の学校に行っているとのことであった。ぎりぎりの生活をしているので、ひとりでいるのが精一杯だとのこと。
悦ネェはそのことを中田三郎に教えようと思ったが、ダッコ(岩佐真悠子)にはふたりがよりを戻すと反対された。

選考レース当日。大野コーチの体調は万全ではなかった。

仁美(石田ゆり子)は、お好み焼き屋・メルボルンで夜の祝勝会の準備を手伝っていた。レース会場には行きたいけど、心配で行けなかった。
仁美は篠村友子(市毛良枝)に、レースに負けるのを目の辺りに見るのが怖いと言う。友子はそれなら、なおさら傍にいてあげないとだめ、それが夫婦だと諭す。

いよいよレースが始まった。
大野コーチは相手のスパートにひるみそうになった。その時、仁美が駆けつけ、「がんばっていきまっしょい!」と声をかけた。

その声に、大野は勇気を奮い立たせて頑張った。結果は、大野の勝利であった。

ブー(錦戸亮)や悦ネェたちは、電話でその結果を知った。電話口には仁美がいた。
「あの人が笑うとる。ええもんやねぇ、大切な人の、飛び切り幸せな顔を見れるんいうのは…、ええもんやねぇ!」

それを聞いた悦ネェは、中田三郎のところに走り出し、小百合ともう一度話し合ったほうがいいと促した。

それを見たブーはなんか複雑な顔をしていた。

今度会った時の小百合は前とは全然違っていた。普通の若い女性の姿だった。
彼女は、今、誰かに優しくされたら、ポキっと折れてしまいそう。それはいや。頑張りたい、夢あきらめたくないと言う。
中田三郎は、逆に彼女から頑張っているかと聞かれて、何も自信を持って返事ができなかった。

小百合がこの大阪で頑張っているのに、自分も愛媛に帰って頑張らないといけないと、中田三郎は悦ネェに言う。

悦ネェは彼に彼女のことをあきらめるのかと聞いた。
中田三郎は否定し、自分の進む先を見つけたなら迎えに行くと言う。

「ありがとうなぁ、いろいろと、篠村のお陰や。一番や、この学校入って、俺の中での一番はお前に会えたことや。ありがとう。」

悦ネェは振られたのに、なんだかうれしかった。でも、あとで、ホテルのプールサイドで泣いてたけど…。リハビリに、たこ焼き三舟食べてました…。

切ない、切ない。これも青春。

また、季節は巡って、最後の一年がやってきた。最後の琵琶湖行きを賭けた闘いが…。

予選第1レース。

全国行きを賭けたレースが始まった。

がんばっていきまっしょい・公式HP

スローダンス。第9話。

2005-08-31 12:24:58 | 2005年夏ドラマ
衣咲(深津絵里)と理一(妻夫木聡)とは、ちょっとした言葉の行き違いから、大きな誤解へつながってしまう。
せっかく、一夜を共にするところまで深い関係になれたのに…。
衣咲が恥ずかしさから、見ないから、その間にと言った。しかし、それは、服を着てという意味で言ったのに、理一は部屋を出て行ってしまった。

夢の蔵でもそう。
理一から仕事の運び具合を聞かれた衣咲は、楽しいわけがないと言う。
その言葉の背景には、彼女が仕事上でうまくいっていないことや、理一がフィルムフェスティバルの台本を書きに合宿した先に歩美がいたりしたことが気に入らないことがあるのだ。

キッズブランドのショップを立ち上げるのについては、ライセンス契約先の会社が第1号店の店長はフランス本国からつけさせることを条件としたため、衣咲はアシスタントに降格した形になった。理一はそれを知らない。

理一は合宿先で歩美(小林麻央)と別れたことを言おうとした。そのことを衣咲は聞こうとしない。逆に彼女は自分の話を聞いて欲しかったと言う。

理一は真剣に考えて、ひとつひとつ整理していっているのにという思いがある。衣咲にはそれが伝わらない。

彼女はそれなら、最初からしなければ良かったのにと、言って席をけって店を出て行ってしまう。

こころがすれ違ってますね!

一方、英介(藤木直人)と実乃(広末涼子)のほうはどうか。
幸平(田中圭)に誰かの代わりを探したら傷つくのは自分だと言われて、初めて自分の気持ちに気付いた、好きな人に告白する、背中を押してくれてありがとうと、幸平に伝える。
しかし、英介は実乃が彼への思いを伝えにきたことに気付かない。理一と衣咲の関係にも鈍感みたい。
しかし、こっちのカップルのほうが、告白すれば素直に引っ付くかも…。

厄介なのは、衣咲と理一だ。彼女には会社の同期の梶(真木蔵人)もプロポーズしてくるし…。
ふたりは素直じゃないなぁ。

どうなるんだろう?まどろこっしいふたりです。


ドラゴン桜。第8話。

2005-08-29 19:58:50 | 2005年夏ドラマ
東大模試が終わった!

今週も示唆深い受験方法が満載でした。

「鉄は熱いうちに打て」

早速、答えあわせを行った。特進クラスのメンバーは予想平均点を下回った。桜木(阿部寛)に従って勉強してきたメンバーは、矢島(山下智久)を除いて、約束が違うと言って、特進クラスを辞めると言い出した。
だが、桜木には、ちゃんと今の時期に東大模試を受けさせた理由を持っていたのだ。

二日後、夏期合宿が行われることに。

桜木が井野(長谷川京子)に問う。
「ここが海で、腹を空かせた生徒たちが倒れている。釣り竿を一本持っていて、魚の釣り方をよく知っている。そのときどうする?」

井野は答える。
「魚を釣ってあげる。」

「一見、人間愛に満ちていて生徒思いに見えるが、実は心の奥底は過小評価していて、能力を認めていない。」

「いい教師と言うのは、たとえ生徒が今できなくても、できるようになると信頼して最低限のサポートをする。後は生徒の自立に任せられる教師である。
生徒たちを甘やかさず、その代わり、少し努力すれば乗り越えられる壁を用意してやる。そして、生徒たちが自分で考え、自分で決め、自分で行動する自立心を育てていく。
今度の東大模試はそのためのひとつの壁だ。」

桜木は緒方(小池徹平)に言う。
「思い通りにことが運ばないのが世の中だ。必ずあるものが成功の邪魔をする。
人間の感情だ!
つまらない意地やねたみ、ひがみ、思い込みがすべてをだめにしてしまう。そういう感情を飲み込んで目の前の利益を取れるか取れないか、それが勝負の分かれ目だ。
勝つことにしか道は開かれない。いくら馬鹿にされようがなぁ、世の中に無視されようが、結果を出せばすべて見返せるんだ。たったひとつ試験に通るだけでそいつを取り巻く環境が劇的に変わる。一時の感情で利益を失う馬鹿にだけはなるな。」

「課外授業」

特進クラスのメンバーは、とりあえず月曜の朝に戻ってきた。そして、東大へ…。
赤門、安田講堂、総合図書館を見学。

歩いていると東大に入った気分になる。そういう具体的なイメージが大事だ。

以前渡したグラフの解説を桜木が始めた。
二本のグラフの意味について。
そこで、構内の東大生に、高校三年の夏の時点で偏差値が50に届いていなかった者がいるかどうか聞いてみた。

なんと、三人が手を上げた。
50ちょうど、48、47。
彼らに桜木が現役合格だろうと聞く。
みんなそうだった。

現役は浪人生と違ってまだ基礎が付いていない。だから夏の時点で浪人生に混じって試験を受けると、偏差値はそのくらいに決まっている。
でも、余力が沢山ある分、現役は追い込みに適している。

「グラフの曲線こそ、現役で東大に合格する理想的な偏差値の伸び方だ。
模擬試験の判定というのは、あくまで今すぐ試験当日だったらという意味だ。
だから、現役生は夏までに『勉強体力』を付けておくことが大切だ。
勉強にも基礎学力が必要なんだ。ここで、勉強体力を付けておけば、秋以降偏差値は爆発的に上がっていく。それに、偏差値というのは、最初から一気に上げていくと必ず無理が来る。上ばかり見ていると、足元がおろそかになりがちになる。今は弱点を補強し、当たり前のことを当たり前にできればいいんだ。」

スケジュールはノルマで立てろ。
勉強のスケジュールは時間単位で立てるな。大切なのは勉強時間の長さじゃない。密度だ。

現代文の答えは、大抵傍線の近くに隠されている。
数学で、わからない問題を考え込むな。無駄でもいいから手を動かせ。それでも分からなければ潔くあきらめる。
英語は、なるべく辞書は引かない癖をつける。分からない単語はまず前後の文脈で判断しようと試みる。
物理ではまず最初に単位を確認しよう。
年号暗記の語呂合わせは参考書のものをそのまま使わないほうがいい。自分で考えた語呂合わせのほうが忘れにくいから。

東大模試の結果が返されてきた。
みんな、E判定だった!?がぁ、ひとり、D判定の生徒がいた!
奥野一郎(中尾明慶)がその生徒だった。
みんなの士気は上がった!!

高くジャンプするときに一回しゃがみこんで弾みをつける。それは強力なバネになる。子供たちが上昇しようとしているときも同じ。一度落ち込むことで強いバネが生まれる。
今回の試験で一段と成長した。

みんな、がんばれ!!

ドラゴン桜・公式HP

電車男。第8話。

2005-08-28 15:44:54 | 2005年夏ドラマ
勇気をありがとう

冒頭からすごいギャグですね。桜井(豊原功補)のヲタク度全開!!
電車男(伊藤淳史)に扮して掲示板に書き込むが、ネットの住人たちにはバレてしまっていた。
だれもスレしない。あの、電車男のしゃべり方、すごく似てる~!

電車の妹(堀北真希)も、普段は兄を毛嫌いしているが、本当は、エルメス(伊藤美咲)と出会うことで変わってきていることに気づいていたんだぁ!そんなことは、兄本人には口が裂けても言えないというところが、すごいですけど…。

あれぇ、今回は、陳釜さん(白石美帆)は、もとに戻ってしまいました。またまた、強気でいじわるなおねぇさまに…。しかし、電車はかわいそうに…、陳釜さんの股間攻撃で、電車のなには!?硬直してきた!

電車が入院している間に、住人たちの中で、皆本(小栗旬)と橋爪涼子(桜井千寿)との関係が明らかに…。昔の恋人同士だったことが。もうひとつの恋物語が発展。
電車男の恋が成就したら会ってほしいなんて、ロマンティックだなぁ。

皆本の書き込みがあった。

電車の恋が成就して欲しいと心から願っている。だがそれ以上にお前自身が納得のいく恋愛であって欲しいと思っている。
お前の勇気は不可能を可能にする。
俺はその勇気を信じたいんだ。

電車はエルメスに電話することを決心する。

桜井はエルメスのケータイに細工して電車からの着信を拒否してしまう。しかし、これが返って、逆にふたりにはプラス方向に。桜井は何をやっても、裏目に出てしまいますなぁ。

嘘に対して敏感であることを話したエルメスの母(秋吉久美子)の言葉や、住人たちに励まされ、電車男はとうとう、カミングアウトすることになった。

ヲタクのことをカミングアウトすることになったので、一度ヲタクを吹っ切るためにヲタ仲間の松永(劇団一人)・川本(菅原永二)に譲ったフィギュアを返してもらうことに…。松永は未練がましく、なかなか返してくれない。それにしても、松永もヲタク度全開ですねぇ。

エルメスが電車の家に来るなんて、思いもしなかったです。そこで、エルメスが見たものは…!?意外に、エルメスはフィギュアには動じなかった。結構、好きだったりして。
電車のカミングアウトは壮絶でした。

僕にはこういう生き方しかできなくて。青山さんに嘘をつきたくなくて。だから、
ほんとはすごく恥ずかしいんですけど、ありのままの僕を見て欲しかったんです。こんな僕でよかったら、仲直りしてください。

感動的な回でした!!皆本と涼子との仲はどうなるんだろうか?エルメスの父が帰国するが、これはふたりの関係に影響が出るの?

がんばっていきまっしょい。第7艇

2005-08-28 12:53:34 | 2005年夏ドラマ
届かなかった距離は、リーがいなかった分。だから負けた。リーが抜けたから負けた。その結果がすべて。まぎれもないあの子たちのすべて。

ごめん。部活やめる。
もう決めた決めたけん。

何でやめるん!

理由はいろいろある。

一番の理由は、悦ネェ(鈴木杏)とはがんばれん。
がんばり方が違う。私が思う頑張りと、悦ネェが思う頑張りは違う。
もう一緒には頑張れん。

そんな中で、因縁の対決と言われる新海高校との対抗戦が始まろうとしている。

リー(相武紗季)が抜けたボート部では、何かが違う。ボート器具の調整、救急箱の管理、お好み焼きのひっくり返しも、みんなしっかり者のリーがやっていたのだ。

ほんとはリーのこと誰よりも悦ネェ待っとるんやろ。

失礼やと思うんよ。何の努力もせんと、ただ帰ってきてと泣きつくんは。
一緒には頑張れんて、そんなん言われたら、もう私からは何も言えん。私キャプテンやのにしっかりせんで、大事なこと全部リーに任して甘えておったけん、今はまず、自分にできることやろう思う。毎日練習ちゃんとやる。リーの抜けた分頑張る。ほいで、試合に勝つ。リーにそれ見てもらう。私らの頑張り、目の前で見てもろて、もう一度、一緒にボートやりたい、って、そんなふうに思ってもらいたいんよ。

ブー(錦戸亮)はやっぱり、今は恋よりボート。大野コーチ(池内博之)に告白されたことを友達のこととして相談した。コーチは、ほどほどの気持ちで接したらいいと言われる。

中田三郎(田口淳之介)は悦ネェに言う。
複雑なんや、女心っちゅんのはなぁ。いろいろあんのやろう。ボートのことだけやなしに、もっと複雑な、片思い特有の痛さとか、嫉妬とか。

リーはボートの練習をこっそり見ているところを歩美(石田ゆり子)に見つかってしまう。

わかってます。中途半端なんは。やっぱり、ボート忘れられん。それもわかってます。でも戻れん。戻ったら、どろどろする。悦ネェにいろいろ思ってまう。何で私は悦ネェみたく立ち回れんの?とか、みんな悦ネェの方がええやとか。私はかなわんとか。いらんこと思ってまう。もうあんなふうにどろどろすんのやぁや。

もう流れてしもた。何年も何年もたって、時間が全部流してしもた。あぁ、あんなこともあったなぁって、ふと思うだけ。なんも残っとらん。あるんは、ボートのことだけ。みんなで漕いだボートのことだけ、流れんと今もはっきり残っとる。あぁ、やってよかった。続けててよかったって、その思いだけ残っとる。

いよいよ、対抗戦が始まった!

ブーたちのBクルーは負けた。しかし、Aクルーは勝った。次は女子部。試合時間が迫っている。しかし、器具の調整ができない。そこへリーがやってくる。調整工具を持って…。

まだ間に合うやろか。こんな中途半端したあとで、まだボート乗せてもらえるやろか。

悦ネェたちのボートは新海のボートにあと一歩まで迫った。
しかし…。結果は、新海の勝ち。

私なぁ、悦ネェ、わかった気するんよ。前に悦ネェが言うてたこと。楽しく漕ぎたい。楽しいから頑張れるって。やっとわかった。今日、さっきローアウトできたんは、うれしいって、思たんよ。また、みんなと漕げるんがうれしいて。苦しいけどうれしい。つらいけど楽しい。途中、あぁ、もうだめやって思ったけど、でも、私、今、またみんなと漕げてるんやて、そう思たら、楽しくなって、ほしたら力出た。

私も途中苦しくて、頭真っ白になって、心臓爆発しそうになったけど、漕いどるとき、目の端にオール見えたんよ。あぁ、これ、リーのやって思って、私、またリーと一緒に漕いどるんやって。そいだけで、そいだけで…、うれしかった。リー、戻ってきてくれてありがとうねぇ。

その後、みんなで言うてたのは、もし、りーが途中抜けることがなかったら、絶対、新海に勝ってたって。届かなかった距離は、リーがいなかった分。だから負けた。リーが抜けたから負けた。その結果がすべて。まぎれもないあの子たちのすべて。

そして、悦ネェにも次の物語が舞い降りたんよ。それは、恋やったんよ。

今回は、悦ネェとりーとの確執が解けて、試合には負けてものの、ますます、女子部の結束が強まりましたねぇ。一番の見せ場でした。よかった、よかった。

がんばっていきまっしょい・公式HP

スローダンス。第8話。

2005-08-24 23:03:32 | 2005年夏ドラマ
こっちも一回休みで、そっちも一回休みだったら、一回休みも何もなくなるよねぇ。

熱烈なキスのあとは、どうなったのか?

とういうわけで、第8話が始まりました。
が…、何もなかったみたい!?

衣咲(深津絵里)は、実乃(広末涼子)から英介(藤木直人)との関係を聞き出そうとするが、聞き出せない。

理一(妻夫木聡)は、教習所を辞めて、映画コンクールの応募台本を考えながら、あの夜のことを回想していた。
「よくわかんないけど、俺、衣咲さんといると人生素直に生きられる。」

長谷部幸平(田中圭)や木田貴司(西田亮廣)に映画製作を手伝ってもらおうとしたが、うなくいかない。

勢いで教習所辞めても、計画性がなくては、映画製作もむずかしいわなぁ。

衣咲、実乃や八島(小泉孝太郎)が夢の蔵で飲み会。衣咲の送別会をやろうということになって、英介の店でということに。衣咲と実乃はお互い顔を合わす。結局、実乃が仕切ることになる。

理一は衣咲に電話。英介と実乃のことを話す。がぁ、自分たちのこととダブって照れてしまう。

理一は、ひょんなことから、一坂進(温水洋一)の恵比寿タコライスの店を手伝うことに。

衣咲のアパレル会社の新しいショップ担当者が大阪から赴任。衣咲と同期の梶誠(真木蔵人)だった。

理一のライバル登場か?

英介は、突然、雪絵(蛯原友里)からデートしようと強引に呼び出される。もんじゃ焼きを食べにいくことに。
「ちゃんと話しようと思っていたんだけど、ほかに好きなひ…」
言おうとした途中でもんじゃを作らされることになってしまう。
その後、八景島シーパラダイスに…。

そこで、「今日でもう、最後なんだから。」
雪絵は別れのときだと感じ、最後のデートに英介を誘ったのだ。

「なくなっちゃった。乗りたいものも、したいことも。」と言って、最後にキスをするよう促した。しかし、英介は躊躇して、おでこにキスをした。

英介は、こんなところ真面目ですねぇ。ちゃんと唇にキスしてやればいいのに。
変なところ、けじめみたいなものを意識してる。

そこで、雪絵は自分からキスをして、別れた。

店に帰ると、実乃が待っていた。そこで、英介は最後のデートだったと言う。実乃は、自分が振られたことを告白し、早く吹っ切っていればよかったのにと言うと、そうすれば、鹿児島まで逃げなくてもよかったのにと英介が切り返す。ふたりには鹿児島の夜のことは負い目である。

理一は、手伝っていた一坂の店の閉店間際に意外な事実を知る。一坂は理一が映画をやるために教習所を辞めた理由を聞いた。そこで、映画監督を目指していたと言うと、一坂は昔、映画俳優をしていて、黒澤作品に出ていたこと、スクリーンに映ったのは3秒であったこと、死人を演じていたことを、半ば自慢げに話した。

あのオタクが映画俳優!?へぇー!!!

衣咲は一坂の店に。そこで、理一に問い詰める。何をしているのかと。理一は逆に実乃に英介とのことを聞き出したかとたずねた。衣咲は理一はどうかと聞いた。
好きじゃないとしません。酔った勢いとかでありえない。キスするのとは訳が違うと言う。そこで、衣咲は自分たちのことを思い出して、照れてしまう。というか、気まずい雰囲気に。

幸平の部屋で、実乃は言う。理一と衣咲が怪しいと。男と女は同じ目線に立って一旦お互いのことを意識しあえば、ドドドーといくのが普通だと言う。
実乃は幸平にキスしてくれと言う。
幸平は言う。
「今度は誰の代わり?そういうのは、逆に実乃ちゃんが傷ついたりする」

実乃はどういう女なんだ?ちょっと、疑うねぇ?

理一のもとにフライト帰りの歩美(小林麻央)からお土産を渡したいと電話が入る。理一は、複雑な気持ちに。

衣咲のもとに会社の部長から電話があった。キッズプロジェクトは、ライセンス契約が土壇場でもめて、ストップに。

修羅場でライバル・梶の出番か?

理一は木田に言われる。「うらやましいわぁ、時間無駄に使えるやつ、才能のあるやつの特権だから」嫌味か?

なんとなく落ち込む理一と仕事のトラブルで落ち込む衣咲。夢の蔵で出会う。

ビールをお互い注いでいる中で、衣咲が「おっととっ」

出ました!死語が、というかおやじ言葉が。

ふたりは盛り上がった。それで、酔いつぶれて…。

朝に…。

「飲んで酔っ払って、次の日に目を覚めて、自分が何しでかしたか覚えてない、ってあれ、嘘ですよねぇ。」

「あの…、とりあえず、パンツを取っていただけますか?」

とうとう、一線を越えたふたりは?