さるの野球

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毎日新聞よ、おまえもか

2004-09-04 01:40:12 | 野球評論
 驚きましたねぇ。今日の毎日新聞のトップニュースはナベツネさんの単独インタビューですよ。球界再編が最終局面に来ている大事な時期に、球界をやめさせられた人、それも同じ新聞社の社長を、編集局長がインタビューする。ちょっと信じられませんね。
 話している中身も、巨人がパ・リーグに行くって言うんだから、ごうまん極まりないですよ。
 そして、その発言に小池パ・リーグ会長は、「北海道にも巨人ファンが多いから、集客できる」なんていってるそうです。そりゃ、本当に巨人ファンは多いと思うけど、北海道に根付こうとしている日本ハムはもとより、それを支えていこうとしている北海道民を馬鹿にした話じゃありませんか。
 そして、阪神の久万オーナーは「いかんといて」だって。阪神だって巨人に負けない集客力があるんだから、どうぞ勝手にしたら、ぐらいいえないんでうすかね。
 いやいや、それにしても、この人たちは本当にことの本質がわかってないんですね。ファンは、単に2リーグにしてくれたらいい、ってもんじゃない。選手だって、雇うからいいだろって話じゃないんですよ。よりよい球界にしたいんです。ファンも選手も。結局巨人中心のプロ野球界から脱皮しようなんて考えてないん、自分たちのことしか考えてないってことがはっきりしました。
 今日の仮処分では、球団合併の差し止めは認められなかったものの、選手が労働者であり、選手会が労働組合であることが認められました。毎日新聞は、そのことに疑問を投げかけるナベツネさんのその言葉をそのまま載せている。ジャーナリズムとしての見識を問われる問題です。
 友達の実家が取っているそうなので、不買運動しようと呼びかけました。

追伸…我が家では先月でやっと契約が終わり、読売をやめました。そのときの集金のお兄さんの言葉が傑作でした。球界再編問題で読売のやり方が許せないというと、「渡辺さんもやめたことだし、これからよくなっていくと思います」だって。よくなるのは紙面なのかしら。それとも球界なのかな。