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さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

何が織れますか?

2012年05月06日 | 森の妖精便り

この連休中、ほんとうにたくさんのお客様がご来館下さいました。ありがとうございます。

お客様と同じ数の様々な作品を拝見するたびに、この糸を使いたい、こんなデザインにしてみたいなどなど、私の「やりたい事リスト」にもどんどん書き加えられていくのです。増えすぎてオーバーヒートしそうになっております。。。

 

さて、よくあるご質問です。

「何が織れますか?」

さをり織りはアート感覚で織る自由な感性の織り物なので、心の思うままに織っていきます。何が織れるか、それは織る人のその瞬間の心次第、どう使うかもその方次第なのですなどと小難しいことを言われてもわけわかんないですよね。

織り機にはあらかじめタテ糸がかかっています。その幅を選んで織っていただくのですが、それぞれの代表的なものをざっくりとご紹介しましょう。

10cm幅 : コースター、ベルト、バッグの持ち手など

20cm幅 : マフラー、ブックカバー

30cm幅、40cm幅 : マフラー、ランチョンマット

50cm幅、60cm幅 : ストール、膝掛け

以上のようになりますが、これが全てではありません。

タペストリーやのれんのように飾る物や、テーブルセンターなどの敷くもの、パソコンやソファーに掛けるものはどの幅でもかまいません。ご自分の使いたい場所によってサイズを選んでくださいね。

また、バッグを作る、小物を作る、服を仕立てるなど「素材としての布」の場合も、どの幅もお使いいただけます。

合わせ技もあります。40cm幅のものが欲しい時。その幅をそのまま織ることもできれば、20cm幅を長く織って並べて縫って使うこともできちゃいます。

どう使うかはご自分次第。

他人が見ればマフラーでも実はタペストリー。

ランチョンマットと思って見ていても、バッグの素材。

コースターをたくさん織ったけれど、気が変わったのでどこかに飾りますなんてのもよくある事なので、気にしない

 

何を織ろうか、やっぱり決めかねる方にはひとまず織ってみることをお勧めします。幅は…気が向く幅でいいのですが、手軽には30cmか40cmくらいでしょうか。

ただただ、好きな色、惹かれた糸を次々に織り込んでいく。羊毛を入れたければ入れ、糸くずを入れるのが楽しければどんどん挟み込む。キレイと感じた糸を手にとってみる。

「どうしよう~。何になるんやろ~。着地点がわからん~。」などとつぶやきながら織る方もいらっしゃいます(笑)

そうして織り上がった布はまず眺めてみてくださいね。長ければ首に巻いてみる。短ければ飾ってみる。

できてから、考える。

眺めたり、身につけているうちにその布をどう使いたいかが決まることもあります。

 

いずれにしても、まずはリラックスして楽しみながら織ってみてくださいね