さをりの森 森の妖精ブログ

大阪和泉市にある「さをり織り」の教室、「さをりの森」のスタッフが綴る、森の仲間たちの様子やちょっとしたお話など。

土・日・祝も、団体予約♪

2013年08月30日 | お知らせ

【お知らせ】

春はタケノコ、夏は流しそうめん、秋は作品展ってことで、今年もやります、『みんなの作品展』
2013年9月28日(土) ~10月14日(月)

現在、作品募集中です♪詳しくはこちらをクリック→ここ

 

団体の幹事が苦手なスタッフ吉野です。日にちを決めたり、場所を決めたり…決まったところが気に入ってくれるかどうか、とても気になってしまうのです

さてさて、幹事さんに朗報(?)です

今までできなかった、土・日・祝の団体ご予約をお受けできることになりました~(全力で拍手っ

しかしながら、こちらの都合で申し訳ございませんが、9時半にご来館できる団体様のみになります。

人数、滞在時間等、詳しくはご予約時にスタッフにご相談くださいませ。

 0725-57-7022

今後の団体ご予約は、平日は5名様以上で終日、土・日・祝は5名様以上(ただし、9時半にご来館できる団体様)になります。

団体予約状況についてはさをりの森HPから、ご確認いただけます。

 

さをりの森での手織り体験は、子ども会、婦人会、会社の慰安旅行、社会見学など、お時間いっぱい楽しんでいただけると思います。

昼食は、お弁当の持ち込み、もしくは近くのお店へ食べに出られても大丈夫。織機はそのまま置いておきます。

どんなものが織れるのか。

それは織り手の思うままなのですが、詳しくはこちらへGO  『何が織れますか?』

 

みなさまのご予約を、心よりお待ちしています。


今年もやります!『みんなの作品展』

2013年08月28日 | お知らせ

今朝、出勤途中に空一面の鰯雲を見て感動しました、スタッフちょうさです。

ちょっとずつですが、確実に秋は近づいていますね♪

 

さて、秋といえば…

今年もやりますよ~!『みんなの作品展』。

昨年は、織り人クラス、お気軽クラスのたくさんの方に出展いただき、大盛況でした。

→昨年の様子はコチラ

   【みんなの作品展】前夜

   みんなの作品展、開催中です

   「みんなの作品展」終了しました。

 

そこで、ただ今作品を募集しています。

昨年はちょっと気後れしていた方も、今年こそは!

せっかく織ったさをり布ですもの。

それをたくさんの人にみていただくチャンスです。

自分の作品に値段をつけて、販売してみませんか?

 

『みんなの作品展 2013』

期間   :2013年9月28日(土)~10月14日(月)

場所   :さをりの森 2階ギャラリースペース

募集作品:お仕立て服、ストール、タペストリー、バッグ、小物など。さをり織りの作品ならなんでもO.K.

受付   :9月13日(金)までにスタッフにお知らせください

作品搬入:9月14日(土)~9月27日(金)の開館時間内(9:30~17:30)にお持ちください

 

詳細やお問い合わせは、スタッフまで。 (さをりの森 0725-57-7022)

みなさんの出展、お待ちしていま~す!

 

 

    

 


森のお仕立て講習会のご案内(9月編)

2013年08月22日 | 森のお仕立て講習会

夏には毎年絶対に食べに行くカキ氷屋さんがあります、スタッフちょうさです。

シロップがけではなく、ふわっふわの氷に、あんとおもちが隠れているんですよ。

あ~、紹介するだけで、よだれが出ちゃうッ!

みなさんのお気に入りのカキ氷は、どんな味ですか?

 

さて、毎月第1金曜日に開催しています【森のお仕立て講習会】。

9月は「かぶりスクエアネックベスト」!

おしゃれなスクエアネックがとってもカンタンにできるんです。

布の組み合わせしだいで、いろんな雰囲気が楽しめるのもポイント♪

 

織りは楽しんでるけど、仕立てまでは…という方は、ぜひご参加ください!

目からウロコの連続です!!

せっかく織ったあなただけのさをり布。

服に仕立てて着ることで、もっとあなたらしさを表現してみませんか?

「織る・創る・着る」のさをりの世界を、一緒に楽しみましょう!

 

【森のお仕立て講習会】 9月 「かぶりスクエアネックベスト」

日時 : 8月6日(金)  10:00~11:30

場所 : さをりの森2階講習ルーム

金額 : 2,000円

持ち物: 縮絨済みのさをり布 (20cm×388cm以上)

      マチ針、または安全ピン

      テキスト『SAORIのお仕立て【初級編】』

申込 : あらかじめご予約ください

※この講習会では、講師が実際に仕立てる工程を見て学びます。ご自分の布を、その場でミシンで縫って服に仕上げるわけではなく、ご自宅で仕上げていただけるように印をつけてお持ち帰りいただきます。


糸のおはなし【定番糸】

2013年08月20日 | 森の妖精便り

お盆休みには、バーベキューに花火に川遊び、もちろんお墓参りにも行って…と夏満載、盛りだくさんだった、スタッフちょうさです。

「せっかくの夏だし!」と言うと、「春も秋も冬も、同じこと言って遊んでる」と家族にツッコまれました。あれ?

 

さて、今回は【定番糸】について。

さをりの森の教室においてある糸のなかには、前回ご紹介した【残糸】以外に【定番糸】というものがあります。

今回おはなしする【定番糸】とは、さをりの森がこだわって独自に開発した糸です。

これは【残糸】と違って、織っている途中でなくなっても、いつも同じ色、同じ太さのものがあります。

材質は、お気軽クラス(材料費15円/g)でご使用いただける綿、ウール、ジュート(麻)以外にも、お気軽+(材料費30円/g)でご使用いただけるシルク、リネン(麻)もあります。

また、教室ではご使用いただけないのですが、オーガニックコットンやカシミヤもあります。

ご購入をご希望の方は、1階の糸売り場もしくはさをりの森オンラインショップからどうぞ。

 

さて、この【定番糸】、さをりの森オリジナルの糸ということは、当然さをり織りに最適な糸!

織りやすさや使いさすさにとことんこだわっています。

もちろん高品質で、それぞれの材質の特徴が存分に発揮されるように厳選しています。

しかも、さをり織りの醍醐味である糸遊び、色遊びが思う存分できるように、配色・発色にもこだわっています。

あなたの感性をより引き出すこと間違いなしです!

 

実際に教室で織る時には、その糸がどんな糸なのかなんて、気にする必要ありません。

糸棚に並んだたくさんの糸から、ご自分がコレッと思う糸を見つけ出すことのほうが大事。

でも、もし、その選んだ糸が【残糸】なのか【定番糸】なのか知りたいなぁ、という時には、コーン(糸が巻いてある円錐状のもの)を見てください。

その上下両方に色がついているのが、【定番糸】ですよ。

 

今回はちょっとだけ、さをりの森マメ知識のご紹介でした。

 


夏休みの宿題

2013年08月17日 | 森の妖精便り

夏休みの宿題が計画通りに終わった記憶がない、スタッフ吉野です。

予期せぬお出かけや、チェック忘れで最終週に大慌てでやり遂げることがしばしば。そうか、泥縄力はこの時に培ったんだ…って、威張れませんね、はい

 

夏休みに入ってから、「宿題を織りに来ました~」と主に小学生がいらっしゃいます。

額に入れる子、タペストリーで木の枝に結ぶ子、バッグの布にする子、ご自宅で仕上げるので完成が見られないのがとても残念なのですが、思い思いにステキな作品を織り上げて帰られます。

でもね、宿題を織るのは小学生だけではありません。

近くの高校で「さをりの森で織る」のが宿題というところがあるんですよ

生徒さんが自分の都合良い日にさをりの森へご来館。

指定の幅で、とにかく織ります。

何を織るかは自由。どれだけ織るかも自由という課題で、初めてのさをり織りにとまどいながら織り始め、だんだんと楽しさ全開で織り進んでいきます。糸選びも、羊毛や糸端の挟み込みも、本当に楽しそうにしているんです。お友達と来ているのにいつの間にか口数が少なくなっていて、もう夢中なんですよね。

ここで一句。「夏休み 隣はひたすら 織る人ぞ」

・・・・・・・・失礼いたしました

 

できあがった作品と記念撮影をお願いしたら、こんな笑顔を頂戴しました

 

宿題で、工作などの作品作りがまだ終わっていない小学生、中学生、高校生のみなさん。

さをりの森で「自分を織る」のはいかがですか?間違い、失敗、キズという言葉をすべてデザインという魔法の言葉に置き換えることができる、さをり織り。

苦手な宿題、どうせやるなら楽しくしましょ


さをりの森Vegas 2013年7月 Part2

2013年08月12日 | Vegas

 【さをりの森のお盆休みについて】 

誠に勝手ながら、8月13日(火)~16日(金)は、お休みさせていただきます。

スタッフ一同、しっかりリフレッシュしてピチピチになって、みなさまにお目にかかるのを楽しみにしております。

みなさまも、よいお盆休みをお過ごしください。

 

お盆休みの予定が満載になってしまったスタッフ吉野ですその予定をどれだけこなせるかが勝負どころ…

 

さてさて、さをりの森Vegas7月のPart2です。

どうしても皆さんに見てもらいたくって。

 

さをりの仕立てはノープランで織って、布を見てから何に仕立てるかを考えるパターンと、こんなふうにしたいなぁとイメージして織る場合があります。

今回は後者なのですが…スカートです、写真でご覧下さい

 

いろんな着方が楽しめる、万能スカート

Nさんの作品なのですが、いつも素敵なアイデア満載なんですよ。

またこうやって皆さんの作品をご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。


理想の耳

2013年08月11日 | 森の妖精便り
 
福耳、地獄耳、ネコの耳、
色んな耳がありますが、あなたの理想の耳はどんな耳?
 
って、ここで私が書きたい耳は、
皆さんのお顔についているお耳のことではなく、
布の耳のことです・・・。

海外担当、明子です。
 
前回の私の投稿で、
Handwoven Magazineについて触れました。
世界中の手織り愛好家が購読している、
世界でも数少ない手織り専門雑誌のひとつです。
 

Handwovenから、ニュースメールが時々届くのですが、
その中で、読者の質問に編集者が答える、というコーナーがあります。
先日、こんな問いが掲載されていました。

「織り縮みは避けた方がいいのでしょうか?
また、織り縮みに何かメリットはあるのでしょうか?」


織り縮み、というのは、手織りをしたことのある方なら、
誰もが一度は経験しますね。
タテ糸がヨコ糸に引っ張られて内側に入り込んでしまい、
織り幅が元のタテ糸の幅よりも狭くなる、「アレ」のことです。
その縮み幅が常に一定ならば、余り気が付かないときもありますが、
時に、ある部分だけが、
他のところよりも極端に縮んでしまうことがあります。 

そんなとき、「耳が吊る」なんて、言ったりもします。 


質問者さんは、耳の所だけタテ糸の密度を濃くしているので、
耳が吊ったり、織り縮みしたりした経験がなく、
それが逆におかしいのではないかと思って質問したとのこと。

そんな彼女の問いに対して、
Handwovenの編集者はこのように答えます。



「まず第一に、目指すべきは常に真っ直ぐな耳で、
デコボコした見苦しい耳ではないの。
同時に、耳の部分のタテ糸も、
なるべく他の場所と同じ密度で織るのが理想なのよ。」

続いてツラツラと、どうして織り縮みが起こるのか、
どのようにしたら耳を真っ直ぐに織れるのかを懇切丁寧に説明した上で
最後にこう締めくくります。

「織り縮みのメリット、私にはひとつも思いつかないわ!」


この記事を読んで、私はやっぱりな~~と、
妙に納得させられました。
世界の手織りの主流は、やはりまだコレなのだ、と。
そこには、さをり織りと全く正反対の理論が述べられていました。


同じ質問を、さをりの森のスタッフにしたら、こう答えるでしょう。


「織り縮み?耳が吊る?気にしなくていいですよ。それも味です!」と。

確かに、耳が吊ることで耳のタテ糸が切れやすくなるという
デメリットもありますので、タテ糸が切れる場合や
ご本人が望まずに吊れてしまっている場合には、
耳の吊れない「コツ」をお伝えする場合もあります。
が、逆に、あえて部分的に極端に耳を吊らせて

織り幅を縮めてしまう、なんていう「織りワザ」も、
さをり織りでは楽しんだりするのです。

こんな風に。
 


あえて耳を吊らせたり、飛び出させたりすることで、
耳のデコボコした、織り幅の変化する、
面白い作品が織れるのです。

そして、タテ糸の密度に関しても、
さをり織りでは全く違う発想をします。
時に抜いたり、足したり、自由な発想で密度を変化させます。

でも、それらの面白い「織りワザ」たちは、
先のHandwovenの編集者さんにとっては「あり得ないこと」な訳です。
そしてそれは、世界中の多くの手織り愛好家にとっても同じです。

彼らには、さをり織りの発想はさぞ挑戦的に映っていることでしょう。
 
そんなことを考えるにつけ、
『Handwoven』にさをり織りの特集記事が載った
というのが、何とも意外で、また、喜ばしく感じる今日この頃です。
 
 
 

織り人ギャラリー(8月8日)

2013年08月08日 | 織り人ギャラリー

前回、髪を切ってから少し伸びてきて、再度切るか切るまいかを迷っているスタッフ吉野です

優柔不断なので決めかねているのですが、そのままずるずるいってしまいそうな…でもね。糸選びは迷いが少なくなってきたんですよ

 

さをりの森エントランスでご好評をいただいている織り人ギャラリー。今回は、織り人歴4ヶ月のTさんです。

ゆる~~く織ったので、縮絨でタテ糸が水流で動いて大きなうねりを作りました。

(縮絨とは、織り上がり後、1回目の洗濯で繊維をからめて風合いを良くすることです。)

Tさんはなるべくなら切らないで…と。もちろんスタッフもこのうねりを生かしたいってことでこのベストになりました。

最初は布をひとひねりしてマーガレットにする予定だったのですが、スタッフNの手によって首と腕を出す穴が開かれたのです。それがこちら。

開いた。そう、開いたのです。

穴を活かしてぐぐ~~~っと、手で引っ張って大きな穴を開いたので一同ビックリ

さをりならではのお仕立てですねぇ。縫ったのは2箇所だけになりました

 

さをりの森エントランスでは、【織り人ギャラリー】として、織り人クラスのみなさんの作品を展示しています。

きっとみなさんの作品づくりの刺激になるはず!

ご来館の際は、じっくりご覧くださいね。


さをりの森Vegas 2013年7月 Part1

2013年08月04日 | 森の妖精便り

アイデアのヒントをもらうと、ついつい思考が暴走してしまう、スタッフ吉野です。

生活のあちらこちらにちりばめられているあらゆることからふっと思いつくと、楽しすぎてどんどん空想が膨らんでいくんです。膨らみすぎて、飛んで行っちゃうこともあるんですけどね…。

 

さて、アイデアの宝庫のさをりの森。

中でもVegasの会はそれを披露し、お互いにシェアできる場です。7月から新たに2名の強力メンバーが参加してくださることになりました

ってことで、どどんっ

 

リネンのジャケット

 

ベスト

 

バイヤスワンピース

 

ベスト

 

 ブラウス

くぅ~~~っ

私の思考はあっちへもこっちへも飛びまわって、この日はとうとう思考停止してしまいました…。

 

写真の作品は、一部です。

さをり池袋の店頭に並んでいますので、東京へ行かれる方はぜひ、お立ち寄りいただいて実際にご覧くださいね。

また、8月末になりましたら、いくつかはさをりの森でも展示・販売をいたします。

 

池袋は遠くて…という方は、さをりの森へお越しいただくか、お問い合わせくださいませ。

作品と、皆様との素敵なご縁がつながりますように

 

 


糸のおはなし【残糸】

2013年08月01日 | 森の妖精便り

そういえば、今までの人生で『夏バテ』というものになったことがないと気づいた、スタッフちょうさです。

食欲が減ることはまずないし、毎晩ガーガー眠っているし、バテる要素がないんですね、きっと。

みなさまも、しっかり食べて眠って、楽しい夏をお過ごしくださいね。

 

さて、さをりの森へ体験織りに来られると、教室でまず目に飛び込んでくるのが、たっくさん並んだ糸、いと、イト!

見るだけでテンション上がりますよね♪

お気軽クラスでは、教室に置いてある糸なら、どれでもぜ~んぶ自由にお使いいただけます。

ところでこの糸、 【残糸】【定番糸】と、大きく2種類に分けられます。

今日はまず、【残糸】とは何ぞや、というおはなし。

 

これは、「ざんし」と読みます。残った糸、という意味。

紡績工場などで余ってしまって、廃棄される運命にある糸のことです。

良質なのに、大量生産には量が半端だからという理由だけで捨てられちゃうんです。

もったいないですよね。

さをりの森では、そんな糸たちを仕入れて、使いやすいように巻きなおしたり、他の糸と撚りなおしたりして、手織り糸として生まれ変わらせています。

こんな風に。1階の工場で。

だから安価。そして環境にも優しい。

ただね、よく質問を受けます。「この糸、なくなったんだけど、同じものってありますか?」って。

ごめんなさい。残糸はある分だけなんです。つまり、なくなったら終わり。

でもその代わり、糸との一期一会を楽しんでいただけたらな…と思います。

その日、その時の出会いと自分の思いを織り込んでください。

きっと素晴らしい思い出の詰まった作品になると思いますよ。

 

また、さをりの森の1階では、糸の販売もしています。

色はもちろん、材質、太さ、形状がさまざまな糸が、なんと約2万本以上!!

きっと探していた糸が見つかるはず。

ぜひお手にとって、あなたのとっておきを選び出してくださいね。

遠方の方には、オンラインショップでのご購入も可能です。  オンラインショップはコチラから。

 

さあ、次回は、もうひとつの糸【定番糸】についておはなししますね。