先日の日曜日の夜11時ごろ、そろそろ寝ようと歯磨きタイム
機嫌よく磨いた後、いつものように歯間ブラシを使用、三か所目の歯間を掃除した後ふと先を見ると
ブラシの部分が無い
あっ、また折れた?と思って口の中を探すが見つからない、洗面台に落ちた?と探すが無い
えっ
まさか
と思ったら何やら舌の付け根の奥にに違和感が・・・
やばい
あわててえづいてみたけどのどの奥に何か毛羽たった感じのものが引っかかってるような
指を突っ込んだり、お腹を押して吐き出そうと試みたけどダメ (やばい、やばい、やばい)
そうこうしているうちに痰に血が混じり、のども痛い感じがしてきてパニック状態
寝ているおとんを起こし事情説明 子供たちも起きてくる
針金やし刺さってたらあかんから病院へ行った方がいいと思い、近くの救急病院に電話をしてもらう
おとん「あの~歯間ブラシがのどに刺さってるかもしれないんですが・・嫁さんです」
そのあと年齢を聞かれたようで
おとん「え~っと、よんじゅ~う、ろくぐらいです」
おかん「48や
」(そこ、サバ読むとこ違うやろ
ていうか妻の年齢おぼえてないんかい?)
おとん「あっ48です」で、色々説明したあと、結局、専門の医師がいないので診れないですと断られる
しかたなく、大阪市救急安心センターへ相談
返事は「耳鼻咽喉科の夜間診療は9時までで、耳鼻咽喉科の医師のいる病院は大阪市大阪府下ともありません」
おとん「そうですか・・・じゃあどうしたらいいですか?」と聞くと
「119に電話して救急隊員に託してください」とのこと
えらい、大げさになってきた~
おかん「救急車呼ぶん恥ずかしいし・・・どうしよ」
おとん「そや、電話せんと、直接行ったらいいねん」(そう、我が家は消防署は目と鼻の先)
で、消防署へ行くことに、消防署で状況説明 (ここでもおとんはおかんの生年月日に手が止まる、妻の誕生日も忘れたんか
)
消防隊員「そうですか、今うち2台ともではらってるんですわ」(え~、タイミングわるいなぁ~)
消防隊員「ここから、救急車手配します」(お願いします)
電話を掛けてくれて5分ぐらいしたら1台戻ってきた(よかったぁ~)
無事救急車に乗り込んだのはいいが、5~6件専門医がいないとのことで断られる (これが俗にいうたらい回しってやつ?)
救急隊員「もしかしたら、吹田市とか遠くになるかもしれません」(え~
)
どうも耳鼻咽喉科ってのがネックになっている(もう、引っかかってるか解るだけでもいいねんけど・・・)
途中から治療方法を聞いて、内科で内視鏡のできるところを探すことになり、ようやく東大阪市の病院が引き受けてくれることに
ここから高速で15分とのこと(えっ?高速乗るん?)
サイレン鳴らしながら出発
救急車初体験
(でも救急車って、むっちゃ揺れて乗り心地最悪
、こんなん重病やったら
病院着くまでに悪化するわ、おまけに違和感がのどから下がってきた感じするし・・・)
病院についてすぐ、ベットに寝かされ心電図と血圧計と血液の酸素量測るやつをつけられる(あの・・そんなに大層なことないんですが・・・)
CTを撮ることになり、歩いて行けるので器具を全部はずす、はずしたとたんピピピピと警報音が
先生ブラディです
とツッコミ入れそうになった(医療ドラマの見過ぎや)
結果、食道の上の方にらしき影があるとのことで胃カメラで回収することに、(食道内にあれば回収可能だけど胃に落ちてしまうと無理だそう)
ただ、今胃カメラの助手をする看護師さんがいないので呼び出しするので到着するまでに移動してしまう可能性もあるらしいとのこと
それはもう天に任すことにして到着を待つこと15分
ようやく胃カメラ初体験
初めてなので、のどの麻酔のほかに静脈麻酔も使うことに
静脈麻酔のおかげか話に聞いていたよりもすんなりのどを通過、全然大丈夫やん、おとん大袈裟やなぁ・・
(おとんは経験者、何でも目ぇ飛び出すかと思ったらしい)
順調に進んだと思いきや、なかなか見つからない
先生「あれ、おかしいなぁ、この辺やねんけど」
先生、看護師さん「あっ?これ?」管を動かす
先生「あれ?この辺でみえたけどなぁ・・・」上下の動きが激しくなる
麻酔が切れてきたみたいでえづきだす、つらい・・・
先生「麻酔追加して」
先生「小さいからヒダにかくれてるんかなぁ?」(先生早くして・・・)
しばらくして急に吐き気がしてゲェ~~~~ 、ブゥ~ (麻酔で肛門もゆるんでいたのかまさかのおなら)
看護師さん「大丈夫ですよ~、わざと空気入れたせいですからね~」
こっちはおならがでて恥ずかしいやら笑いそうやわ大変なのに
何事もなかったように進む
その後もゲェ~は何度も続き、合間におならも出て(どんだけ、ガスたまってたんや)
そのたびに後ろから別の看護師さんが背中をさすりながら
「頑張って、頑張って」と声を掛けてくれるが何を頑張ればいいんやら・・・(どうせなら、おならを止めるのを頑張りたいけど)
下っ腹まで管が入っている感覚があり、先生どこまで突っ込むんもう限界と思ったら
先生「ないなぁ、小さいからさっき一緒に吸い出したかな?流れたんかもしれへんし」
と終了 (長かった~)
先生がおとんに説明しに行って戻ってきて
先生「せっかく辛い思いして頑張ってもらったのに・・・残念やったけど2~3日したら出ると思うんで、腸がかなり活発に動いてるので
流れてしまったかもしれません、でもブラシもついてるんで思いっきり刺さることもないと思います。もしお腹が痛くなったりしたらすぐ連絡してください」
おかん「はい、ありがとうございました」
先生「胃と十二指腸まで見ましたけど、引っかかってキズがいってる箇所もなく、潰瘍とかもなく健康で
きれいでしたので」
おかん「あぁ、ついでに」(緊張動揺がとれてようやく笑顔が出る)
先生「(微笑みながら)検診もできたということでそれをおみやげに持って帰ってください」
おかん「ありがとうございます」
ここで初めて先生の顔をはっきり落ち着いて見る
え~
先生むっちゃ男前やん (それもキムタクばりに)
さらに現実に戻り
え~え~え~、と言うことはおかんはこんな男前の先生の前で
ゲェ~、ブゥ~と・・・
もう二度と顔見せられへ~ん
(二度と行くことのない病院だけど・・・)
会計待ちのあいだ、おとんとの会話
おとん「ゲェ~ゲェ~なったやろ?」
おかん「なったなった、あんだけえづいたらお尻もゆるむよなぁ~」
おとん「なんやねんそれ?」
おかん「えっ?検査してるときおなら出そうにならへんかった?」
おとん「なるかぁ~そんなん」
おかん「うそぉ~ゲェ~の勢いでブゥ~って」
おとん爆笑
おとん「しかし先生、男前やったなぁ、あれはキムタクばりや、救急センターの医長やって」
おかん「へ~、ドラマでいうところの江口洋介やな」
おとん「そんな先生の前でゲェ~ブゥ~やって、信じられんわ
」
おかん「麻酔のせいやって
」
救急車で運ばれた患者が大笑いして帰るってどんな患者や
てなわけで辛いことから恥ずかしいことまで色々と初体験の多い一日でした
おならの件はこれからずっと何かあるたびに話のネタになりそうな予感・・・
長々とお付き合いありがとうございます
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