私は苦しい恋をしています。
まるで長い旅のような
あなたへの手紙を出した
とき、胸がキュンと鳴り
ました。
本当にキュンと鳴ったのです。
信じてもらえないなら、今度、
聞かせてあげます。
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私は苦しい恋をしています。
まるで長い旅のような
あなたへの手紙を出した
とき、胸がキュンと鳴り
ました。
本当にキュンと鳴ったのです。
信じてもらえないなら、今度、
聞かせてあげます。
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もしも
思い出をかためて
一つの石にすることが出来る
ならば
あの日
二人で眺めた夕焼けの色を
石にしてしまいたい
と
彼女は手紙に書きました
その返事に
恋人が送ってよこしたのは
ガーネットの指輪でした
あかい小さなガーネットの
指輪を見つめていると
二人はいつでも
婚約した日のことを思い出す
のです
凛としたため息がすいこまれて
いく
つかのままの涙も 逃げていった
空の果て
七月
思い出が咲く
心の水面に
たわむれの恋が行き場を失う
時間をください
力をください
気持ちをください
終わりのない歌をください
私を包んで
抱きしめてくれる人をください
何にもまどわされないように
強く思いつめたまま生きて
いけるように