いこのべ堂 営業記

ネット売買の記録簿として復活しました!

"華氏911"を観て考えた

2004年08月25日 23時22分52秒 | 映画と読書
せっかく帰省したのに父は仕事、母は祖母の手術立会いで病院へ。
ひとりで留守番するのに暇になってしまったのでまた映画を見に行った。
「華氏911」。上映前から何かと話題の映画である。

マイケル・ムーア監督の「馬鹿でマヌケなアメリカ白人」という昨年発刊の著書を既読だったのでブッシュの大統領選の疑惑やブッシュファミリーとビンラディン一族との交友を暴露した前半部分はそれほど新鮮には感じなかった。
イラクに戦争を吹っかけたことに対する疑問や現状を映し出す中盤以降、兵士に対するインタビューなど見た事も無い映像が続く。
特に日本では公開されなかったアメリカ人襲撃事件のノーカット映像(車を襲い、焼死体を殴打し、引きずり回して木に架ける)は衝撃的だった。
身近に戦争経験の無い日本人として見た場合にムーア監督の言いたいことをどこまで理解できたのか疑問ですが、前評判どおり、政治とは戦争とはアメリカとは、といろいろと考えさせられる作品でした。

どこかの小泉君もディープブルーだけでなくって観なけりゃいかんよ、この映画。

私は単純なのでブッシュ批判はそのまま受け入れますが、では誰がアメリカの指揮者になればアメリカは変わるのか、ケリーで良いのか私にはよくわかりません。
ほかのブログの意見を読んでもだいたいが本作大絶賛のようですが、この映画みてアメリカがどうのこうの言う前に日本のことも考えたほうがいいのでは、とひねくれてみたり。

ただ、映画として面白いかというと2時間超のドキュメンタリーは辛いです。
たとえば1時間づつ頭を整理しながら観てみたかった。
詰め込み過ぎで後半ややギブアップ気味。
クスリのせいでちょっと眠っちゃったり。
私の頭が悪いからなんでしょうか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿