


新築して、庭の植栽を考えた時、最初から「これは絶対にはずせない!」と
思っていたのがヤブランです。(正確には「斑入りヤブラン」)
斑入り葉に弱いのよね、私

ヤブランちゃんったら、葉っぱだけでも十分キレイなのに、ブルーの花まで咲いてくれる。
おまけに手もかからない。
すばらしい!!

単体で植えるより、まとめて植えてあげるとものすごく良い


そのへんはラベンダーと同じような感じかな?
我が家では、表札とピンポン


ここだけは区切られたエリアなので、株元はバークチップと砂利でカバーしてます。すっごいお気に入り。


花の咲いてる期間も長くて、ほんっとにヤブランちゃんったら優等生!
なのに...、よそのガーデンでは‘脇役’か‘ちょい役’がほとんど。
あぁー、ほんとにもぉ~、「もったいないよぉぉ~

(↑永ちゃんのこのフレーズ、今、マイブーム)
なんでみんなこの素晴らしさに気がつかないのかしら。。
ほんとにほんとに、もったいない!!
「ヤブラン」って、みんな誤解してると思うんです。
私の実家の裏庭にもありました。日陰の暗ーい、粗末な場所に。
または、石と石の間にちょこっと。隙間埋めましたー みたいな感じ。
実家のヤブランにはまったく興味をそそられませんでした。
それが...、前に働いていた、某研究所の玄関前にあったんです、ヤブランが!
群植されてました。株元はバークで覆われて。
バークのコゲ茶に、ライトグリーンの斑入り葉とブルーの花穂のコントラストが素晴らしい!!
なに? このステキな感じは

も、もしかして、ヤブラン?!
裏庭で粗末に扱われていたあのヤブランと同じ?!?!
衝撃的でした。
ヤブランが私の庭作りのきっかけというか、原点です。
5年育ててみてわかった、ヤブランを美しく維持するためのポイント

ブルーの花にうっとりするのが終わったら、そのままにしてはいけません。
花の根元のほうから切り取りましょう。
よく、茶色に枯れた花穂がそのままになっているのを見かけます。
これはダメです。無駄に養分とられるだけです。
(アガパンサスとか、ギボウシなんかも同じですね)
我が家では、花が終わりそうになった時点で、
「今年もキレイだったね~ ありがとね~ 来年もがんばってね~」
と語りかけながら、花の下からチョキンといきます。
(注意:この際、ご近所の方がいないことを要確認。かなり怪しいので)
大事にしてるのよ、ということをヤブラン達に伝えるのがポイント

で、葉っぱだけになり、霜が降りてくると、今度は葉っぱが のぺーっとへなへなになってきます。
そしたら今度は株元から5センチぐらい残してスパッと葉を切ります。ちょうど稲刈りのような感じ。
ここでためらってはいけません。この葉はいずれ枯れるだけの葉です。
春に新しい元気なフレッシュな葉を出させるために、潔く引退していただきましょー。
しばらくの間、さみしい状態が続きますが大丈夫。
その時のために、バークで覆っておくんです。
そうすると、今度はコゲ茶が目立って、さみしい感じがあまりしない。
で、春になると切り株の間から新芽があがってきます。
無駄に養分を取られていないので、株はこの春の新芽のために全力投球します。
元気な立派な葉がニョキニョキとでてくるでしょう。。
ここが一番育てていて楽しいところかな。

あっという間にフレッシュな新しい葉でいっぱいになります。
おぉー、よくぞここまでお育ちになられて・・

などと感動しましょう。。 それはきっとヤブラン達にも伝わるはず。
この繰り返しで6年目。
ヤブラン達に裏切られたことは一度もありません。

しまった..! 一発目のヤブランでこんなに熱くなってしまった。
もっと、ゆる~くやらねば続かない。反省

でも、「ヤブラン」はほんとにすばらしいのよ~!!!
