病院巡り

2010-03-13 14:08:13 | 日記
昨日、私のことだが、右胸のしこりが気になるため、乳腺外科を受診。
マンモグラフィーと超音波検査。
気にしていたしこりは、皮膚に近い部分にあり、おそらく脂肪とか粉瘤みたいなもので、
問題ないが、乳腺部分に2つしこりがあり、細胞診を行なった。
針を刺した感じでは、悪性のものではないと思うが、検査結果は1週間後に判明するので、
23日に再び受診することにした。
また、左胸が疲労・ストレスのせいか、生理前のような硬い状態になっているのが
気になるが、半年後に経過を診ましょうということになった。
とりあえずはほっとした。

実は、去年の3月~5月に乳がんを中心にがんについて学び、
がん患者生活支援コーディネーターの試験を受けて、合格。
そのときは一生懸命勉強したつもりだが、悲しいかな1年も経つと忘れていることが多い。
一緒に受講した人の中には乳がん経験者が多数いらした。
昨夜はもしものことを考えて心配したが、彼女たちの顔が浮かび、元気づけられた。
いざというときは、学んだ知識を思い出し、
ネットワークをフル活用すれば何とかなるさ!と思い直して、眠りについた。
いまや2人に1人ががんに罹る時代。老化現象でもあるし、
いつかなると思っていて間違いないくらい。
そのときは、つらくても、より良く生きる道を選んでいこう。

乳腺外科から、家族面談のため、大学病院へ向かう。
母を1週間前に診察した血液内科の先生は、
「全身状態が悪くなっていくのだから、入院まで何ヶ月も待てないし、
通院も不可能だし、家で看るのは往診の医師が来たとして無理があるので、
一旦急性期対応の病院に入院し、長期療養施設入所を待つのがいい」との見解。
輸血については、もうしなくてもいいのではないかということだった。
その後ソーシャルワーカーと面談。
急性期の病院(つまり入院設備を持った普通の病院)を手配することになり、
1~2週間くらいで入れるとのこと。

そして次に、私が骨折治療をしている整形外科に立ち寄った。
この時期大事にしないとくっつきにくくなりますよと注意されたが、
静かにしているわけにもいかず・・・。
ついでに、花粉症の薬を処方してもらった。

病院巡りの一日だった。

帰ると息子が来ていた。顔を見るとなんだか癒される。

3月12日は、妹とその娘の誕生日(親子で同じ日!)
何のお祝いもできず、一日母の面倒をみてもらった。
病院の小さなフラワーショップで、小さな小さなアレンジを一つ買って、
ささやかなプレゼントである。

紙おむつに苦戦

2010-03-11 17:31:53 | 日記
3日続けて、朝、漏れてしまい、着替えに手間取ってしまった。

時々はトイレに行き、なんとか立てたときは、紙のパンツタイプを履き、
夜はそれに尿取りパッドをセットしていた。
薄型なので吸収量が少なく、今それを使用すると、背中から漏れてしまう。

立てなくなると通常はテープ式のいわゆる紙オムツに変えることになるが、
購入したMサイズが大きいためだと思うが、今度は横から漏れる。
そこで、昨日Sサイズを探したが、販売している店が極端に少ない。
注文して、取り寄せになるとのこと。
体格の小さなお年寄りはたくさんいるように思うが・・・。
今月のオムツの配達日は18日なので、そこでSサイズを持ってきてもらうことはできるが、
まだ間がある。

果たしてSサイズで大丈夫なものかも確信は持てない。
母の場合は、仰向けの体位を取るのが大変だし、
オムツを体の下に入れるのもなかなかに難しく、
左右・上下の位置など、正しい装着もままならない。

試せないかと、定期配達の業者に電話をしたら、
12日金曜日ならサンプルをお届けできますとのこと。
つぎに製造販売元のユニチャームに電話をすると、サンプルを送ってくれるという。
でも1~2枚のサンプルでは数が足りない。
そこで12日に大学病院に行く予定があったので、院内の介護ショップに連絡して、
取り寄せてもらうことにした。
こんな電話のやり取りの間、夫は自転車で薬局をめぐり、時々電話もかけてくる。
結局、テープタイプ専用の尿取りパッドのみ買って帰ってきた。
時間は瞬く間に過ぎてゆく。ふー。

ベッドを一方の壁側に寄せて置いたので、
片側からしか、着替えなどできないため、不便なので、
両サイドから介助できるよう、ベッドの位置を、夫と息子が来て、動かしてくれた。
これでだいぶ使い勝手がよくなったが、慣れるまでにはそれなりに時間がかかる。
電動で、上方にベッドを動かすことができ、
オムツ交換の際、介護する人の腰の負担が軽減されるらしいが、
その加減がまだわからないので、今日は背中痛と腰痛だ・・・。
介護は動けなくなってからが、また大変なことを実感した。
今日は誰も来ない日で、私一人なのが、ちょっとつらい。

先ほど、ユニチャームからオムツのサンプルが宅急便で届き、
ケアマネージャーがS-Mサイズというものを9枚、持って来てくれた。
助かったー。
早速今夜から試してみることにしよう。

母は食事は良く食べてくれる。ただ、昨日、一昨日と2日排便がない。
昨夜下剤を飲ませたが、まだ出ないで、夕方からちょっと苦しそうである。
心配はつきないなー。

ところで、家の片付けは、なかなか進まない状況だが、
先週の土曜日、月に一度の市の古着回収の日に、
父の衣類を45リットルの透明袋に15個、
火曜日、洋服ダンス・ゴルフバック・ゴルフクラブなど、粗大ごみ5,000円分、
本日燃えないゴミに、40リットル5袋、20リットル5袋を出した。
まだまだ物はなくならない・・・。

「電動在宅ケアベッド」導入など

2010-03-10 11:59:26 | 日記
昨日の朝は、布団が濡れていた。
夕方取り替えたきりで、就寝前の紙パンツの取替えを私がさぼったため、
背中から伝わって漏れ出し、またもやパジャマやらシーツやら寝具を汚してしまった。
着替えやオムツ替えは、痛くて思うように動けない母にもかなり負担だが、
私にとっても一番疲れる作業。
パンツタイプではなく、初めてテープ式の紙オムツを使用したが、
Mサイズがいやに大きい。
結局、脇から少し漏れてしまい、Sサイズを試してみようと思う。

3時頃、介護ベッドが入った。
ベッドについては、先日一度試したことがあり、
その折は立ち上がりしやすくする目的であったが、、
本人の体の状態がよくなかったので、一旦見合わせた。
今度は、寝たきりの介護を助けてくれる目的である。
「電動在宅ケアベッド」に「床ずれ防止マットレス」、「サイドレール」を左右に付けて、
キャスター付きのサイドテーブルも借りることにした。
以上4点のレンタル料金は、月1,850円である。
それに、防水シーツを2枚、4,704円を購入。
ベッドの組み立てをしてもらい、介護用品の業者の手を借りて、
というか、ほとんど彼の力によるが、
母を寝室から運んでベッドにやっと寝かせることができた。
電動操作で座る姿勢になれるので、夕食はベッドで食べた。
妹が、雪の中でも来てくれて、食事の世話はほとんどしてくれた。
母は食欲があり、自分でしっかりと食べた。
夜11時ころ、夜食のカステラまで!
床ずれには、体位変換はもちろんだが、栄養と清潔が大切とのこと。
まずは自分の手で箸を使い、口から良く噛んで食べてくれると、ほっとする。

ベッドの確認と、今後についての打ち合わせのため、
夕方5時頃、ケアマネージャーさんが来訪。
「介護療養型医療施設」をあたっているとのこと。
介護保険の施設サービスには、
生活全般での介護が必要な人のための「介護老人福祉施設」(特別養護老人ホーム)、
在宅復帰をめざしてリハビリを受けたい人のための「介護老人保健施設」(老人保健施設)、
病院での長期的な療養を要する人の「介護療養型医療施設」(療養病床施設)の3タイプがある。
「介護療養型医療施設」は急性期の治療が終わり、長期療養が必要な人のための
医療期間の病床で、医療、看護、リハビリなどが受けられる。
母の場合、輸血が急性期治療とみなされて、地の利のいい第一候補の施設を断られ、
ほかもやはり輸血がネックになるようだ。
その点は、血液内科の先生ともう一度話をすることにした。
そして、入院には介護区分も大きく関係しているようで、
母の場合は介護3だが、介護4、5の人が優先される。
現在の母は立位はできず、座位も支えなくては難しく、
排泄も全介助となっているので、介護区分の変更申請をすることになった。
それと平行して、施設入所の申し込みをして、待機状況になるようにすることと、
往診・訪問看護に来ていただけるよう、主治医からの紹介状を準備すること、
ホームヘルパーさんによる、入浴等の身体介護や家事などの生活介護サービスの手配をすることとなった。
施設入所は、1~2ヶ月はかかるので、それまでは家でしっかり介護をしていく態勢を整えていかなければならない。

ベッドを入れた部屋がキッチンのすぐ隣の洋間である。
目が届くし、人の気配が大事なので、そうすることにしたが、
PCがそこにあるため、母が就寝すると、使えない。
これからは翌日の昼間に、前日の出来事を報告することになるかと思う。


予想外のこと

2010-03-08 23:03:26 | 日記
昨日に比べて、母の具合が良かった。
朝、布団の近くに高座椅子を置くと、
なんとか座ったので、座った位置を食卓にすればいいと思い、
椅子の高さに合わせて作った小さなテーブルをセッティング。
ショウガ入り紅茶をマグカップで3杯、パンを1個、オレンジを一房食べた。
時間がかかったので、次は3時のおやつ。
うちの息子がまもなく来ることになっていたので、文明堂の五三カステラを所望。
カステラ一切れと煎茶、蒸しじゃがいものを1個、おいしそうに食べた。
夕食は、ご希望のポテトサラダと、昆布と野菜の煮物、燻製鳥のサラダ、
ほうれん草のお浸し、ぬか付けのにんじん、ウインナー、味噌汁、白米を少しずつではあるが、
器に盛ったものは完食。最近では良く食べたほう。
トイレにこそ行かなかったが、3食とも座って、しかも自分の手で食べた。
腰は、動きさえしなければ、痛くはなさそうで、表情も柔らかく、良く話もした。
昨日とはぜんぜん違う。予想もしなかった。

うちの息子は時間を見つけては来てくれて、おばあちゃんのご飯の世話をしたり、
話相手になったり、ほんとにやさしく接してくれる。
母も来るのを楽しみにしている。
夫も、自分の母のことで病院や役所に行ってから、夜こちらに寄り、
明日、介護ベッドが搬入される部屋の片付けをしてくれた。
家族に支えられている。ありがたい。

今朝、正式にケアマネージャーに長期医療療養施設への入所について手配を依頼。
なるべく、きれいで明るく、地の利がいいところを希望。
ところが夕方の電話では、すぐには入れないで、1ヶ月以上はかかるとのこと。
金曜日、病院のソーシャルワーカーに1~2ヶ月は待たなければ入院はできないと言われ、
土曜日にケアマネにそのことを告げるといやすぐに入院可能だと確か言ったはずだが・・・。
どちらでもいいのだが、状況によって、家族は悩み、考え、話し合いをして、心つもりをするものなので、
気持ちをまた整理しなければならず、ちょっと疲れる。
私の聞き違いか、勘違いか・・・。ま、今更、そんなこと追求してもなんにもならない。
金曜日の状況に戻ったということだ。

しかも、第一候補のところは、循環器内科・血液内科の医師がいなくて、
医療が必要な人の受け入れは難しいといっているとか。
だって、「医療」施設なんでしょ?
大学病院の先生は、普通の病院に入院するのは、転院を余儀なくされて良くないから、
長期医療療養施設にしなさいと言っているのに、輸血さえできないとか・・・。
本日のところは電話での話なので、詳細はまた改めてきいてみるが、なんだかよくわからない。
予想とはちがう展開や、思い通りにいかないことは、これからもいくらもあるかもしれない。
覚悟しておくことにしよう。

ファイト!

2010-03-07 22:57:13 | 日記
朝、母をなんとか起こして、椅子に座らせると、
ショウガ入り紅茶とパン、ミニトマト、チーズ、ヨーグルトを
少しずつ食べてくれた。
その後はずっと床についたままだった。
今までは寝ていれば、多少、腰は楽だったのが、
今日は始終痛むようで、とてもつらそうだった。
少し動くとめまいがするという。
昨日の母よりまた弱ってしまった。

妹と叔母、夫、息子がいてくれた。
みなの手を借りないとならない場面があり、私一人では限界があるのだ。

こんなにも迷い、決めかねることはそうはないだろう。
つらいなー。
でも、気持ちだけではやっていけないことを受け入れなくては・・・。
医療の見守りのある、安全な環境を整えるためにも、
入院が一番いいのかもしれない。
ならば、きちんと覚悟を決めて、この局面に立ち向かおう。
私、がんばれ!