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コロナ重症化予防に「腸活」のススメ 香港研究チーム発表&島根県「コロナ死者ゼロ」の理由

2021-01-20 13:30:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です


腸内細菌の強化がコロナの重症化を防ぐかもしれない――。香港中文大の研究チームが11日、こんな研究結果を発表した。

 研究チームは、コロナ患者の重症度と腸内細菌との関係を調査。コロナ感染に対する免疫システムに腸内細菌が影響しているかを調べた。

 論文によると、コロナ患者100人の血液や便、診療記録を調べたところ、コロナ患者には免疫機能を調節するビフィズス菌などが不足していた。抗生物質の使用や患者の年齢を考慮すると、「善玉菌」の不足は重症度と関連していたという。

研究チームは〈コロナ感染によって欠乏した有益な腸内細菌を強化することによって、重症化を和らげる可能性がある〉〈罹患中も治癒後もコロナ患者の腸内細菌を管理することが重要〉と結論付けている。

 一般的に、善玉菌を増やすには食物繊維や乳酸菌の摂取がオススメ。腸の調子を整える「腸活」によって、重症化を防げるのか。ハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)がこう言う。

■治療のヒントになる

「この研究はあくまでも、患者の腸内環境がどうなっているかを調べたものですが、治療につながる『ヒント』を提供した研究結果であると言えるでしょう。腸内環境の管理が治療として有効であると示すためには例えば、ランダムに患者を分けて、この研究で重症化しなかった患者に多く見られた細菌を投与するグループと、しないグループを比較し、免疫機能にどのような影響があるか、臨床試験によって確かめる必要があります」

 腸内に善玉菌を注入して回復――。臨床試験が進めば、こんなアッと驚く治療方法が生まれるかもしれない。



島根県「コロナ死者ゼロ」の理由 専門家も「基本に忠実


新型コロナの感染拡大に伴い、死者数が急増している。17日は49人の死亡が確認され、累計死者数は4500人を超えた。

 そんな中、踏ん張っているのが、島根、秋田、鳥取だ。鳥取は2人、秋田は1人に死者を抑え、島根はこれまでに死者はいない。人口に占める65歳以上の高齢者の比率は秋田がトップで島根が4位。重症化リスクの高い高齢者が多いのに、どうして死者数を抑えられているのか。

 山陰中たしかに幅広くPCR検査を行い、感染者を隔離すれば、感染拡大を阻止でき、結果的に医療も回る。医療崩壊さえ起きなければ、重症者をケアできる。17日時点で島根の感染者数は全国で3番目に少なく、14日時点の病床使用率も7・1%と全国最低水準だ。さらに、無症状や軽症者も入院を原則とし、すべての感染者が治療を受けられるようにしている。“検査の徹底”と“感染者全員の治療”――。死者数ゼロもうなずける。
 医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。

■基本に忠実の成果

「新型コロナの流行当初から、厚労省の医系技官や専門家会議はクラスター対策に固執して、PCR検査を増やそうとしてこなかった。そういう国の方針があるにもかかわらず島根県は基本に忠実に、幅広い検査と早期治療をコツコツとやってきたのでしょう。死者数ゼロはその結果だと思います。人口が少ない県かもしれませんが、国や自治体は島根県を見習うべきです」

 14日のBSフジの番組で田村厚労相は「検査はやればやるほどいいと思います。ただ、税金で行う以上、費用対効果の問題がある」と語った。

 PCR検査を拡大して、早期発見する方が安く済むんじゃないか。央新報によれば、島根県が死者をゼロに抑えられているのは、福祉施設のクラスターが発生していないことや、濃厚接触者にとどめない幅広い検査で市中感染を抑えていることが大きな要因だという。



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