下記の記事はAERAdotからの借用(コピー)です
秋篠宮家の長女・眞子さまが小室圭さんとの結婚を望む強い意志を表明してから1週間。秋篠宮さまが示した意外な「答え」は、周囲を驚かせた。ただ、これですべてが解決したわけではなく、結婚への道のりにはまだ高い壁が横たわる。くすぶり続ける騒動は、どこに着地するのだろうか。
「それは結婚することを認めるということです」
その日、秋篠宮さまの口から出たのは衝撃的な言葉であった。
秋篠宮さまの55歳の誕生日に先立つ記者会見が、11月20日に行われた。記者からは、長女の眞子さまが13日に公表した「お気持ち」文書について質問が集中した。小室圭さんとの結婚の意志を強い言葉で示した、事実上の「結婚宣言書」だ。
文書を報道陣に配布した際、皇嗣職大夫は「両殿下がおふたりのお気持ちを尊重された」と、意味深な言葉を漏らした。会見でその意味を問われた秋篠宮さまは冒頭のように発言したのだ。さらに、
「憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります」
と、従来の持論である憲法に保障された権利を引き合いに出し、結婚にお墨つきを与えた。
秋篠宮さまは2年前の誕生日会見で、
「多くの人がふたりの結婚を納得し喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできない」
と、小室さんの母親と元婚約者男性との金銭トラブルへの対応や説明という「宿題」をふたりに課した。だが、今回は、
「多くの人が納得して喜んでくれている状況ではない。娘も同じ気持ち」
と暗澹たる思いを吐露しながらも、
「どれをもって多くと客観的に言うことは難しい」
「対応を全くしてないかと言えばそんなことはないと思います」
と、トーンダウンし、ふたりを擁護した。
元婚約者男性の代理人は現在の状況について、
「小室さんサイドから新たな連絡も進展もない」
と話す。元婚約者男性は現在も金銭的に困窮し、体調をひどく崩しているという。
会見では記者が「結婚が延期された原因をご本人たちが説明することも必要ではないか」と食い下がった。秋篠宮さまは、
「実際に結婚する段階になったら、今までの経緯も含めてきちんと話すことも大事なことだと思と答えたが、従来の厳しい立場とは雲泥の差。秋篠宮家に詳しい人物は、
「親子で十分に話し合いを重ねた結果だろう。一般の家庭のように、考えをストレートに出すことも難しく、苦しいお立場でもあるのだろう」
と、おもんばかるが、自ら公の場で出した「宿題」を撤回しかねない理由を話すことはなかった。
「父親として、ふたりの気持ちを尊重したいという考えか」と念押しされると、次のように語って会見をしめた。
「両性の合意に基づくということがある以上、そうでないというふうには私はやはりできないです」
天皇や皇族は、経済面を含め恵まれた環境にある分、自由や権利が制限されている。居住地や移動は実質的に制約され、参政権や、天皇や皇太子、皇太孫には皇籍離脱の権利もない。
男性皇族に至っては皇室会議を経なくては結婚もできない。秋篠宮さまが「憲法に基づき、合意があれば結婚はできる」と強調するのは、娘に許された権利は守ってあげたいという愛情とも受け取れる。
っている」
はたして、今後の展開はどうなるのか。本誌が以前報じたように、眞子さまは年初に準備した「お気持ち」の第一稿では「今年12月をもって、入籍します」と、焦りをみせていたが、秋篠宮さまは会見で、
「見通しはこれから追って考えてゆく」
と慎重な姿勢を崩さない。すぐに事が進むことはなさそうだ。秋篠宮家の事情に詳しい別の人物はこうみる。
「常識的なプランは、米フォーダム大に留学中の小室さんが米国の弁護士資格を得て就職を果たしてからでしょう」
小室さんは在籍する法務博士のコースを2021年5月に卒業予定。7月の司法試験に合格すれば22年の早い時期には弁護士登録も可能との見方もある。
ただ、ふたりの結婚が華々しい門出となるかは不透明だ。秋篠宮さまは、金銭トラブルを解決しないまま家と家の儀式である納采の儀は行えない、という立場をとってきた。
実際、結婚に関わる一連の儀式には高額な費用が要る。結納にあたる納采の儀では、小室家の親族がモーニング姿で清酒、白い絹のドレス生地、鮮鯛といわれる鯛の代金を納めなければいけない。納采品の絹生地は、内親王や女王の結婚を祝う晩餐会や披露宴のドレスに仕立てられてきた。
おまけに当初挙式が予定されていたのは、05年に結婚した黒田清子さんと同じ帝国ホテル。黒田夫妻のときは、式は親族だけの神前結婚式であったが、披露宴は120人が出席。費用は非公表だが、ウェディング業者の資料で同ホテルでの挙式を見積もると700万円前後とみられる。内親王の式となれば、はるかに費用はかさむ。
内親王の結婚としては異例だが、一切の儀式を行わない結婚、いわゆる「地味婚」も現実的な選択だ。
皇室典範によると、女性皇族は皇室会議を経なくても入籍は可能だ。
「一連の儀式は、親族から皇室への使者をたて、金銭面でも小室家に相当な負担がかかる。皮肉なことに、納采の儀を行わず入籍だけの地味婚としたほうが、ご本人方の状況にかなってさえいる」(前出の秋篠宮家の事情に詳しい別の人物)
もう一つの課題は、結婚にあたり眞子さまに拠出される1億円を超える一時金の扱いだ。民間に出た女性皇族の品位を保つことが目的の支度金。受け取るのが当然だが、状況によってはさらなる非難を招きかねない。
宙に浮いた一時金の扱いについては、こんな策もある。
「宮内庁トップが集まり、天皇家のお手元金の経理を代行する内廷会計審議会という非公式の組織がある。秋篠宮さまが皇嗣となったいま、そうした場所に一時金を預け、身ひとつという覚悟で結婚するのもひとつの方法でしょう」(皇室に詳しい関係者)
振り返れば、当時、兄よりも先に結婚したと非難さえうけた秋篠宮ご夫妻の新婚生活は、乳人官舎として建てられた築60年近い木造平屋で始まった。「若くして結婚したのだからスタートは地道に」というご両親の親心だったと言われている。ふたりの結婚への道のりも、平坦ではなさそうだ。
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