原発立地市町村の本当の思い
本日は、福井県本部幹事長の北野光夫(きたの・みつお)氏の
【立地県から改めて原発の必要性を考える】第3回(最終回)のメッセージとして
「原発立地市町村の本当の思い」をお届け致します。
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【北野光夫氏寄稿】
福井県敦賀市で原子力発電所が立地している地域は
西浦地区と言います。
7月15日、この西浦地区から、敦賀市の河瀬市長に対して
要望書が提出されました。その中には、原発について
「国の検査が終了次第その運転をただちに認めるべき」と書かれています。
早速この要望書を提出した敦賀市西浦地区区長会の道下会長に
お会いして参りました。
会長は「私達は昭和40年代に原発が誘致されてから、40数年、
原子力発電所と共に生活してきた。その間、特に避難するような事態もなく、
平和に暮らしてきた。だから、原子力発電所に対しては、なんら
不安も心配もしていません。
ただ、原子力発電所が危険であるかのように言われ、再稼働できない
現在のような状況が続けば、風光明媚な西浦地区のイメージダウンになり、
その風評被害が敦賀市全体に及んでしまう」とおっしゃっていました。
原発を知っている地元の方々は、いたって冷静です。
官邸と左翼マスコミが不安を煽りたてているだけでしょう。
原発立地市町村で再稼働賛成の声が上がると、マスコミは
「原発依存体質だ」何だと言い、原発に寄りかからないと
生きていけないかのような差別的報道をしますが、失礼極まりない話です。
反原発の人たちは、原発がどのようなものか、見たこと
すらないのではないでしょうか。
前回までで見てきたように、現時点で原子力発電を他のもので
代替することはできません。原発を稼働させながら電力のベストミックスを
図っていく中で、新エネルギーの開発も行うというのが正しい方向性です。
「脱原発」の方針を立てた菅政権を85%の国民は支持していません。
本日29日、民主党代表選の投開票が行われますが、
「脱原発」のどこが間違っているか明確に指摘できない人に、
次の総理の資格はありません。
この西浦地区区長会の要望書は次のように締めくくられています。
「原子力発電は逆風のまっただ中ではあります。今だからこそ安全で
且つ必要なエネルギーであることを、原子力先進地敦賀から発信することが重要」──
この地元の思いを大切にし、しっかり発信していきたいと思います。
北野 光夫
① 発電を止めていても作業員は忙しく働いている。何故なら、原子炉は止まっていない。
② 美浜原電のすぐ傍に住んでいる住民は「発電所に防護壁が出来たおかげで津波の時は発電所の中に避難する」と言っていました。
③ 美浜原電が廃炉になったとしても100年間ぐらいは安全になったとは考えてはいない。完全に撤収出来た時まではリスクを抱えなければならない覚悟は出来ている。
④ 発電所の外から「危険」と言っている連中は原発の中で作業をしていないので根拠が無い事ばかりを言っている。しかし、我々作業員は毎日発電所の中で点検作業をしているので身体全体で理解をしている。身近な問題だから良くわかる。
これだけでも頭だけで考えようとしている連中に正しく理解が出来ていない事がわかる。
ペンを捨てて発電所の中のボルトを締める作業でも体験してみては?