理想国家日本の条件 自立国家日本 日本の誇りを取り戻そう! 桜 咲久也

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江夏正敏の「闘魂一喝!」 「レーガン大統領の減税・規制緩和―現代日本に必要なもの」

2024年06月19日 06時57分11秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

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幸福実現党  
江夏正敏の闘魂メルマガ vol.211
2024年6月18日発行
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「レーガン大統領の減税・規制緩和―現代日本に必要なもの」
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「税率を下げれば税収が増える」と聞いて、「税収を増やすなら、増税だろう。
そんな夢幻みたいなことを言っても騙されないぞ」と思う方が多いと思います。
ところが、増税しても税収は増えないどころか、減っていくこともあるのです。
それを実証したアメリカの大統領がいます。ご存知、レーガン大統領です。
今回のメルマガは、レーガン大統領の経済政策、いわゆるレーガノミクスに焦点を当てて、
減税がどれだけ素晴らしいかを考えていきたいと思います。

●レーガン大統領の船出。
「みなさん、私はインフレが嫌いだ。税金が嫌いだ。ソ連が嫌いだ。これらを何とかしよう」
この言葉は、レーガン大統領が初の閣議会議で言ったものです。
ここからアメリカ経済は「20世紀最長の持続的好況」が始まり、2001年の短期的落ち込みを超えて
2007年までの約25年間、好況が持続していました。
レーガノミクスを起点として、アメリカの発展・繁栄が続いたのです。

●レーガン登場前のアメリカ。
レーガン氏が大統領に就任したのが1981年です。その前の1970年代のアメリカは鬱屈していた時代です。
ジョンソン、ニクソン、フォード、カーターと経済音痴の大統領が4人も続いたからです。
増税、政府支出の拡大、規制強化、政府の介入、金融政策の失敗などの過ちを犯していました。
もし、レーガン氏が登場しなかったならば、アメリカは没落し、米ソ冷戦はどうなっていたかわかりません。

●レーガン大統領の考えていたこと。
冒頭の言葉が表しているように、レーガン大統領は国家の最優先課題の三つを提示しました。
インフレを退治すること。個人と企業にかかる税金を軽くして経済競争力を取り戻させること。
冷戦に勝利すること。
そして、大統領のスタッフたちは「インフレ退治には金融政策を活用し、通貨供給量を絞ること。
スタグフレーション退治には、インセンティブ重視の観点から減税を実施すること。
高すぎる限界税率を引き下げること」。このような方針を決めたのです。

●さらばケインズ経済学。
これらの方針は、ルーズベルト政権以来、アメリカの経済政策を大なり小なり支配してきた
ケインズ経済学を退場させました。政府が何でもやるという「大きな政府」を完全に否定したのです。
レーガン大統領は選挙戦中から次のように繰り返し訴えていました。
「みなさんが欲しいものをすべて与えられるほどの“大きな政府”は、みなさんが獲得したものを
すべて奪い取れるほどの“大きな政府”なのです」と。今の日本にも通用する言葉です。

●レーガノミクスの柱。
レーガノミクスの柱は次の6つの政策でした。
1.個人所得税の税率を引き下げる。
2.インフレを撃退し、強いドルを復活させる。
3.小さい政府を目指し、財政均衡をはかる。
4.主要産業(エネルギー、金融サービス、輸送など)の規制緩和を実行する。
5.自由貿易を推進し、グローバリゼーションに積極的に対応する。
6.軍事力を再建し、冷戦に勝利する。

●減税から経済成長へ。
レーガン大統領の経済政策の目玉は、個人所得税の税率引き下げでした。
減税の目的は、貯蓄、投資、労働意欲を刺激し、経済効率を高めることです。
レーガン減税は、1981年に成立しました。当初は、就任初年度に所得税の最高税率を70%から
50%に引下げる予定でした。
しかし、法制化されたとき、減税の大半を1983年まで実施されないことになってしいました。
(1981年に1.25%引下げ、1982年に10%引下げ、1983年に20%引下げと段階的になった)
これが理由で景気回復が大幅に遅れました。なぜなら「たとえば買い物をするとき、
その店が翌日セールをするとわかっていたら、今日は買わないでおく」ということと同じだからです。
レーガン減税の効果が出るのが1983年まで待たなければならなくなりました。
初期の2年間、実績がでないので様々な批判が上がりましたが、ついに1983年に経済成長率は
3.5%、翌年の1984年は驚異の6.8%まで上昇しました。
この6.8%というのは、アメリカの過去50年間で最高の数字でした。減税効果、恐るべしです。

●さらなる減税、更なる発展。
さらに、レーガン大統領二期目の1986年の税制改革法で、所得税の最高税率は、28%にまで引き下げられました。
(所得税の税率区分を低・中間所得層については15%に、高所得層については28%にして簡素化した)
また、多くの税控除や抜け穴が廃され、過去20年にわたって企業があの手この手でせしめてきた
優遇措置も撤廃されて課税ベースが大幅に拡大しました。経済は更に成長していきます。

●キャピタルゲイン減税。
また、キャピタルゲイン税も28%から20%に減税しました。もともと49%だったのですが、
数年前に28%に減税され、レーガン減税でさらに20%に引下げられました。
これによって、ベンチャー・キャピタル・ファンドの爆発的な増加が起き、この恩恵を受けた
企業として、アップル、インテル、アタリなどがあり、その他にも数え上げたらきりがないくらいの
企業が発展していったのです。

●減税によって富裕層からの税収が増える。
このような減税によって、最高税率が70%だったときよりも富裕層の払った税金は増えたのです。
リベラルの増税派は、富裕層からもっと税金を取ろうとして累進課税を課そうとしますが、
富裕層は節税などの防衛策を講じ、税収は減っていくのです。
(ちなみに、累進課税は対策ができない中間層を直撃します)
減税によって最富裕層からの税収が増えたことは特筆されます。その理由は、減税すれば、
働けば働くほど税引き後の収入が増えるので、やる気がでるからです。
また、税金が低いと、節税コストを考えると納税する方が得だからです。

●規制で自由が奪われる産業界。
アメリカでは1970年代には規制の伴うコストが爆発的に増え、アメリカの産業の首に巻かれた縄は
強く引き締められる一方でした。その結果、投資も雇用も国外に流出しました。
1980年代初めの頃、ワシントンDCには、日本全土を上回る弁護士がいると言われて
いましたが、その一因は、規制および規制機関が途方もなく多かったからです。
1980年の規制コストは連邦だけで現在の価値でいうと8000億ドル、日本円で120兆円に
達していました。アメリカの平均的な世帯は年間約4000ドル、日本円で60万円負担する計算になります。
つまり規制だけで一世帯当たり年間60万円の見えない税金を払っているようなものでした。

●規制が嫌いなレーガン大統領。
レーガン大統領は規制が大嫌いでした。レーガン大統領の規制緩和で主要産業は次々に
規制のくびきから解放されました。
陸運、鉄道、航空、長距離電話、エネルギー、金融などの各産業では、部分的または
全面的な規制緩和が実現しました。
たとえば1980年代には、8万ページあった官報のページ数が半分に減りました。
産業の手足を縛っていた規制が取り除かれると、株価は直ちに反応し、上昇に転じていったのです。

●経済成長、雇用創出―マルクス、ケインズとの決別。
レーガノミクスは、ケインズ経済学に支配されていた70年代の枠組みにきっぱりと背を向けた政策でした。
その成果をみてみましょう。レーガン減税以降、アメリカ企業の市場価値が前例のない大幅な
上昇を記録しました。それまでのケインズ経済学による政策によって、アメリカ国民の富は
消失していたのです。
株価上昇によってアメリカの世帯の純資産が増えました。さらに、株式市場の民主化がすすみ、
労働者が株式を所有することで、労働者が企業を所有する資本家になりました。
マルクスも真っ青です。
レーガノミクスを起点として、その流れは受け継がれ、25年間の好況をアメリカは享受します。
その間に、経済の規模は倍になりました。堅調な経済成長を持続させたのです。
レーガン時代には、中間所得層の世帯収入が4000ドル増えていきました。
さらに、レーガン大統領就任前には失業率は7.6%でしたが、レーガン大統領の在任中は
すさまじい勢いで求人数が伸びました。
1981年から1989年に生み出された新規雇用は1700万人でおよそ毎年200万人の求人が
あったのです。レーガン減税によって労働意欲を高めたことが理由です。
とりわけ既婚女性の労働意欲が高まりました。税金が高かった時代には、夫の収入に
加算される妻の収入には高い限界税率がかけられ、労働意欲を削いでいたからです。
また、レーガノミクスの特徴として、中間層でも黒人、白人を問わず所得が大幅に増えました。
さらに最富裕層から最貧困層まで、あらゆる所得層が潤っていきました。

●財政赤字が増えたと言われるが・・・
レーガノミクスは財政赤字と政府債務残高が急増したと言われています。
その原因はレーガン減税であると言われていますが、事実に反します。
歳入は実質ベースで24%増を記録しているからです。ではなぜ赤字が増えたのでしょうか。
結論を言うと軍事支出が増えたからです。
レーガン時代は米ソ冷戦時代でした。実際、アメリカの軍事増強によって、
ソ連はついていけず、敗北しました。その結果、数億の人々が共産主義の恐怖から解放されたのです。
これもレーガン大統領の大きな功績と言えるでしょう。

●レーガン大統領の政治哲学。
レーガン大統領のホワイトハウスでの最後の日、パウエル補佐官から最後の報告がありました。
「閣下、これが私からの最後の報告です。世界は平和で、いかなる危機の情報も入っておりません。
また国内の経済も健全です」と。
そして、レーガン大統領は離任演説で「私は良い話し手だと言われているが、
良い考えの伝え手だったと言う方が正しい」と語りました。
レーガノミクスを推進したのは、レーガン大統領の政治哲学、考え方がメインエンジンだったのです。

●現代日本に必要なレーガン精神―小さな政府、安い税金。
減税、経済成長、規制緩和、インフレ退治、冷戦勝利と、レーガン大統領の信念が
アメリカを復活させました。
今の日本は、レーガン大統領就任前のアメリカに似ています。バラマキ、
増税、規制増大と政治は“大きな政府”へと指向し、癒着、利権などが蔓延しています。
また中国、北朝鮮の脅威が迫っています。
特に経済面では、民主主義の変化形である「新社会福祉主義」がはびこり、
働かない者に金をバラまき、常に財政赤字を作り続けるので、共産主義以上に
悪質な社会になりかねない状況です。
レーガン大統領が目指した小さな政府、安い税金の路線こそ、日本が復活し、
豊かになる唯一の道であると確信しています。

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2、編集後記
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日本の政治は、選挙のたびにバラマキを行ってきました。
いま、その限界がきています。
レーガン大統領のように、減税、規制緩和、小さな政府でしか、日本の経済は復興しません。
このワクワクするような経済政策を、国民の皆様に訴えていきたいと考えています。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール 
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
現在、幸福実現党・幹事長。
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