『救国』(青山繁晴著)
2012 年 3 月 23 日 小島 一郎 氏、ブログ転載
青山繁晴著『救国 超経済外交のススメ』を紹介します。
私自身、今年に入ってから救国をテーマに全国で研修やセミナーを
行ってきました。たまたま、Amazonで「救国」と検索してみたら
出てきたので早速買って読んでみました。
青山繁晴氏について私は、武士道精神を貫く、救国の志士として
尊敬しています。
『ファイナンシャルジャパン』の連載「超経済外交のススメ」
2006年3月号~2011年6月号の原稿を加筆・修正して書籍化したものです。
青山氏の言う救国とは、求国。祖国とは何かを求め、祖国を知ることで、
自信と誇りを持って祖国を救うー救国です。
過去のことかと思いながら読み進めましたが、北朝鮮が7発のミサイル
を日本海に撃ち込んだ2006年から2011年の東日本大震災の後まで、日本
を取り囲む激動がありありと記されています。
2012年4月15日前後にミサイルを発射すると金正恩が宣言している「今」
とピッタリ時代があっています。
オススメです。
『救国』では、2006年に北朝鮮が行なった核実験について分かりやすく
分析されています。
今年の北朝鮮の動きを洞察するためのポイントは、「北朝鮮が開発を
進めている核はプルトニウム型だ」ということです。過去2回の核実験は、
このプルトニウム型です。
そして、2月29日の米朝合意は、
「長距離ミサイルの発射・ウラン濃縮・核実験の一時停止」の合意でした。
その見返りが食料援助です。
IAEA査察官など復帰してもいくらでも誤魔化す自信があるのでしょう。
プルトニウム型の核をロケットに積めば即ミサイルになります。
そして、ウラン濃縮を停止してもプルトニウム型を進めている北朝鮮に
とっては関係なく、核保有国として認められたと金正恩は認識し、
イラン対応に忙しいアメリカと重慶事件に忙しい中国を横目に、国際社会
を揺さぶりにきていると見ることができます。
最も危険にさらされているのは日本です。
幸福実現党 小島一郎
転載、させていただいた記事です
http://kojima-ichiro.net/4695.html
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