異彩を放つ脱原発(市長選マニュフェスト)
北野光夫オフィシャルブログから転載
今回の大阪市長選のマニュフェストを見ると、
明確に目標成長率を掲げている点や、
教育政策や自治体改革
(ただ、公務員の給与改革などは、給与の額自体が
問題ではなく、給与に見合った仕事をしていないことが
問題だと思います)
など素晴らしい内容も多く見られますが、
一つ、脱原発だけが異彩を放っているように見えます。
マニュフェストでは、7.エネルギー政策編の部分で
突然「原発依存度を下げることを目指し・・・」と
あるのみで、なぜ原発依存度を下げることが必要なのか
明らかではないので、他を探してみると、
「みんなで決めよう原発国民投票」
という 市民グループからの公開質問状に対する
回答の中にそれらしいものがありました。
それによれば、
「原発の安全神話が崩れているから」だそうです。
もちろん、人間のつくったものに100%安全な
ものなどなく、原発に安全神話などあること自体が
おかしいと私は思いますが、
今回の震災によって安全神話が崩れたと考えて
いるなら、大きな勘違いか、またはマスコミの
報道被害に見事にやられているかでしょう。
そもそも放射線による健康被害は、
事故直後の建屋内の作業員の一時的なものを
除けば、一般の方々には一切出ておりません。
農産物についても、専門家によればほとんど健康に
影響のないレベルのものであり、
維新の会が批判している政府の判断ミスによる
風評被害であったことは明らかです。
大阪市は関電株を9%保有する筆頭株主ですから、
敵対する左翼の人たちにも、
「こんなこともできる」というところをPRしたかったのかも
知れませんが、脱原発については余計なお世話です。
まずは大阪の改革をしっかりやっていただいて、
教育改革・公務員改革などのよい果実が
他の自治体にも波及するよう頑張っていただきたいと
思います。
kitano
http://kitano-mitsuo.com/blog/2011/1180.html
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