台湾民進党敗北と、今後の日本の『戦略と戦術』
幸福の科学高知 なかまのぶろぐ ばくちゃんより 2018-11-29
24日行われた台湾の統一地方選の投開票の結果、22県市の首長選で与党・民進党が直轄市の高雄と台中で国民党に敗北するなど、首長ポストを13から6に半減させ大敗しました。蔡英文総統の改革路線に「ノー」が突き付けられた格好で、蔡総統は党主席を辞任ました。
蔡英文氏は総統職にはとどまりますが、超がつくと言われる親日政権の、今後数年間に及ぶ政治指導力の低下は避けられ、なくなりました。
他国のことなので、日本国民である私がとやかく言えることではないのですが、台湾民進党は台湾独立派と言われていて、「一つの中国」を党是とする国民党も、どっちも反中華人民共和国であるのが筋なのですが、最近の国民党は、かなり大陸よりの政治姿勢ですので、今の台湾で国民党が強くなるということは、日本や同盟国のアメリカにとっては、あまりよろしいことではないのです。
今回の民進党敗北の背景には、大陸との交易が少なくなったことによる、経済的な問題があったようですが、だとすれば、日本にとっては、大切なチャンスを逃したことになります。
というのも、蔡英文政権発足時より、そのようなことは予想されていたことなので、日本政府は台湾との経済を活発化させる戦略を構築し、戦術を実行する必要があったはずなのです。
であるならば、みすみす超親日政権を、苦境に陥れることはなかったはずです。
もし台湾が中華人民共和国に併合されるようなことがあれば、日本は苦境に立たされます。
なぜならば、日本に入る石油は、台湾海峡を通過するからで、中国に日本のエネルギーをにぎられることになります。
日本の大東亜戦争の要因にはアメリカ・イギリス・中国・オランダによるABCD包囲網とアメリカの対日本石油輸出禁止があったわけで、もしも歴史を反省するならば、「絶対にエネルギーを確保する」という戦略があって然るべきです。
であるならば、たとえば、沖縄では中国の工作員による親中への世論画策がありますから、日本においても、台湾において、「もう一回、一緒にやろうぜ。」的な工作があっても良いと思うのです。
日本には、台湾や朝鮮半島に対して、反省すべき点があると思うのですね。
どちらも、戦前の日本領ですけれども、ポツダム宣言を受けて、日本は朝鮮半島や台湾、南樺太などを放棄しました。
その結果どうなったのか。
1949年に中華人民共和国が建国され、中華民国政府であった中国国民党軍は台湾に侵入しましたし、中華民国に移譲されていた満州は中華人民共和国領土となりました。
結果、朝鮮戦争となり、朝鮮は南北に分断されました。
結局のところ、日本周辺のゴタゴタの発端は、終戦に際して、「日本が領土を放棄した地域」なのです。
つまり、「日本が領地を放棄しなければ、その後の不幸はなかった。」と言えると思うのです。
こういう反省が日本でなされれば、大川隆法総裁が予見している、東アジアの海上での第3次世界大戦もなくなる可能性があると思うのです。
ということで本日は、経典『常勝の法』(幸福の科学出版)より、「戦略と戦術」についての、大川隆法グループ総裁総裁が語った一節をご紹介します。
(ばく)続→https://blog.goo.ne.jp/rokochifukyosho/e/9032e5b3b4f967781da49bd764705e5b