「新鮮味がかけてきた」橋下維新の会の敗北は
「賞味期限切れ」か?
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コンサルタント宇田川のちょっと変わった
ニュースと、ちょっと変わった解説
一部転載
2012年7月 5日 (木
「新鮮味がかけてきた」橋下維新の会の敗北は「賞味期限切れ」か?
もう少し前のことになる。今週は小沢離党のニュースと造反組みの処分
の話と民主党が完全に崩壊を始めた内容が言われるようになった。
しかし、その影で、ひとつの大きなニュースがあったのだ。
大阪府羽曳野市で、維新の会の候補が負けたというのである
「維新の会初黒星」のニュースは、本来ならばかなり大きく報じられる
はずであったが、民主党のごたごたで、完全に隠れてしまっているので
ある。しかし、この内容の影にはかなり大きな問題があるのだ。
ひとつは「羽曳野市は大阪『都』構想を選ばなかった」ということが
ひとついえるのである。もちろん、橋下市長が言うように
「『維新=麻野氏』の浸透に時間が足りなかった」という言い訳はあっ
ても、実際に負けは負けだ。もっと言えば大阪都構想に関して、
羽曳野市は否定することになるのだ。そしてそれが民意なのである。
橋下市長に関しては、当初は非常に大きな期待があった。大阪都構想
だけではなく、日の丸君が代の公務員に対する強制や日教組や公務員
組合の視聴者占有の解除(追い出し)など、今まであまり誰もしなかった
改革を行ったことは認められる。しかし、それらは『過去』の清算であり、
将来に対する展望に関しては「維新八策」はいまだに書く抵抗が出て汚く、
今後も作るような形になっている。
維新塾の塾生は絞れたものの、その中から国政に出ることのでき
る人が何人いるのかはまったく不明だ。そもそも塾生が国政をになえる
責任と義務感が生まれるまで、どれくらいの期間がかかるのか。
そもそも塾でそれらを学び、身につけることができるのか、かなり疑問な
部分がある。その上、大飯原発に関する「あまり説明のない妥協」は、
反原発派に対して大きな失望を与えた。実際に「停電の恐怖」などというのは、
反対する前から言われていた。なぜそのタイミングで妥協したのかなどまったく
わからない。政治家である以上、政策、指針そして変更する場合の時期とその
理由は、しっかりと有権者に説明する必要があるのではないか。そのことが
できなければ、なんとなく見放される。
何も大飯原発そのものの妥協を責めるつもりはない。事情の変更は、同時に
政策の変更につながる。しかし、民主党と一緒で変更を行う以上はしっかり
とした説明がなければならない。主権者である有権者は、その辺に敏感なのだ。
その上、新たなスキャンダルが出てきたのである。
“橋下新党”が初黒星…大阪・羽曳野市長選で敗れる
橋下市長 大阪市の橋下徹市長率いる「大阪維新の会(維新)」の快進撃に
ブレーキがかかった。任期満了に伴う大阪府羽曳野市長選が1日投開票され、
維新羽曳野支部副支部長の元市部長、麻野佳秀氏(62)が、現職の
北川嗣雄氏(69)=民主、自民推薦=に敗北したのだ。選挙で連戦連勝を
果たしてきた維新が、次期衆院選での国政進出を目指す中で“初黒星”を
喫した。
「現職の壁は厚かった。自分の不徳の致すところです」
麻野氏は1日夜、羽曳野市内の選挙事務所で、詰めかけた支持者らに頭を下げた。
橋下氏らが応援に入る「本部推薦」とは異なる支部推薦だったが、麻野氏は
選挙戦で維新色を前面に出して敗北した。
陣営幹部は、敗因として「『維新=麻野氏』の浸透に時間が足りなかった」
と語り、維新人気の陰りは否定した。
維新は現在、次期衆院選での候補者擁立を目指し、活動を活発化させている。
橋下氏は「声なき声をどう拾っていくかが肝。『ふわっとした民意』を得ない
と、日本の統治機構を変えることはできない」と訴えている。今回の敗戦は、
橋下氏が目指す方向性に対し、足元の大阪でも課題が残っていることを物語った。
2012年07月02日17時12分 提供:ZAKZAK(夕刊フジ)
http://news.livedoor.com/article/detail/6714851/
橋下市長、羽曳野市長選敗北に「議員の活動不足」
2012年07月02日15時25分 提供:産経新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/6714430/
大阪市 政務調査費公開 パソコン3台・空気清浄機…維新新人、必要経費?
2012年07月02日15時25分 提供:産経新聞
http://news.livedoor.com/article/detail/6714427/
続き http://udaxyz.cocolog-nifty.com/udaxyz/2012/07/post-e9aa.html
一部転載、させていただいた記事です。