“北朝鮮 ミサイル発射の懸念” 警戒強化
11月2日 17時36分http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161102/k10010753381000.html より
政府は、「北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしている」とアメリカのメディアが報じるなど、ミサイルの発射が懸念されるとして、2日、各都道府県に対して、Jアラート=全国瞬時警報システムの点検を呼びかける通知を出すなど、警戒を強めています。
アメリカのメディアは今月1日、アメリカ当局者の話として、「北朝鮮が24時間から72時間以内に中距離弾道ミサイル『ムスダン』を発射する準備をしている」などと伝えました。
こうした中、政府は、北朝鮮が近く弾道ミサイルを発射することが懸念されるとして、2日午前11時前、各都道府県に対して、日本に影響が出るおそれがある場合は、Jアラート=全国瞬時警報システムで情報を伝達するとして、システムの点検や緊急時の対応の確認などを呼びかける通知を出しました。政府は、都道府県に対し、市町村などに同様の連絡を行うよう求めていて、万が一の際に備えて警戒を強めています。
これに関連し、菅官房長官は午前の記者会見で、「わが国は、北朝鮮のミサイルに関する動向については重大な関心を持って平素から情報収集や分析に努めているが、具体的なことは事柄の性質上答えることを控えたい」と述べました。
稲田防衛相 情報収集に努める
稲田防衛大臣は訪問先の青森県三沢市で記者団に対し、「報道は承知しているが、事柄の性質上、詳細についてコメントは差し控えたい。北朝鮮は、中距離弾道ミサイル『ムスダン』2発の発射を失敗し、さらに、まだミサイル発射や核実験などに意欲を示しているので、今後とも、緊張感を持って情報収集に努め、しっかり対応していきたい」と述べました。