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「勇断できる政治」がなければ、インフラ建設は進まない[HRPニュースファイル1974]

2019年04月18日 23時04分03秒 | リバティ 学園 幸福実現党 関連  

「勇断できる政治」がなければ、インフラ建設は進まない[HRPニュースファイル1974]
http://hrp-newsfile.jp/2019/3511/
 HS政経塾スタッフ 遠藤明成

 ◆大事な五輪の輸送路が・・・
現在、東京では、オリンピックの準備が進められています。
しかし、市場の移転騒動のために工事が遅れ、築地から豊洲に至る道が狭くなってしまいました。
千代田区と江東区をつなぐ「環状2号線」のうち、築地近辺の区間は2車線しかありません。
この区間は、五輪の時には選手村と新国立競技場をつなぐ大事な輸送路になります。
ここは、ようやく昨年11月に開通したのですが、2020年までに全区間で4車線を確保できず、2車線で運用されることになったのです。
(※2022年以降は四車線運用となる)

新橋から築地に行ったり、豊洲から築地に行ったりする時は4車線ですが、築地近辺では2車線なので、ここが輸送のボトルネックになると懸念されています。

 ◆空騒ぎの結果、負担は現場に
これは、小池都知事が築地市場の移転を遅らせ、「政治劇」にしてしまった結果です。
予定通りに豊洲に移転していれば、築地から豊洲までの道は4車線を確保できたはずだからです。
無駄な政治劇の代償は、結局、工事の進捗の遅れとなって跳ね返ってきました。
遅れたのは、輸送路の開通だけではありません。
築地の跡地にはバス3000台を収容できる駐車場をつくる計画があったのですが、築地解体が遅れたので、こちらも急ピッチでやらなければ間に合わなくなりました。
これは、小池都知事が、豊洲の「盛り土」などを理由にして、移転を引き伸ばした結果です。
都知事と都民ファーストの会の活動によって、不毛な政治闘争の代償が現場の方々に押し付けられたのです。

 ◆都政は「残念な政治」の歴史 
市場の移転騒動の現場となった江東区には、ほかにも残念な問題があります。
それは、有楽町線(地下鉄8号線)を豊洲から住吉まで伸ばすプランが日の目を見ていないということです。
有楽町線を伸ばし、豊洲から東陽町、住吉までを地下鉄でつなげば、区内の南北交通の便がよくなるだけでなく、東京東部や隣の県へのアクセスが改善されます。
また、メトロ東西線の混雑緩和なども期待できます。
しかし、この延伸計画が実現する年は決まっていません。
この延伸案は、1972年に初めて国の都市交通審議会で答申されたのに、いまだに実行されていないのです。
残念な政治は、小池都政だけではありませんでした。

 ◆これ以上、「政治の力不足」でインフラの建設を遅れさせてはいけない
都政には、こうした機会損失がたくさんあります。
これは、政治の力不足としか言いようがありません。
そうなるのは、無駄な手続きや規制が多く、事業の実現に時間がかかりすぎるからです。
幸福実現党が今、各地で挑戦しているのは、こうした政治を覆し、「勇断できる政治」を実現するためです。
しかし、今の日本には、市場の移転を止めたり、ダム建設を止めたり、原発を止めたり、リニア新幹線に反対したり、あげくのはてには、飛行機の航路にまで文句をつける政治家がたくさんいます。
これは、リスクだけに目が行った考え方です。
こういう考え方は、不幸を最小にするために、大きな発展の機会をつぶしてしまいます。

 ◆今こそ、「勇断できる政治」を
しかし、本当に必要なのは、そういう考え方ではありません。
「最大多数の最大幸福」の実現こそが必要なのです。
それは、国の礎となる事業に、勇気をもって挑戦していくことです。

戦後復興期の日本は、死に物狂いで、東京オリンピックまでに新幹線開通を間に合わせました。
大発展期のアメリカでは、エリー運河やパナマ運河を開き、大陸横断鉄道をつくり、州を超えた高速道路を次々とつくっていきました。
本来、政治は、こうした国の礎となる公共事業の建設を、いち早く完成させるべきなのです。
幸福実現党は、リスクゼロや最小不幸を目指しません。
「最大多数の最大幸福の実現」こそが政治の基本だと信じ、勇気をもって、本当に必要な公共事業を実現してまいります。

【参考】
・産経新聞【主張】「豊洲市場へ移転 都知事は責任持ち対策を」2018/10/6
・江東区HP「地下鉄8号線(有楽町線)の延伸(豊洲~住吉)2019/3/29
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