100年後にはいい味が出るかな?・・・
『スペイン北部の教会は、16世紀に作られた木彫りの聖ジョージ像の清掃を美術教師に任せた後に、このことに気付いた』
— TOK (@TOK_HOTSTAFF) 2018年6月27日
スペインって、例のアレから何も学ばなかったのなw
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「修復」で彫刻が台無しに スペインの教会で
http://www.bbc.com/japanese/44625028
ペンキのひとはけが退屈なインテリアを様変わりさせることもある。しかしそれが歴史的な彫刻なら、専門家に任せるのが最善の策のようだ。スペイン北部の教会は、16世紀に作られた木彫りの聖ジョージ像の清掃を美術教師に任せた後に、このことに気付いた。
ソーシャルメディアでシェアされている画像では、聖ジョージの彫像がピンクの顔と明るい色の鎧に変えられているのが確認できる。
スペインの美術保全教会(ACRE)は声明で、「こうした仕事に必要な訓練が恐ろしいほど欠けていることがわかる」と話した。
スペインのEFE通信によると、北部ナバラ州の町エステリャにあるこの教会の司祭は彫刻を清掃して欲しかっただけで、修復の予定はなかったと話した。しかし地元自治体の職員は、教会側の計画を十分に知らされていなかったことについて怒りをあらわにしている。
エステリャのコルド・レオス町長はガーディアン紙に対し、「ナバラ州政府も町の自治体も聞かされていなかった」と語った。
「(修復チームは)しっくいと間違った種類の塗料を使っていて、元の絵が失われた可能性がある。これは専門家によって専門的に行われるべき仕事だった」修復を手掛けたカルマカラーというグループは、フェイスブックに作業の様子を捕らえた動画を投稿していたとされるが、現在は削除されている。
フェイスブックでは彫刻の画像に「大きな損失だ」とコメントする人がいた。「禁錮刑を科せば、こうした文化遺産への攻撃を防げるのでは」というコメントもあった。
AFP / CENTRE DE ESTUDIOS BORJANOImage caption「Ecce Homo(この人を見よ)」のオリジナルと損傷を受けた状態、そして「修復後」の画像
2012年にはスペイン北東部ボルハで、イエス・キリストの壁画が「修復」作業によって大きく改変され、世界的な話題になった。
「Ecce Homo(この人を見よ)」という題の19世紀の壁画が湿気で傷んでいたため、地元の高齢女性セシリア・ヒメネスさんが修復に着手したものの、その結果は「サルのキリスト」とやゆされた。
しかし、このおかげでボルハの町には「修復」を見ようと何千人もの人が訪れたほか、ヒメネスさん自身も個展を開いた。
ヒメネスさんのしたことを同情的に取り上げた歌も作られた。ミュージックビデオにはヒメネスさん本人が出演している。
(英語記事 Botched Spanish art restoration criticised)
“修復”で教会の彫像台無しに スペイン、守護聖人
スペイン北部エステリャの教会にある16世紀の彫像が色鮮やかに“修復”され、会員制交流サイト(SNS)などで「台無しになった」との声が上がっている。欧州メディアが28日までに伝えた。
イングランドの守護聖人で古代ローマ帝国の軍人だった聖ジョージの像で、教会は美術教師に掃除を任せただけだったという。彫像は顔がピンクになり、よろいも明るい色に塗り直された。
スペイン北東部ボルハの教会では2012年、“修復”されたキリストの絵が「さるのようだ」とやゆされ、大きな話題となった。(共同)