http://www.yomiuri.co.jp/eco/20141204-OYT1T50138.html 2014年12月05日 読売新聞
環境省は4日、2013年度の日本の温室効果ガス排出量(速報値)は約13億9500万トンで、
算定を始めた1990年度以降で最大となった、と発表した。
東京電力福島第一原発事故後、二酸化炭素(CO2)を出さない原発の停止が続く影響といい、
事故前の水準で原発が稼働していた場合、排出量は1億5000万トン近く少ない
約12億4800万トンにまで抑えられたとの試算も示した。
全排出量の9割強を占めるCO2は、前年度比1・5%増の約13億1000万トンで、
工場や事業所からの排出量の増加が目立った。消費増税前の駆け込み需要などで粗鋼生産量が増え、
東日本大震災の復興工事も本格化する一方、原発が使えず、CO2を多く排出する火力発電を
フル稼働せざるを得ない状況が続いたためという。
豪首相、原発導入「否定せず」…温室ガスを念頭
2014年12月01日
【ジャカルタ=池田慶太】オーストラリアのアボット首相は1日の記者会見で、現時点で保有していない
原発について、「(将来的な導入を)否定しない」と述べた。
豪州は世界有数の温室効果ガスの排出国とされており、原発の排出抑制効果を念頭に置いたものだ。
アボット氏は原発について、「日本やフランスでは原子力が重要な電源構成の一部になっている」と指摘。
その上で、温室効果ガスの削減には原発が効果的で、原発導入の提案があれば議論すると語った。
ただ、政府は支出しないなどと明言し、原発導入は民間が進めることが条件とした。
2014年12月01日 20時32分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

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