「中東・イスラム圏の混乱の真相は?」
転載、させていただいた記事です
江夏正敏の「闘魂一喝!」
「中東・イスラム圏の混乱の真相は?」
幸福実現党 江夏正敏の闘魂メルマガ vol.2
2013年11月05日発行
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江夏正敏 幸福実現党
政務調査会長のオフィシャルブログ
http://enatsu-masatoshi.com/
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1、江夏正敏の「闘魂一喝!」
「中東・イスラム圏の混乱の真相は?」
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今回は「中東・イスラム圏」の大きな流れについて書きます。
ポイントは、「『アラブの春』と言われている革命をどのように
評価するか」ということです。
皆様も記憶に新しいとは思いますが、2011年1月にチュニジアで
「ジャスミン革命」が起こり、独裁政権が倒されました。
その革命は、中東の独裁国家へと飛び火していきます。エジプト、
リビア、バーレーン、イエメン、シリアなどです。
この時、欧米のマスコミや指導者たちが『アラブの春』『アラブ民主化』
と呼んで喝采し、
オバマ大統領などは「アメリカが待ち望んできた歴史的な発展」と称えて
いました。
しかし、革命後の現実は、イスラム原理主義政党の合法化、選挙によって
イスラム原理主義政党が台頭し、安定しておりません。
もしくは、内戦が激化し、国民が虐殺され、大量の難民が発生するなど、
大変な苦しみに陥っている国もあります。
欧米諸国は、当初の能天気な反応とは違い、
「今まで中東諸国は独裁権力がイスラム原理主義を抑え込んで、安定して
いた面がある。
しかし、『アラブの春』で独裁体制が崩壊して専制は去ったが、
それと引き換えにイスラム原理主義が台頭し、時代が逆行したように
見える。
少なくとも欧米にとって、中東諸国との対立が先鋭化してしまう危険性が
増している。
『アラブの春』ではなく『アラブの冬』ではないか」
という見方も広まっています。
たとえば、シリアのアサド大統領独裁政権が化学兵器などで国民を虐殺
していましたが、
9月初旬に、オバマ大統領がシリアに対して軍事制裁を決行するかどうか
の“迷い”を露呈してしまい、
指導力の無さを全世界に印象付けてしまいました。
そこには「アサド大統領が自国民に化学兵器を使用したことは人道的に
認められない。
しかし、アサド政権を倒してしまえば、反政府勢力であるイスラム原理主義、
場合によってはアメリカの不倶戴天の敵であるアルカイーダ系のテロ組織
を助けてしまうことになりかねない」
というジレンマもあるのです。
このように、「『アラブの春』と言われる一連の革命を、どのように評価
すべきか」という価値判断が難しくなっています。
すなわち、世界は「何が正義であり、世界の幸福のためにどうすればよい
のか」という答えを導き出せないでいるのです。
ここで、幸福実現党は、大川総裁の指導の下、一定の価値判断を出しつつ
あります。
それを私なりに、思い切ってまとめると次のようになります。
「中東・イスラム圏における根本的問題は、イスラム教が現代社会に合わ
なくなってきていることにある。
それは、貧しさの平等、人権面での抑圧など、自由がないことに起因している。
したがって、イスラム圏にもっと『自由の風』が必要だ。
しかし、今までのような独裁政権下では現状維持のままであり、変革を
起こせない。
そこで『アラブの春』と言われる革命によって独裁体制が崩壊していくことは、
変革の端緒としてある程度必要と思われる。
その副作用としてイスラム原理主義の台頭もあるであろう。
これはキリスト教文明である欧米が、有色人種の地域を植民地化することで
差別してきた『カルマ』が一定期間、
噴出している現象と見えなくもない。
また、イスラム教徒にとって、キリスト教文明によって自由化されることは、
今までの屈辱的な歴史からは受け入れ難い。
その意味でイスラム教が政治的に盾になって西洋化を妨げていたと言えるで
あろう。
ここで期待されるのは、キリスト教文明ではないが、自由と民主主義の理念
を体得している日本の存在である。
日本が自虐史観を払拭し、宗教を尊重するリーダー国家へと変貌したならば、
イスラム圏の変革をはじめ、世界の平和に貢献することができるだろう。
日本はその使命に目覚めるべきである」
私たち幸福実現党は、イスラム圏に“自由の風”が吹くことを期待しています。
中東の人々がイスラム教の普遍的な良さを保ちながらも人権が尊重され、
さらに貧しさの平等から解放されて「自由からの繁栄」という幸福を享受できる
ことを願っています。
その過程で、イスラム原理主義の台頭など、極端に振れることもありましょうが、
新時代の創造に向けて、中東諸国の自由化のイノベーションに力を添えていく
ことが地球的正義であろうと考えています。
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2、江夏正敏の予定
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◆11月07日(木)13:30(湯布院正心館)、19:30(大分支部)
大分政党セミナー
◆11月10日(日) 13:30
福岡南エリアセミナー with 鈴木真実哉教授(筑後商工会議所大ホール)
◆11月16日(土) 10:30
三重政党セミナー「幸福実現党の未来ビジョン」(三重県総合文化センター)
◆11月17日(日) 13:00
宮崎政党セミナー(宮崎県本部事務所)
◆11月22日(金)11:00
熊本政党セミナー(本丸支部)
◆11月23日(土)時間未定
鹿児島県本部決起大会(鹿児島中央支部)
◆11月24日(日)13:00
祈願&講話(新横浜支部)
◆11月30日(土)時間未定
福岡政党セミナー(福岡県本部事務所)
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3、最近の江夏正敏ブログ記事
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◆10月23日 オバマの迷走
⇒ http://enatsu-masatoshi.com/2013/10/23/750
◆10月28日 【かんたん解説】 国家安全保障会議(日本版NSC)とは
⇒ http://enatsu-masatoshi.com/2013/10/28/765
◆10月31日 法人税の大幅減税だ!
⇒ http://enatsu-masatoshi.com/2013/10/31/771
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4、幸福実現党の最新情報
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◆11月16日(土)14:00 森虎雄氏講演会
【伝説の授業―愛国心が育つ!「真・平和教育」】
開催(ユートピア活動推進館)
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5、編集後記
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中東・イスラム圏は、日本人にとって非常にわかりにくい地域です。
今回は細かいことにとらわれず、勢いで書きました。
参考になれば幸いです。(少し難しくなってしまいました)
最近は、支持者獲得のための現場支援と、政調会長としての政策立案という、
体力と頭脳の両方を使わねばならない状況に追い込まれています。
ありがたいことです。
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◆ 江夏正敏(えなつまさとし)プロフィール
1967年10月20日生まれ。
福岡県出身。東筑高校、大阪大学工学部を経て、宗教法人幸福の科学に奉職。
広報局長、人事局長、未来ユートピア政治研究会代表、政務本部参謀総長、
HS政経塾・塾長等を歴任。
幸福実現党幹事長・総務会長を経て、現在、政務調査会長。
http://enatsu-masatoshi.com/profile
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ただ、無神論の国と信仰篤い国が、なぜ結びつくのか深く疑問に思います。
以外と深くないのかな?それすらわかりません。
欧米諸国以外だったら、どこでもいいみたいな思考もあったんでしょうかね。
一般庶民は、中国をあまり好んでいないという話もありますので、日本の活躍が期待されますね。
というか、活躍しないとマズイですよね。