日本人が気づかない海上封鎖の危険性
2012.10.10
佐高芳行氏 ブログ転載
香港紙が日本の弱点につき的確な認識を示した記事を
掲載している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121010-00000011-rcdc-cn
日本を屈服させるのに砲撃はいらない!
海上交通路を絶てば日本は飢え死ぬ―香港紙
Record China 10月10日(水)11時58分配信
そのため、仮に中国が日本と開戦した場合、中国は日本の主要な
海上交通路を絶つことで、日本に砲撃を行うことなく飢え死に
追い込むことができると報道した。
さらに報道では、日本の主要な海上交通路として、マラッカ海峡
から台湾東に沿って北上し、日本南部に通じる航路。
また、インドネシア西北のスンダ海峡、ロンボク海峡、マカッサル
海峡を通り北上し、フィリピン東に沿って日本南部に通じる航路。
そして、バス海峡を抜け、オーストラリア東に沿って北上し、
パプアニューギニアの東を通り日本南部に通じる航路の3本を挙げている。
(翻訳・編集/内山)
あまり喜ばしくないがこの指摘は正しい。
日本は輸出入の99%を海上運輸に頼っている。
日本の海上運輸はアメリカを中心とする西側諸国が制海権をもっている。
これが仮に拡大する中国に奪われてしまった場合、どんな些細な
ことでも中国に逆らったら海上を封鎖されれば日本は何も言い訳
せずに降伏せざるを得なくなる。
今回のIMF中国不参加も日本の尖閣国有化に反発してのことだ
と言われる。
そもそも「反発」されること自体日本にとっては心外であるのだけど、
このような明確な日本領でも「中国のものだ!」と言いはり、
これを聞き入れないと海上封鎖・・・。
これされると手も足も出ません。
核ミサイルで脅されるか、海上封鎖をされたらそれだけで
日本はお手上げ状態になりかねない。
日本が太平洋戦争に突入した理由を考えたら、歴史から学ぶのであれば
中国の海上戦略を受け入れることは出来ないはずです。
この香港紙の指摘は正しい。
私たちは十分にこの危険性を認識すべきであると思います。
http://bikomainu.blog110.fc2.com/blog-entry-840.html
転載、させていただいた記事です