与国秀行 @yokuni77 『雨の牙』という小説があります。
与国秀行
@yokuni77
『雨の牙』という小説があります。
主人公のジョン・レインは、日本人の父とアメリカ人の母を持つ日系アメリカ人で、
CIA工作員であり、なおかつ暗殺者です。
この小説に対して、翻訳家、ジャーナリストでもあるマーク・シュライバーは、
次のように書評を書きました。
「東京は、電話が盗聴され、スパイが銃を撃ち合い、電車に乗る時には必ず自分の背後を
確認する必要がある危険な街である」
恐るべき真実を述べますが、この書評は真実です。
日本人が最も知らなければならず、そして怒らなければならないのは、やはり「特別会計」の存在です。
日本人が見せられている予算は、タテマエの「一般会計」であり、これは100兆円程度です。
約50兆円の税収で、それだけでは足りないから赤字国債を発行して50兆円を準備し、
合計約100兆円の予算を組んでいます。
しかし実はその「一般会計」の奥には、ホンモノの予算、400兆円にもなる「特別会計」があります。
「一般会計」と「特別会計」は重複しているために、実際の日本の予算は270兆円ほどです。
しかしこの「特別会計」は、財務省のホームページに記載されているものの、国会できちんと
議論されたことはありません。
2001年に民主党の石井紘基議員が当時の宮沢財務大臣に、
「特別会計がいくらくらいあるか知っているか?」と質問すると、財務大臣は「特別会計」を把握
しておらず、返答できませんでした。
財務大臣をはじめ多くの政治家がその存在さえ知らず、なおかつどのように使われて、どこに
消えているかもわからない日本の国家予算、それが「特別会計」なわけです。
民主党の石井紘基議員は、この莫大な税金について国会で暴露しようとしたら、その3日前に殺されて
しまいました。石井議員が殺害されたのは2002年10月25日のことですが、彼はその直前に周囲の人たちに、
「近々、日本がひっくり返るほどの重大なことを発表する」と語っていました。
石井議員を殺したのは、指定暴力団の山口組系右翼団体の通名「伊藤白水」、
本名は尹白水(いんはくすい)という在日朝鮮人です。
しかし在日朝鮮人の「右翼団員」と言っても、「構成員即ち代表」という一人団体で、
いわゆる「右翼標榜暴力団」です。
つまりはエセ右翼です。
多くの日本人にとって「右翼」というものは、「愛国者」と認識されており、そのために
「なぜ在日朝鮮人の暴力団員が、右翼団体を標榜するのだろうか?」と、そう疑問に思われるかもしれません。
暴力団と右翼団体と在日朝鮮人、この秘密は何か?
1960年代、警視庁と各県警本部は、「東京オリンピック」に向けて治安改善を目的に、
暴力団壊滅作戦を行いました。
その作戦とは、暴力団の資金源を断ち、暴力団の幹部の検挙を徹底的に行った「第一次頂上作戦」です。
すると右翼の大物で、なおかつCIAエージェントであった児玉誉士夫の手引きのもと、暴力団の一部は
右翼団体を標榜し始めたのです。
真面目な右翼団体も存在しますが、これでまず、右翼団体と暴力団の関係も見えてきます。
刑務所送りとなった尹は、2010年10月に放送されたテレビ朝日の報道番組
『ドキュメンタリー宣言 石井紘基議員殺害事件の真相』の中で、「最初に3000万円、次に1500万円
もらって、殺害を頼まれた」と明確に答えました。
つまり右翼を標榜する暴力団員の尹白水は、確実にヒットマン(殺し屋)だったわけです。
では、誰がヒットマンに殺害依頼をしたのか?
これを知るためには、「ヤクザの真実」も把握しておくべきでしょう。
米国のジャーナリストのデヴィッド・カプラン、アレック・デュブロという2人は、1986年に
日本のヤクザと右翼をテーマにした『Yakuza』という本を出版しました。
その書籍の中で彼らは、次のような衝撃的事実を述べています。
「戦後、GHQ占領軍は、地主制度、財閥、軍部と共に、ヤクザも解体すべきであった。
しかしGHQ占領軍はそれをせずに、ヤクザの社会的な存在を容認すると共に、
さらにヤクザが不法に勢力を拡大しようとするその動きを黙認したり助長したりもしてきた。
つまり戦後のヤクザはアメリカによって生まれた。
これが本書を書く動機であった。
これを証明する証拠や資料は、米国立公文書館の機密解除文書から得た。」
「アメリカが戦後、あえて日本のヤクザを存続させた」、これは米国の公式文書で明らかになっているわけです。
そしてそのヤクザが60年代の「第一次頂上作戦」によって、「右翼団体」を標榜しているわけです。
そしてその暴力団的な右翼団体のヒットマンに、石井議員は殺害されたわけです。
それは「特別会計」の真相を暴こうとした直前のことです。
そして、アメリカおよびGHQは戦後、日本の財閥や軍部と共に、ヤクザを解体することもできたが、
あえてそれをせずに、むしろ勢力拡大を黙認したり、助長してきたわけです。
さて、私たちが支払った本当の税金「特別会計」は、一体どこに消えているのか?
まずは☟こちら。
『報道発ドキュメンタリ宣言 「実行犯が獄中から告発!石井紘基議員 殺害8年目の真実」』
『雨の牙』という小説があります。
— 与国秀行 (@yokuni77) April 17, 2023
主人公のジョン・レインは、日本人の父とアメリカ人の母を持つ日系アメリカ人で、CIA工作員であり、なおかつ暗殺者です。
この小説に対して、翻訳家、ジャーナリストでもあるマーク・シュライバーは、次のように書評を書きました。… pic.twitter.com/Ytmz0rCNQP
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