中国で暴雨被害拡大
長江流域では死者など800人以上
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7月初旬から続いている暴雨によって、長江流域では被害が拡大している。西から、四川省、重慶市、湖南省、湖北省、安徽省などでは15日朝までに9750万人が被災、死者は行方不明者合わせて806人、59万軒の家屋が倒壊している。今回、死者3万人以上となった1954年の洪水時や、死者4000人以上となった1998年の洪水時よりも一部指標が深刻化、現地では警戒を強めている。
現在、下流域への放水などは三峡ダムによってコントロールされており、中国政府やダム管理当局では今回の対応についても自信を示している。「三峡ダムの建設前、建設そのものに賛否両論があったが、洪水対策という一点での三峡ダムの役割は否定できない強力なもの」だという。
資料によれば、紀元後の2000年間、長江流域では大規模な洪水が214回発生している。20世紀に入ってからも1931年と35年にそれぞれ14万人以上の犠牲者を出す大洪水が発生している。「現在の三峡ダムは、100年に1度の洪水もコントロールできる能力がある。たとえ1000年に1度の規模のものでも、壊滅的な被害をこうむることは避けられる」(ダム管理当局)という。
報道でも、三峡ダムへの水量は急激に増えてはいるものの、依然対応可能レベルだという。一方で、下流域では多くの場所で警戒推移に達しつつあるか、超えつつあるという。例えば、江西省九江市では、1998年の洪水で決壊し、被害を拡大させた堤防が、今回、再度の決壊の危機を迎えているとの情報もある。
予報では18日の週も長江流域の一部では断続的に暴雨が続く見込み。現地では三峡ダム、下流域の対策が急がれている。
写真は、四川省楽山市のもよう。7月18日撮影。
(編集担当:鈴木義純)サーチナhttp://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0719&f=national_0719_018.shtml
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・・ですよね。
日本は沈ませないように
頑張らないと…; ̄ロ ̄)